尼崎信用金庫

共創パートナー

2023.03.08

「いのち輝く未来社会の地域形成」 をゴールとした尼崎信用金庫の地域社会活性化の取組

当金庫は、ビジネスモデルとして、コンサルティング機能の発揮と地域貢献活動に取組んできました。
コンサルティング機能の発揮では、中小企業の後継者問題への対応や企業内容の改善のための技術評価制度の利用、企業課題解決のために経営者と従業員が率直に意見を討議する課題解決プログラム、事業の廃業、あるいは業容拡大を考える経営者へのM&Aへの対応など、数多くのスキームで企業への伴走型支援を行います。
地域貢献活動では、あまちゃんしんちゃんプロジェクトとして、地域の小学生等の見守り活動や地域の団体や行政との協力体制を構築し、地域住民と一緒に地域経済の発展に協力しています。
大阪・関西万博の「共創」をキーワードに、各地域で様々な地域活性化に対する取組をしている企業や団体について当金庫のリソースを活かし、支援、成長を促し地域経済活性化に繋げる取組を行います。
また、いのち輝く未来社会の形成に深く繋がるSDGsに対する取組も積極的に推進しており、環境に関して期待される先進的技術やアイデア、活動などを表彰する制度あましんグリーンプレミアムのスキームを活用し環境社会の実現を目指します。
兵庫県内各地の環境を始めとする取組はもちろんの事、大阪・関西万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマを実現できる取組に対し、当金庫は共創パートナーとして伴走型支援の輪を広げます。

未来への宣言

当金庫は、2021年、創業100周年を迎えました。「郷土のお金を郷土に資金化」をモットーに地域と共に歩み100年を迎えることができました。
101年目からの当金庫は「第2創業」との思いでスタートを切っています。これまで培ってきた「創業精神」に加え、新しい時代の地域のニーズに応えるべく、これまでの取組に加え、お取引先と共に成長していく未来を目指していきます。
環境経営においては、あましんグリーンプレミアムを中心に、カーボンニュートラルやSDGsなど、未来社会を維持していくために、今やっておかなければならないことなど、取引先の取り組みを事業・環境両面から支え続けて参ります。
次の100年を見据えた取り組みとして、大阪・関西万博の「TEAM EXPO2025」プログラムを機に、共創パートナーの連携協力を得て、新たなステージへの深化を図ります。

きっかけ

当金庫は2021年に創業100周年を迎え、次の100年を見据え、現在をあましんの第二創業の始まりと捉えております。これまで、地域金融機関として地域社会活性化への貢献を第一と考え、さまざまな地域課題を地域住民や地域事業者と協力しながら解決する取組を行って参りました。
この取組は次の100年も変わらず行う当金庫の使命と考えておりますが、次の100年は新たな地域課題も発生することが考えられ、その代表的なものが地球環境に関する課題であると考えております。人類が生きていく上で、基盤となる地球環境改善は喫緊に取組しなければならない課題であり、当金庫が単独の力で解決できる課題ではありません。地球に生きるすべての人との関わりがあるこの問題については、より多くの方々と問題を共有する事が大切であり、そのきっかけとして2025年大阪・関西万博、「TEAM EXPO2025」プログラムの「共創」というキーワードで当金庫はさまざまな人々と関わりながら課題解決に取組したいと考えております。

創出・支援したい共創チャレンジ

当金庫の数多くのリソースを利用して頂ける、同じ地域社会活性化に資するあらゆる取組
○「コンサルティング活動例示」
例えば・・・
①ものづくり企業の集積するエリアでのイベントにおいて、当金庫ネットワークを活用した「知的資産経営報告」・「経営力評価制度」を活用した技術開発の支援、技術評価による外部へのPRで共創の輪の拡大支援。上記により抽出したシーズ内容をベースに川上・川下ビジネスネットワーク事業による販路開拓支援
②高品質ノズルを製造し他社製品と比較し、消費電力を約50%削減できるエコな商材、技術力を有しているにも関わらず、販路の乏しい課題を有する企業体に、同社の技術力の優位性を確認するべく「知財ビジネス提案書」・「販路開拓コーディネート事業」を活用した経営課題解決の支援取り組み。

○「地域貢献活動例示」
例えば・・・
①各地域ごとに異なる課題に対して当金庫の人的支援やネットワーク、SNS等外部へのPRを活用し、その活動を拡大・推進させ地域のにぎわい創出や課題解決に貢献する。
②地域の高齢化が進行する中、認知症に対する取組が必要な地域に対して、サポーター養成講座を通じて、地域課題への貢献を行う。

○「グリーンプレミアム環境活動例示」
環境改善に寄与する優れた技術や製品、工法、取組みアイデアにスポットを当てる表彰制度。
例えば・・・
①錆の発生を長期的に防ぐ技術を有し、鋼材寿命を長期化することにより、新しい鋼材を製造する際に発生する温室効果ガス排出抑制、カーボンニュートラルの達成に寄与する取組として表彰し内外にPRする。
②農家が生産する野菜や果物で形の変形した販売が困難なものをコールドプレスジュースとして加工し、農家へ卸売り価格で販売する仕組みを構築している清涼飲料水加工業者をSDGsの観点から表彰し、内外にPRすると同時に当金庫のネットワークを駆使し、生産農家をマッチングする取組みを行う。

提供できるリソース

人材㈱サーキュレーション等外部支援機関を活用したプロ人材紹介による経営課題解決支援
技術・ノウハウ技術評価制度を活用した支援、経営力評価制度を活用したPR、知的資産経営書策定
資金提供SDGs応援融資、あましん創業・成長サポートファンド等による事業の持続的成長発展と地域の雇用創出など地域経済活性化支援
情報発信・PR環境改善に寄与する優れた技術や製品・工法・取組・アイデアにスポットを当て新技術の開発や環境文化の創造につながることを願い創設したあましんグリーンプレミアム等の表彰制度、あまがさき産業フェアによる地域経済活性化支援
その他当金庫がこれまで培った関係機関や支援機関、他信金、お取引先等との関係性の中で、ネットワークを利用したマッチングやM&Aサポートに伴う事業承継支援及び事業再生支援
環境面では、カーボンニュートラルや脱炭素経営に向けた見える化、省エネ支援等、SDGsの取組支援。取引先や団体のSDGs取組に対するSDGs宣言書の策定支援及び当金庫HP上での取組内容PR、ESG要素を取り入れた事業性評価支援

今後の展開

今後展開したい地域1921年の当金庫の創業時、日本は第一次世界大戦の終結から、一転して恐慌となり、尼崎でも工場の閉鎖や操業短縮が多発し、中小の商工業者は事業継続の為、資金獲得に切実な課題がありました。そのような状況下で、当金庫は中小零細企業支援のために創業したもので、昨今のコロナ禍で地域が苦しむ中迎えた2021年の創業100周年は創業の精神を思い起こさせるものでした。
営業地域である、阪神間の地域経済発展のため、産業と環境の両面に対して今後も活動を行います。
これまで培ってきたお客さま目線を大切にしながら、創業支援、事業支援、M&A等の産業振興分野と環境配慮型経営という新しい地域課題に対し、その重要性を取引先へPRし中小企業へ定着するべく、あましんグリーンプレミアム等の環境に関する表彰制度、等を活用し環境面での地域課題解決を積極的に行って参ります。
共創を希望する方々当金庫は環境課題解決に取組を行う全ての人々はもちろん、これまで地域社会活性化の為に様々な事業に関する支援制度(創業、事業承継etc)を行っており、リソースを持ち合わせています。そのリソースを活用して頂ける全ての人々との共創を希望しております。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

当金庫が取組む、地域社会活性化は「地域貢献活動」と「コンサルティング機能の発揮」という2本柱のビジネスモデルを基本としております。この2つのビジネスモデルは地域の全ての人が幸せに生きるという「いのち輝く未来社会のデザイン」を創造して継続いくことを目的としております。
いのち輝く未来社会の為に必要な5つのPのうち、当金庫の取組は特にProsperity(豊かさ)
Planet(地球)Partnership(パートナーシップ)、あらゆるリソースを有する人々と共創することで、地域社会の活性化を図ります。

SDGsとの関わり

信用金庫の使命は地域社会の活性化への貢献です。地域を支える存在として、誰もが安心して暮らせるサステナブルな社会形成の為、当金庫に関わる全ての人々と共創して参ります。
2019年10月10日、当金庫は「あましんSDGs宣言」を表明いたしました。宣言に基づきこれまで推進してきた事業活動を通じた社会、環境への取組をさらに発展させお取引先企業の新たな価値の創出や地域活性化を通じた「共通価値の創造」に努め、持続可能な社会の実現に取り組みます。
また当金庫は事業者のSDGsへの取組を伴走型で支援する「SDGsサービスパッケージ」の取扱いを開始しました。SDGsに取り組む事を目指す取引先に対して「宣言書」の策定支援と、SDGsの目標達成に向けたソリューション提案・提供を行う事で取引先へSDGsへの取組を中心に企業内容の改善等を推進する事を目的としています。

尼崎信用金庫

当金庫は1921(大正10年)年の創業以来、協同組織金融機関として「地域社会への貢献」を経営の基本方針として、「中小企業の経営支援」、「地域活性化への貢献」を果たすことにより、地元経済の発展に寄与していくことが、重要な使命であると捉え、地域密着型金融に徹してきました。
地域に必要とされ、地域の皆様に信頼される金融機関としてあり続けるために、「地域貢献活動」と「コンサルティング活動」を当金庫のビジネスモデルの2本柱としております。
地域のみなさまと共に成長する金融機関として、これまで培ってきたノウハウをリソースとし共創パートナーとして登録致します。

問い合わせ

尼崎信用金庫 営業統括部 地域支援グループ

☎06-6412-5443

支援している共創チャレンジ

  • 広げよう!みんなの笑顔

    毎年、自分達で育てている作物を様々な遊びに発展させている為、来年度は自分達で収穫した作物を保護者や地域の方々に販売し、その収益を募金するボランティア活動へとつなげていきたいと思っている。 他にも、地域の方との交流として、いただいたドングリや貝殻等の自然物を使って製作遊びをし、子ども達が作った作品を地域の方々に見ていただく機会を設ける過程の中で、世界の飢餓問題を知り、学ぶきっかけにしていきたい。この活動を通して様々なボランティア活動へと発展していきたいと思っている。 また、昨年度うずらの羽化に成功し、子ども達が大切に育てている飼育を継続し、命の尊さを学ぶ機会も増やしていきたい。 園が中心となり、このような場を作ることで、防災にもつながる安心安全な場づくりになるようにしていく。

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