新しい生活スタイル、冠婚葬祭にサメ革の婦人靴

共創チャレンジ

2023.07.14

法人

チーム名尼崎信用金庫×新宿屋
共創メンバー尼崎信用金庫、新宿屋
主な活動地域日本
活動テーマ生活用品、ファッション / 大阪・関西万博の内容周知、テーマや意義の発信 / 健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 文化・芸術(アート) / ものづくり、サービス /

私たちの共創チャレンジ

サメ(ヨシキリザメ)の水揚げ量が日本一の気仙沼市ではフカヒレとして使用しているものの、サメの革は軽くて耐久性に優れているため、高級時計のベルトにも使用されていますが、加工が非常に難しく大半が廃棄されています。サメ革の婦人靴が世の中に確立すれば加工業者も増え、地場産業として発展でき復興支援にも繋がることも期待でき、また、限りある資源の有効利用(環境課題の解決)として環境問題にも貢献できると考えています。これらの内容をサメ革製品の情報発信、普及を通じて達成していきます。

未来への宣言

冠婚葬祭に革製品はタブーと古くから言われており、特にお悔やみの席に対して言われています。
正式には布製を着用するのが一般常識となっています。
洋装の際、男女とも革靴で参列しています。古くから言われている冠婚葬祭に革製品はタブーであり、四つ足動物の革を指し、革で最もポピュラーな牛革はこの中に入ります。礼儀を重んじるなら、脚の無い動物の革を選べば良く、最もお勧めはサメ革です。
この革は光沢を抑えてシックな風合いであり、サメ革ならお悔やみの席も堂々と使用できます。
お悔やみの場では皆さまが黒を使用しますが、この黒色こそ千差万別であり、黒ばかりが揃うと黒に差がでます。
黒ほど違いが目立つ色は他にありません。その点、サメ革の深い黒は群を抜いています。漆黒の美しさがあります。
黒いサメ革のパンプスは、普段使いもできて、お悔やみにも堂々と使えます。
そして、お手入れが水拭きのみという優れもの。
サメ革を取り入れた新しい生活スタイルを未来に発信していくことにより、限りある資源を有効活用できる持続可能な社会の実現や、東日本大震災の復興支援に貢献していきたいです。

きっかけ

東日本大震災のときに、弊社のスタッフが宮城県気仙沼市に出張しており、被災しました。しばらくの間、帰宅できない状況に陥りましたが、気仙沼市の方々にすいぶん助けられました。現地の方々自身が大変な中、出張中だった弊社スタッフを助けていただき、その恩返しをしたい気持ちで約8年前から気仙沼産のサメ革を使った婦人靴の製造販売を開始しました。このような想いを岸和田ビジネスサポートセンター(Kishi-Biz)に話したところ、より知名度を上げて売上向上を達成することにより、社会貢献も向上することになるとご指導いただき、気仙沼市の企業とコラボレーションし、気仙沼市の新たな特産品を開発することになりました。ここで、Biz型支援センターの広域連携により気仙沼ビズと連携し、地元企業とのマッチング、共同開発が実現。この内容は令和4年2月22日に気仙沼市にて、気仙沼市の菅原市長も同席のもと記者会見を開催し、複数のテレビ番組(NHK、仙台放送、東北放送、ミヤギテレビ、テレビ岩手)、新聞各社(毎日新聞、朝日新聞、産経新聞、読売新聞、三陸新報、京都新聞、室蘭民報、河北新報)で大きく取り上げられて全国的に広まりました。今後さらなる情報発信にて気仙沼市の新たな特産品に育ち、復興に貢献できればと期待しています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法大阪から発信し、日本全国の方々にサメ革の良さを知っていただきたいと思います。
共創を希望する方々世間に影響力のあるインフルエンサー

大阪・関西万博のテーマとの関わり

大阪・関西万博のテーマとの関わりにつぃて、SDGsとの関わりが重要と思います。またファッションは心がワクワクします。今までにないサメ革のパンプスは女性の心を魅了しワクワクします。

SDGsとの関わり

ヨシキリザメの革は牛革に比べると水に強く、丈夫で柔らかいなど、靴に適している反面、扱いにくい素材として敬遠されてきましたが、約50年続く弊社の製造技術でこの壁を乗り越えました。足にフィットしやすく、外反母趾などに悩む女性の足に合う靴に仕上げることが実現しました。歩きやすい靴で歩いて健康に過ごせることに貢献できると考えています(3.すべての人に健康と福祉を)。また、弊社が製造した靴は20年以上も修理して履くことができるため、良いものを大切に使用する(12.つくる責任つかう責任)、限りあるヨシキリザメの天然資源を大切に使用する(14.海の豊かさを守ろう)という点からもSDGsのゴール達成に関わりがあることになると考えています。

(お問い合わせ先)

株式会社新宿屋

代表取締役 丸吉肇

shinjukuya@japan.email.ne.jp