認知症になっても輝けるまちへ〜100万羽の折り鶴と伴に〜

共創チャレンジ

2023.08.25

法人

チーム名ゆめ伴(とも)プロジェクトin門真実行委員会
共創メンバー■ゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会(門真市介護保険サービス事業者連絡会/門真市社会福祉協議会/くすのき広域連合門真支所/門真地域包括支援センター/認知症の方や高齢者の皆さん/クリエイティブチームプラスあるふぁ)
■TEAM EXPO 2025 折り鶴JAPAN実行委員会(ゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会/KIOUETAI /アジア太平洋トレードセンター(株)/(株)恒和プロダクト/(株)関西マツダ/社会福祉法人桃花塾/門真市幸福町・垣内町・中町エリアマネジメント協議会事務局(光亜興産(株)))
■TEAM EXPO 2025 折り鶴JAPANチーム(チーム向日葵(東大阪市)/チーム住吉/チームシエスタ東住吉/ともに・DAITOプロジェクト(大東市)/チーム岩沼市(宮城県)/JOCA東北(宮城県)/久米田高校(岸和田市)/森ノ宮医療学園ウェルランゲージスクール(住之江区)/追手門学院小学校(中央区)/大阪樟蔭女子大学SDGirls(東大阪市) /NPO法人ウィンウィン(羽曳野市)/JBS日本福祉放送(都島区)/(株)スギ薬局出戸店(平野区)/チーム織り鶴フレンズ/チームパラ×コレ(岡山県)/にこにこカフェ(阪南市)/ぬくぬくカフェ(阪南市)/マスターズCafe(阪南市) /(株)中村工務店(門真市)/H.B.Pホテル(住之江区)/チーム二島郵便局(門真市)/第一生命保険(株)大阪東支社門真中央営業オフィス/山形開発工業(株)(岸和田市)/(株)エイチ・ツー・オー商業開発/チームひらのん(平野区)/泉南学寮グリーンサポーター(阪南市))
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマ健康・医療(ライフサイエンス、ヘルスケア) / 文化・芸術(アート) / コミュニティ・まちづくり、住まい / 大阪・関西万博の内容周知、テーマや意義の発信 /

私たちの共創チャレンジ

私達は、認知症になっても輝ける日本社会を実現するために、全国の認知症の方々が大阪・関西万博の担い手として活躍する「いのち輝く折り鶴100万羽プロジェクト」にチャレンジします。

具体的にはまず、全国の認知症の人や要介護高齢者に呼びかけ、自宅や施設で折り鶴を作る「おうち万博ボランティア」の役割を担ってもらい、地域の人と共に楽しみながら大阪・関西万博開催までの3年間で100万羽をめざして折り鶴を作ります。
このプロセスで認知症の人と社会との「新たなつながり」と「社会貢献の仕組み」を創出することができます。

次に、各地域の企業や介護・福祉施設などに折り鶴の拠点となる「折り鶴ステーション」の役割を担ってもらい、作った折り鶴の回収や保管を行います。そのことで地域社会の一体感を醸成することができます。

最終的に、集まった100万羽の折り鶴は大阪・関西万博会場内で未来への羽ばたきを表現したアート作品として展示することを目標に取り組んでいきます。その作品は、一人ひとりのいのちが輝いた証であり、人と人とのつながりを見える化したものとして、世界に新たな「認知症になってもいのち輝く未来社会」のモデルとして発信することを可能にします。

私たちはこのプロジェクトで、認知症になっても絶望ではなく希望を、孤立ではなくつながりを、あきらめではなく夢をもつことができる「認知症になってもいのち輝く社会」を、皆さんと共に実現していきたいと思います。

未来への宣言

私たちは、認知症になっても夢をいだき、その夢をかなえる道のりをまち全体で伴走できる地域社会を、認知症の人と伴に創り出していきます!
広げよう!認知症になっても輝けるまちを、大阪・関西万博から世界へ!

きっかけ

私たちは認知症になっても輝けるまちをめざして、認知症の人が街の中で主役となって活躍できるカフェや畑、サロンやスポーツイベントなど多様な場を創出する活動に取り組んできました。

そこでは認知症の方々が支えられる側から地域をつなぐまちづくりの主人公となることを可能にし、活動を通じて地域社会とつながりいきいきと輝ける活動であることから、その先進性が高く評価され多くの賞を受賞しています。

◆日本政府主催 第5回ジャパンSDGsアワード「特別賞」受賞(2021年)
◆厚生労働省主催 「第8回健康寿命をのばそう!アワード」厚生労働大臣 最優秀賞受賞(2019年)
◆NHK厚生文化事業団「認知症とともに生きるまち大賞」受賞(2019年)
◆産経新聞厚生文化事業団「産経市民の社会福祉賞」受賞(2020年)

しかし2020年春、新型コロナウイルスの影響で多くの活動は休止。
こんな時だからこそつながりを途切れさせてはならないと、他の団体と共に認知症の人や高齢者、市民の皆さんに「人と人が会えないなら、折り鶴でつながろう!」と呼びかけたところ、15万羽の折り鶴が集まり、それらをアート作品として市民文化会館に展示しました。
私たちはこのプロジェクトで、認知症の方や介護が必要な高齢者が地域の人と同じ目標に向かって折り鶴を作り、地域の一員としてその役割を担うことにより、たくさんのいのちが輝き、優しい笑顔が生まれることを実感しました。
そのいのちの輝きの証でもある15万羽の折り鶴は、人々の心をひとつにし、コロナ禍で落ち込んだ人々の心を明るく照らすことができたのです。

これらの経緯から、大阪・関西万博を通じて全国の認知症の人が「おうち万博ボランティア」として社会貢献できる仕組みや、地域のつながりを構築することでたくさんの輝く笑顔を広げていきたいと思っています。

◆2021年冬、ドバイ万博では日本館への来場者に「おもてなし折り鶴」をプレゼントし、大阪・関西万博のPRにつなげました。
◆2022年夏、万博開幕1000日前企画「いのち輝くツルナリエ〜2022夏」を開催。
◆2022年冬、「いのち輝くツルナリエ〜2022冬〜」を開催。
◆2023年春、万博開幕2年前企画「いのち輝くツルナリエ〜2023春」を開催。

取組の展開

今後展開したい地域・方法日本及び世界
共創を希望する方々①チャレンジに共感し、今後の展開を共に考え取り組んでくれる団体
②このチャレンジを広くPRし、全国の認知症の人や要介護高齢者、家族や介護スタッフにICTなどを活用して情報発信してくれる団体
③100万羽の折り鶴をアート作品としてデザインし製作してくれる大学生や団体
④100万羽の折り鶴を展示するパビリオンなどのスペースを提供してくれる団体
⑤このチャレンジへの資金面での支援協力をしてくれる団体

大阪・関西万博のテーマとの関わり

認知症になると夢や希望を失いやすく、自らの力で輝くことがとても難しい状況にあります。その認知症の方々から折り鶴プロジェクトを通じて「いのちの輝き」を表現していくことにより、あらゆる状況の人々に希望を与え「すべての人のいのち輝く未来社会」の実現につながると思います。

SDGsとの関わり

「目標3:全ての人に健康と福祉を」
「目標11:住み続けられるまちづくりを」
「目標17:パートナーシップで目標を達成しよう」

認知症高齢者の増加は世界的な喫緊の課題である中、いち早く超高齢社会に直面しているこの日本こそがその課題解決のリーダーシップを発揮する必要があると考えます。そのため大阪・関西万博を通じて、認知症の人が地域とつながり、地域の一員として役割を担うことで、心身共に健康で豊かな人生を過ごすことのできる地域社会の新たなモデルを世界に示し、SDGsに貢献することが可能です。

■問合せ先 

森安美 (ゆめ伴プロジェクト 総合プロデューサー) 

メール:mori@kotohajime.org     電話:09091699491

 

■ゆめ伴プロジェクト活動の様子

「ゆめ伴カフェ」:認知症の方がスタッフとなる笑顔のカフェ

 

【ゆめ伴ファーム】認知症の人や地域の高齢者、保育園児などと一緒に綿花や野菜を栽培

 

【RUN伴+門真】認知症の人や市民が助け合いながらゴールをめざして町を歩くスポーツイベント

 

【折り鶴プロジェクト】認知症の人や高齢者が施設や自宅で折り鶴を折り、それらをつなげて飾ることで人々の心を明るく照らすプロジェクト

 

◆2021年冬「ドバイ万博」おもてなし折り鶴企画の様子

 

◆いのち輝くツルナリエ〜2022夏〜の様子

(↑産経新聞社提供)

 

◆いのち輝くツルナリエ〜2022冬〜の様子(オンラインで高齢者施設などをつなぎました)

◆いのち輝くツルナリエ〜2023春〜(門真市役所にて二年前イベントを行いました)

 

◆いのち輝くツルナリエ〜2023春〜(イズミヤショッピングセンター門真にて「2万羽の折り鶴の花道」を展示しました)

 

イベント

  • いのち輝くツルナリエ~2022夏~ 大阪・関西万博1000日前特別企画

    日時2022.07.16 10:00〜2022.07.24 16:00
    場所ペアビル古川橋(京阪古川橋駅 北側すぐ)
    共創チャレンジ認知症になっても輝けるまちへ〜100万羽の折り鶴と伴に〜

    続きをみる

このチャレンジの投稿

  • MBS毎日放送「万博のおへそ」で紹介されました!Tverで配信中!

    毎日放送の日曜日の22時前に放送される45秒の新番組「万博のおへそ」の第3回目で、ゆめ伴プロジェクトの総合プロデューサー森安美が紹介されました。 「万博のおへそ」は、万博の核となる身体で言うと「おへそ」にあたる「万博を支える人」「万博を盛り上げる人」「万博を作る人」など、そんな「人」を紹介する番組です。 ◆Tverで無料配信されていますので、ぜひご覧ください。 https://tver.jp/episodes/epgcr6uaqz ◆番組「万博のおへそ」の詳細はこちらです https://www.mbs.jp/p/oheso/ 貴重な機会をいただきまして、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。 これからも引き続き、いのち輝く未来社会をめざした取り組みに尽力して参ります。   【問合せ先】ゆめ伴プロジェクト 森安美 mori@kotohajime.org ◆ゆめ伴プロジェクト 共創チャレンジ「認知症になっても輝けるまちへ〜100万羽の折り鶴と伴に〜」はこちらからご覧ください https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/121

    続きをみる

  • 「いのち輝く折り鶴JAPANパビリオン」誕生!〜認知症になっても輝ける未来へ〜

    〜認知症になってもいのち輝く未来社会をめざして〜 一羽の折り鶴から生まれる一人ひとりの「いのちの輝き」。 5万羽のいのちの輝きが織り成して「いのち輝く折り鶴JAPANパビリオン」が 門真市のイズミヤショッピングセンター門真2階に誕生しました!   認知症を「知ること」で生まれる優しさがある。 認知症になっても輝けるまちを「考えること」で生まれる未来がある。 認知症の人と「共に楽しむ」ことで生まれる笑顔がある。 誰もが「誰かを笑顔にする喜び」で生まれるいのちの輝きがある。   そんな一人ひとりの「いのちの輝き」がつながった先には、 認知症になってもいのち輝く未来社会が、きっと広がるはず!   そんな想いに共感してくださった企業や団体、市民の皆さんと共創することで誕生した「いのち輝く折り鶴JAPANパビリオン」!   ここから広がる笑顔の輪を、全国、そして世界に広げていきたいと思います。   パビリオンでは折り鶴交流スペースや、認知症の方や高齢者が中心に折った5万羽の折り鶴を展示した「いのち輝くツルナリエ」常設展、認知症を知るコーナーや考えるコーナーを設けています。   皆さまの想いと伴に一歩ずつ。 いのちの輝きを体感できる私たちのパビリオンに、ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね!   場所:イズミヤショピングセンター門真2階  (門真市新橋町3-1-101 京阪門真市駅下車すぐ)   主催:ゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会、TEAM EXPO 2025折り鶴JAPAN、イズミヤショッピングセンター門真   問合先:ゆめ伴プロジェクト 総合プロデューサー 森安美まで メール mori@kotohajime.org  電話09091699491    

    続きをみる

  • 泉南学寮グリーンサポーターの少年たちが折り鶴JAPANの仲間になりました!

    阪南市にある少年院「泉南学寮」の少年たちが、万博をめざす「いのち輝く折り鶴100万羽プロジェクト」に参画してくれることになりました! 泉南学寮には、在院者で構成する地域ボランティア団体「泉南学寮グリーンサポーター」の活動があります。(全国初の取り組みなのだそうです!) その活動の一つとして、私たちの折り鶴プロジェクトへの参画をご希望くださいました! 先日、泉南学寮を訪問し、少年たちと一緒に折り鶴を折りながら、万博を通じて認知症になっても輝ける社会を目指している折り鶴プロジェクトの説明や交流を行いました。 少年たちが折り紙をひと折り、ひと折り、丁寧に折ってくれて、羽を広げて折り鶴が生まれた時には、とても嬉しそうな笑顔を見せてくれたことが印象的でした。 最後に感想を聞くと「認知症で辛い思いをされている方がおられる中、自分にはできることがいっぱいあることに改めて気付いた」というコメントなども聞かれ、胸が熱くなりました。 折り鶴を通じて認知症の方や高齢者の優しい笑顔に触れ、心の中に何かを感じてくれたような気がしています。 少年たちはこれから折り鶴を折ってくれる予定です。 その折り鶴は高齢者の方々が糸でつなぎ、みんなの折り鶴と一緒に万博会場や様々な場所に飾って、世界からの来場者をお迎えしたいと思います。  折り鶴が少年と地域社会をつなぐ架け橋に、未来への希望の架け橋になりますように。  ◆泉南学寮グリーンサポーターのTEAM EXPO共創チャレンジはこちらからご覧ください。 https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/1297 」     ◆ゆめ伴プロジェクトの共創チャレンジはこちらからご覧ください。 https://team.expo2025.or.jp/challenge/121 ◆お問い合わせ先:ゆめ伴プロジェクト 森安美まで mori@kotohajime.org

    続きをみる