広げよう!みんなの笑顔

共創チャレンジ

2023.02.17

法人

チーム名認定こども園七松幼稚園
共創メンバー認定こども園七松幼稚園の職員、園児、保護者
主な活動地域日本 / 兵庫
活動テーマこども、子育て、教育、次世代育成 / 食 / 地域活性化 / 生物多様性、自然環境、生物 / ものづくり、サービス / コミュニティ・まちづくり、住まい / 海外支援・協力、国際交流 / 防災・減災 /

私たちの共創チャレンジ

毎年、自分達で育てている作物を様々な遊びに発展させている為、来年度は自分達で収穫した作物を保護者や地域の方々に販売し、その収益を募金するボランティア活動へとつなげていきたいと思っている。
他にも、地域の方との交流として、いただいたドングリや貝殻等の自然物を使って製作遊びをし、子ども達が作った作品を地域の方々に見ていただく機会を設ける過程の中で、世界の飢餓問題を知り、学ぶきっかけにしていきたい。この活動を通して様々なボランティア活動へと発展していきたいと思っている。
また、昨年度うずらの羽化に成功し、子ども達が大切に育てている飼育を継続し、命の尊さを学ぶ機会も増やしていきたい。
園が中心となり、このような場を作ることで、防災にもつながる安心安全な場づくりになるようにしていく。

未来への宣言

本園では、ユネスコの理念に沿って、ESDの活動を行い日本ユネスコ国内委員会より「ユネスコスクールキャンディデート」の承認を受けている。そして、「出会いに感謝し、笑顔で『和』を広げる」を法人基本理念としている。子ども達が様々な活動を取り組む中で、ひと、もの、ことを大切にするという力の育成ををめざします。その中で、子ども達の興味から展開される本園の活動を世界の皆様に発信していくことをめざします。

きっかけ

本園では、ひと、もの、ことを大切にするという力の育成から、ESDの活動を通して以下の3点を取り組んでいる。
① 「文化多様性」に関わる機会
様々な国の文化を知る子ども達を受け入れ、他国に興味を持ちそこから子ども達と文化の違いを調べながらクラスの活動が展開されている。その中で、園外にある外国料理店に行くことで日本との違いに気付いたことを、劇遊びや製作を通して他クラスに発表した。他にも、各クラス白人・黒人・黄色人の人形の導入を行い、人の心の中にある固定概念をなくし、園全体が異文化に関わる機会をつくっている。また、今年は国際平和デー、国際寛容デーでその意味を子ども達に伝え、男性がスカートを履いたり、女性がズボンを履いたりするなどの、世界の文化の多様性を知る機会を設けている。
② 「食育」の取り組み
園内の田畑を使用し、野菜、稲、麦を育てている。育てた作物を使用してどのような活動に繋げていくのか、子ども達と話し合い調理したり製作に取り入れたりしている。調理では、作り方も子ども達で調べ家庭との連携を行いながら取り組み、野菜がどのように育っていくのかだけではなく、美味しさを知り食への興味関心が深まった。
③ 「地域交流」として近隣の施設見学や体験
クラスでの活動を園内だけで終わらせるのではなく、園外に出て実際に見学したり体験したりすることで、子ども達の興味とともに、地域の方との交流も深まる。例えば、お店屋さんごっこを行う中で、レジが必要・どのような商品があるのか等の疑問を持ち実際に足を運び、レジ体験や商品見学をすることで、金銭のやり取り方法やレジの打ち方等、社会生活との繋がりも学ぶことができた。そこから、子ども同士で遊びが展開していく姿があった。また、消防の方や銭湯の方に感謝の気持ちを伝えたり、園での行事に招待したりと地域交流も広がっている。
これらの内容を直接的な体験やICTなども用いて取り組む中で、SDGsとの関連を保護者に伝えいのちの大切さや人と触れ合う温かさを感じ、多様な人たちが集う園として周りの状況が変わっても、常に多様な子ども、保護者、保育者、地域の方々にとって安心安全の居場所を作り、未来へとつないでいきたいと思っている。

取組の展開

今後展開したい地域・方法住んでいる地域の事を知り、保護者や地域の方との連携を図る為に、活動内容を発信していく。
そこから、様々な国の国籍の子ども達も受け入れているので、世界にも展開していけたらと考えている。
また、直接会う機会と共にICTを用いた取り組みも実践したい。
共創を希望する方々教育に携わっている方
地域の方
食について詳しい方
世界について興味を持っている方

大阪・関西万博のテーマとの関わり

2025年の大阪・関西万博でテーマとなる「いのち」について積極的に関心を持てるよう、環境、異文化、食育、防災について触れる機会を増やし、子ども達が未来を担う鍵になっていく。

SDGsとの関わり

子ども達が文化多様性や地域交流と関わる中で、ジェンダーについて考えたり、様々な方たちとの「和」を広げたり、飢餓問題を知るきっかけを増やしていきたいと考えている。
それらを実現するために多様な人々が協働するというパートナーシップにより、大きな動きを目指すという点で上記の3点を重点的に考えた。

この共創チャレンジに関するお問い合わせ先

認定こども園七松幼稚園

06-6418-6732

このチャレンジの投稿

  • 第2回「TEAM EXPO 2025 Meeting」に出展させて頂き、多くの方々との出会いに感謝

    子ども達の豊かな成長の過程の為に、企業の方と繋がり世界へ発信していけるよう、5月26日に行われた、第2回「TEAM EXPO 2025 Meeting」に参加してきました。沢山の企業の方と交流をし、七松幼稚園の子ども達の活動を知っていただく機会になったと思います。企業の方と参画し、子ども達の活動の幅が広がるようにこれからも保育を進めていきたいと思います。早速、共創のお話も頂きました、多くの出会いに感謝しております。共創パートナーである神戸新聞社様の5月27日27面にも、本園の紹介を掲載して頂きました。運営準備に関わった方々にも改めて感謝しております。  

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  • 経済協力開発機構(OECD)が取りまとめられた「OECD幼児教育・保育白書第7部」に認定こども園七松幼稚園が掲載

    経済協力開発機構(OECD)が取りまとめられた「OECD幼児教育・保育白書第7部(Starting Strong Ⅶ: Empowering Young Children in the Digital Age)に認定こども園七松幼稚園の子ども達と教職員がICTを用いた取り組みが掲載されました。 https://www.oecd-ilibrary.org/education/empowering-young-children-in-the-digital-age_50967622-en 文部科学省の公表文は以下のようになります。https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01239.html また、色々な方々のご尽力で各国の取り組みが紹介されているCountry noteの11ページには認定こども園七松幼稚園の体験を拡大するためのICTの活用の掲載。https://read.oecd-ilibrary.org/education/empowering-young-children-in-the-digital-age_2896b6bc-en#page11 Case Study JPN_3 – Annex C では。ICT to Expand Children’s Learning Experiencesの74-79で、七松幼稚園の実践を掲載して頂きました。https://www.oecd.org/education/school/Case-Study-Compendium-Empowering-Young-Children-in-the-Digital-Age.PDF?_ga=2.3948083.2073534551.1681725603-1938735352.1667832960 掲載にあたり、ご尽力下さった皆様に感謝しております。

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  • ピンクリボン運動を認定こども園七松幼稚園&アサヒ飲料株式会社&財団法人日本対がん協会と一緒に!

    認定こども園七松幼稚園は、ピンクリボン運動に参画することとなりました。 このピンクリボン運動に参画ために、アサヒ飲料、財団法人日本対がん協会のご協力により、園舎の前に自動販売機を設置して、収益の一部を乳がんをなくす「ほほえみ基金」に寄付する取り組みです。 多くの女性が働く場である園が、保護者や地域の皆様と共に、ピンクリボン自動販売機で購入するだけで、病に苦しむ方々に「笑顔がみんなに広がる」一助になればと考えています。また、寄付に繋がることを子ども達、保護者、地域の方々にも伝わればと考えております。 皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。 財団法人日本対がん協会の商品、サービスの売り上げに連動した寄付については以下のサイトをご覧ください。 https://www.jcancer.jp/about_donation/corp_other  

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