国際協働で村の活性化を!行動するエンジニア
Engineers in Action
2024年8月に大阪工業大学国際交流センターと国立台湾科技大学のEiA(Engineers in Action)チームが行った国際PBL(Project Based Learning)では、初めて地域創成問題を取り上げ、奈良県川上村の地域資源を生かして「環境に優しい石けんづくりとろ過実験」をテーマにワークショップを源流分校(旧川上東小学校)で実施しました。参加学生のリーダーは4月から川上村を複数回訪れて、石けんに混ぜる素材として現地で調達できる桜の花びらや、スギ・ヒノキのおがくず、廃材を収集。両校のメンバーを石けん試作、3D成形、パッケージデザイン、広報の各チームに分け、8月合同研修本番まで意見交換を繰り返し、サンプル試作、地元住民への広報など準備を行いました。ワークショップには地元の小学生と保護者や、川上村への移住を検討し見学ツアーに参加された家族など約30人が集い、川上村の自然の恵を再認識するとともに、住民自身がどこでも調達できる材料と簡単な知識・工夫だけで水汚染問題などの解決に資する生活の知恵を学ぶきっかけとなりました。2025年以降も同様の趣旨で地域のさまざまな課題を取り上げて活動を展開していきます。