社団法人セーフティネットリンケージ

共創パートナー

2021.11.04

法人・団体の概要

●説明動画:https://www.youtube.com/watch?v=oQfsAgg_jZ8&t=1s 「年間約160億円のお金が拾われて交番に毎年届けられている」、この事実をヒントに、日本の「互助資源」を使った「古き良き日本の支え合いをICTがサポートする発想」で、「みまもりあいプロジェクト」を2017年開始。行政・病院・非営利団体・大学等との連携を前提とした「地域特化型のSNS「地域共生支援アプリ(みまもりあいアプリ)」を使って展開。認知症の人も活用できる目線でアプリが設計させており、出入りの把握に特化したGPS機能と個人情報を扱わない設計のため、災害時等分野を越えた横連携を可能にしています。認知症を含めた社会的弱者・マイノリティーの立場にある方々とその支援団体に対しては、互助プラットフォームを無償で提供、感染症拡大により社会的課題になっている孤独・孤立問題、ICT格差の是正に取り組んでいる団体です。  【1】2017年に社会問題化していた「認知症の方の行方不明問題(年間約2万人規模)」に対して SDGsが定義する「誰ひとり取り残さない」という視点で、地域共生支援アプリを使って、一人歩きをされる認知症の方のご家族を支援していくために、「探してほしい」という緊急事態に「地域にいる協力者を募って、個人情報を保護しながら助け合うことができる捜索支援機能」を提供。現在、約100万人近い方がダウンロード頂き協力者になって頂いています。  【2】2021年11月から、WHOが定義する緩和ケア(※1)の視点で、「地域共生支援アプリ」を改修し、音声SNSの機能を追加。支援団体・関係者や当事者の方やご家族が経験してきた「介護体験やノウハウ等」を、音声SNS「記録と伝達機能」を活用して、誰もが困った時に悩んだ時に頼れるデータベース「声の図書館」を創出、認知症の方の記憶障害がもたらす誤解や「認知症」に対する偏見から生まれる「関係性の障害」をケア。(「関係性のケア」に不可欠な当事者同士が繋がり合える音声を活用したSNSの場(音声SNSラジオ等」創出予定)  【3】2022年に、高齢者の方々の近隣県の移動支援とコロナ後の地域創生支援を目的に「福祉」から「観光防災」まで支援領域を拡大予定。1つのアプリで、3つの支援①「見守り支援」②「日常支援」③「観光・防災支援」を展開していきます。

法人・団体の所在地 国/地域

日本 大阪

創出・支援したい共創チャレンジ

「福祉」「地域創生」分野で「当社団の地域と連携した取り組み」やこれから展開する「音声SNS「記録・伝達」の機能」に関心がある団体のチャレンジ

提供できるリソース

ネットワーク情報連携システムを使った各地域の支援団体同士の横の連携を可能にします。導入自治体約40カ所(大阪エリアでは豊中市・枚方市・吹田市がすでに導入済)
技術・ノウハウ非営利団体等に対し、情報連携システムの一部を無償提供が可能です。
(個人情報を取得しない地域共生支援アプリを使うことで安心した連携が可能になります)

支援したい地域

現在、【福祉分野】において、京都府は経済産業省の効果検証事業、大阪府はスマートシティ「ネクストプロジェクト事業」で関西エリアを中心に展開中。今後は2021年11月から展開する音声SNSを活用した効果検証事業を関西エリア内の自治体で展開していきたい。(大阪府堺市・奈良県天理市・京都府京丹後市は実施予定)また市民主体型モデルも展開できればと考えており、情報連携システムを参画頂ける「病院・非営利団体・大学等」に提供して展開できればと考えています。すでに京都市北区内、奈良市内にて実施準備中。
 2022年4月からは【観光・防災分野】「健康増進を目的とした高齢者の移動支援・見守り合える地域を災害時の連携も含めて支援するための地域創生」に拡大予定(千葉大学「観光防災」の視点で共同研究、京都大学と「地域医療BCPモデル構築」の視点で共同研究)
*地域特化型福祉SNS「音声SNS×GPS技術×QR等を活用したグループ誘導技術」を活用予定
(一部世界初の技術・仕組みを含むので現状はオフレコ扱いになります)
2025年の万博会場において、上記の技術を活用した来場者支援の実装・体験ができれば検討したいと考えています。上記技術の詳細においては別途ご紹介可能。

大阪・関西万博テーマとの関わり

当社団が宣言する「ひとりでいても、ひとりぼっちにしない」は2030年アジェンダにある「誰一人取り残さない」に通ずるものです。見守りあえる優しいまち・社会を創ることは、「いのち輝く未来社会」をデザインすることでもあると考えています。

支援している共創チャレンジ

  • 認知症になっても輝けるまちへ〜100万羽の折り鶴と伴に〜

    私達は、認知症になっても輝ける日本社会を実現するために、全国の認知症の方や高齢者が大阪・関西万博の担い手として活躍する「いのち輝く折り鶴100万羽プロジェクト」にチャレンジします。 具体的にはまず、全国の認知症の人や要介護高齢者に呼びかけ、自宅や施設で折り鶴を作る「おうち万博ボランティア」の役割を担ってもらい、地域の人と共に楽しみながら大阪・関西万博開催までの3年間で100万羽をめざして折り鶴を作ります。 このプロセスで認知症の人と社会との「新たなつながり」と「社会貢献の仕組み」を創出することができます。 次に、各地域の企業や介護・福祉施設などに折り鶴の拠点となる「折り鶴ステーション」の役割を担ってもらい、折り鶴ポストの設置や折り鶴の展示などを行います。そのことにより地域社会の一体感を醸成することができます。 最終的に、集まった100万羽の折り鶴は大阪・関西万博会場内で未来への羽ばたきを表現したアート作品として展示することを目標に取り組んでいきます。その作品は、一人ひとりのいのちが輝いた証であり、人と人とのつながりを見える化したものとして、世界に新たな「認知症になってもいのち輝く未来社会」のモデルとして発信することを可能にします。 私たちはこのプロジェクトで、認知症になっても絶望ではなく希望を、孤立ではなくつながりを、あきらめではなく夢をもつことができる「認知症になってもいのち輝く社会」を、皆さんと共に実現していきたいと思います。

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  • 「いきる」輝きをかなえたい

    Lifeは、命、人生、生活です。 これは、「生活者」の視点であり、疾患や障害にとらわれることなく、 よりよく「生きる・居きる・活きる・逝ききる」を考えます。 そのために、人とのつながり、そして、キュア・ケアを紡ぐ人とみんなで一緒に考え行動していきます。 現在は大きく3つの活動を行っています。ひとつはコミュニティ作りによる研修事業、もうひとつがYouTubeで展開している「そもそもチャンネル」です。また、ケアを必要とする子どもたちを対象に「ぽれぽれcafe」という居場所と食事を提供する活動も行っています。

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