私たちの共創チャレンジ
大阪・関西万博では「SDGs」「いのち」が重要なキーワードになっています。私たちは、「未利用魚(*)」の活用によって、サステナブルな新しい水産業のあり方を社会に提案していきます。
*「未利用魚」とは水産物の流通過程において、サイズの不揃いや漁獲量の少なさなどが理由で、値が付かないために市場に出回らず、廃棄されてしまっている魚のことです。ここでは、「低利用魚」も包括して捉えています。
具体的には、以下の取組みにチャレンジします!
・教育機関や学生と連携した未利用魚レシピや新商品の開発による水産資源の有効活用
・産地と消費者の新しい関わり方を生むサービスの開発(トレーサビリティ、ファンコミュニティづくり、SDGsインサイト分析など)
・産地応援に関心のある事業者との商流構築、漁業者所得の向上
これらのチャレンジによって、「未利用魚」を余すことなく活用することを目指します。万博後においても「食品プラットフォーム」として世の中の役に立つサービスを開発することも目標とします(レガシー)。
未来への宣言
産地から流通や外食、消費者までサプライチェーンに関わる方々全員で「豊かな食とくらしの未来」、「持続可能な水産業」を共創してまいります。万博をきっかけとして、産地と消費者の新たな関わり方、新しい消費者体験を提案します。
きっかけ
水産業では、気候変動による漁獲量の低下、日本人の魚離れ、漁業就業人口の減少など、課題が山積しています。サステナビリティの観点から近年注目を集める「未利用魚」によって、新たな水産資源の活用、漁業者の生産性・所得の向上を図り、水産業のあり方を変えていくことを考えました。
志を同じくする産地、流通・加工事業者、外食、サステナブルな食に関する新規事業開発を担うスタートアップ、金融機関、シンクタンクが一同に介し、サプライチェーン全体の取組みを組成し、ムーブメントを日本全国、ひいてはグローバルに展開していくこととしました。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
「いのち」と食は密接に繋がっています。水産物の流通に関わる多様なメンバーの共創(=People’s Living Lab)によって、食の観点から「いのち輝く未来社会」をデザインしていきます。
世界全体では、水産物の消費量は過去50年間で約2倍に増加し、近年も右肩上がりの傾向です(2020年、世界の海面漁獲量7,880万トン)。一方で、世界の漁獲廃棄率は10.8%とされ、未利用魚の課題は日本だけでなく、世界共通といえます。日本から新たな水産資源の活用方法を世界に発信し、誰もが魚食を楽しめる世界の実現を目指していきます(=いのちに力を与える、Empowering Lives)。
従来の国際イベントでは、調達コード等によって、BtoB(事業者間)でサステナビリティの目標設定がなされていましたが、事業者の努力や取組みの魅力を消費者に伝達することはできていませんでした。私たちは、サステナブルな食に関する情報をBtoC(消費者)までお届けし、サプライチェーン全体で情報を繋ぎ、消費者体験の向上、事業者努力が評価される仕組みづくりまで、踏み込んでチャレンジをして参ります(=いのちをつなぐ、Connecting Lives)。
<問い合わせ先>
香美町 神戸営業所(天良)
TEL:078-599-5179/090-3271-1191
農林中央金庫 大阪支店(小林、新浜、塚田)
TEL:06-6205-2040 Mail:g3osaka@nochubank.or.jp Website:https://www.nochubank.or.jp/
万博みらい研究会/三菱総合研究所(藤馬、今村、崎)
Mail:osaka-expo@ml.mri.co.jp Website:https://www.mri.co.jp/service/providing-a-testbed-for-osaka-expo-2025.html