聖徳太子1400年を契機とした太子巡礼の道観光ルートの創造

共創チャレンジ

2021.09.03

法人

チーム名聖徳太子まち旅プロジェクト
共創メンバー(一財)大阪地域振興調査会
主な活動地域日本 / 大阪
活動テーマ地域活性化 / 観光、インバウンド /

私たちの共創チャレンジ

聖徳太子をめぐる道を日本の古代史観光のキラーコンテンツとした巡礼街道(観光ルート)を創造する。2025年の日本国際博覧会で来日される世界からの訪問客に対して、日本創成の4世紀から8世紀にかけての主要な舞台が大阪と奈良に集中し、世界に開かれていた歴史をわかりやすく伝え、これらの舞台を楽しく巡る体験観光の場を提供することで、歴史文化による観光産業の発展と国際交流の促進を図る。具体的には、2021年3月のシンポジウム「古代史観光の未来展望」で取り上げた「聖徳太子往来の道」に関わる都市を拡大する予定である。聖徳太子が亡くなられて斑鳩から大阪府太子町の王陵の谷に埋葬(叡福寺)されるまでのストーリーを「巡礼街道」の観光ルートとして確立する。 1400年忌以降は、2025 年日本国際博覧会に向けた「古代史ゴールデンルート」の創造に向けて取り組む。

未来への宣言

大阪~奈良には原始の聖地である「熊野古道、倭の五王の古墳群、古代都市としての飛鳥・斑鳩・難波・藤原、そして世界の表玄関であり、古代シルクロードの終着港・難波津」など世界レベルの歴史遺産が連坦しているので、これらをわが国のグランドヒストリーにしたい。 日本の古代史を通じて世界の人々と分かり合い、パートナシップを築き、国際交流の時代を切り開くことで、多様な価値観を認め合う世界を目指す。「いのち輝く未来社会」の実現が最終目標である。

きっかけ

2017年に開催した「上町台地の歴史と未来展望シンポジウム」(中沢新一講演)の提言を踏まえ、2018年には上町台地アートプロジェクト実行委員会を設置し、上町台地に関わる芸術文化、歴史観光などの取り組みを進めてきた。聖徳太子 1400 年(2022年)忌を目指した「聖徳太子往来の道の研究会」(会場・近畿地方整備局)や「芸術さろん@てらまち」(会場・四天王寺)を継続開催している。難波津、四天王寺、亀の瀬(日本遺産に登録:柏原市・三郷町・大和川河川事務所)の古代の景観復元、各地のモニターツアー、シンポジウム「聖徳太子1400年ーまち旅シンポジウム2021」などを開催。

取組の展開

今後展開したい地域・方法聖徳太子往来の道を起点に、斑鳩から太子葬送の道を経て叡福寺に至るルートに関わる地域の人々、自治体、観光事業者他と連携協力し、事業を推進する。
 1400年忌以降は、2025 年国際博覧会に向け、中百舌鳥・古市古墳群、熊野街道、飛鳥等とも連携し「古代史ゴールデンルート」の創造を目指して取り組む。
共創を希望する方々・聖徳太子巡礼の道に関わる自治体・関係機関、地域の人々、学識者。
・プロジェクト全体について相談・指導をお願いしたい機関(文化庁、観光庁、国土交通省、経済産業省、農水省、外務省、内閣府他)
・資金支援に関わる公的機関、民間協賛企業他
・報道に係る機関(新聞雑誌、NHK・民間放送局他)

大阪・関西万博のテーマとの関わり

本プロジェクトは「いのち輝く未来社会」を目指す事が最終目標である。「我が国を代表する古代史」を体験していただき「歴史の学び」を通して、「生きる喜び」を世界の人々と共有すること。それが新しい日本の姿を世界に訴求する大きなチャンスと考えられる。

SDGsとの関わり

世界の人々にとって自分たちの歴史は生きていくうえで、最も重要な知の一つである。日本の古代史をあらゆる人々に知っていただく事が、翻って自国のあるいは自分たちの都市(まち)の歴史、シティプライドに気づき、学ぶことの重要性を涵養する。持続可能な都市の条件はわがまちの文化遺産の保護及び保全・活用の努力が必要で、本取組みはこうした活動の基軸となる。また、この活動や知見を世界の人々と共有することが官民・市民社会のパートナーシップを促進する事につながる。

問い合わせ先

06-6777-5184
 info@daichishin.org
(一財)大阪地域振興調査会 聖徳太子まち旅プロジェクト実行委員会事務局
担当者:常務理事 吉野国夫/ 事務局 白庄司