【定期連載】共創までのストーリー 万博開催まで600日前~共創チャレンジ「広げよう!みんなの笑顔」~

レポート

投稿者TEAM EXPO2025 事務局 Pelusa
最終公開日時2023.08.23
 共創までのストーリー 

大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025」プログラムから生まれた共創を実体験からお伝えする「共創までのストーリー」。
今回は、広げよう!みんなの笑顔 認定こども園七松幼稚園おいて、実現した共創についてお聞きしました。


ご登録いただいた共創チャレンジでは、どのような活動をされていますか?
日本ユネスコ国内委員会より「ユネスコスクール・キャンディデート」の承認を受けている本園は、子ども達にESD(持続可能な開発のための教育)の実践を通して、SDGsにつながる様々な共創チャレンジを模索しています。そして、「出会いに感謝し、笑顔で『和』を広げる」を法人基本理念とし、子ども達の興味から展開される本園の活動を世界の皆様に発信していくことをめざしています。
子ども達は、園内で農作物を育てたり、にわとりやうずらの飼育を通して成長を楽しみにしたり、遊びに発展させたりする姿がみられます。この活動を園だけではなく、保護者や地域の方々にも発信し、できた野菜等を販売するなどして繋がりを広げていく計画を立てています。
その様な活動を計画する中で、子ども達に金融教育につながる活動をと、共創パートナーである、尼崎信用金庫様が、『出張貯金箱博物館』を開催してくださいました。子ども達にとってバーチャルの世界を楽しむ中で、お金のことに興味を持ったり、貯金箱にはブタの貯金箱の多い理由を教えてもらったりと新しい発見する機会となりました。また、尼崎信用金庫様のイメージキャラクターである、「あまちゃん・しんちゃん」によるお金や貯金の話にも子ども達は興味をもって聞いていました。
この他、526日に開催された、第2回「TEAM EXPO 2025 Meeting」をきっかけに、同じ共創チャレンジに取り組むコバオリSDGs推進チーム様とも繋がることができました。Meeting後、こちらから利活用できる素材について相談の連絡をしました。そして、コバオリSDGs推進チーム様には、端材テープをご提供していただき、子ども達が端材テープに色を染めたり、のれんを作ったり、スタンピング等の製作遊びに利活用する活動も行いました。後日、コバオリSDGs推進チームの加藤様が実際にご来園していただき、子ども達の作品を見ていただく機会がありました。
同じく「TEAM EXPO 2025 Meeting」で関係を持つことができた、サニクリーン近畿様からは、廃棄する制服を寄付していただき、子ども達がなりきり遊びをする際に着用したり、職員が子ども達に見せる出し物で着用したりと大人から子どもまで幅広く活用しています。
以上の活動を、本園のブログ、インタグラムに投稿し、活動内容を配信しています。https://www.instagram.com/nanatsumatsu_youchien/


どなたと共創しましたか?
共創パートナー/尼崎信用金庫  共創チャレンジ/コバオリSDGs推進チーム  共創チャレンジ/KIOUETAI  サニクリーン近畿


その共創によって、何が生まれましたか?
尼崎信用金庫様とは、「出張貯金箱博物館見学会 認定こども園七松幼稚園×尼崎信用金庫」という金融教育に繋がる活動することができました。コバオリSDGs推進チーム様とは、端材テープの提供を受けて、子どもの制作活動へ利活用を行いました。
これらの活動から、子ども達にとって、様々な企業の方々との関わりや、地域との繋がりを感じることができました。また、子ども達は素材の面白さに気づく機会を得ました。


共創先は、どのように探しましたか?また、一番最初は、どのようにコンタクトを取りましたか?
本園が共創チャレンジとして登録した際、兵庫県内の共創チャレンジ、共創パートナーも少ない状態でしたが、尼崎信用金庫様から、営業担当の方を通じて共創パートナーとしての取組を聞きました。尼崎信用金庫様側もどのような共創プログラムが展開可能かを模索していました。営業担当方だけでなく、統括店長、広報の方も園にいらっしゃったので、お互いの持つネットワークや資源を踏まえた共創の可能性について、色々話が盛り上がりました。
526日に開催された、第2回「TEAMEXPO2025Meeting」への本園の参加をきっかけに、多くの企業、団体の方と繋がり、共創するきっかけになり、名刺交換した方に対して、メールで連絡して、ご一緒に参画できるか確認しました。


共創実現までのプロセスを教えてください。
「TEAM EXPO 2025」のサイトに、様々な共創プログラムに参画する企業、団体がありますが、対面でお会いするきっかけが必要かと思います。その上で、「TEAM EXPO 2025 Meeting」へ参加する機会は大きかったと思います。
尼崎信用金庫様との取り組みの中で、いくつかの案が出たが、やはり企業内での稟議を通す中で実現することが中々難しいこともありました。複数回、対面で協議を進める中で、教育現場への金融教育や貯金箱博物館といった幼児施設でも馴染みやすい話題がでました。貯金箱の話や「貯金」という考え方の寸劇も含めて、イメージキャラクターの着ぐるみ人形にも登場してもらい、幼児施設向けのオリジナルプログラムを一緒に考えました。最初の検討から二か月程かかりましたが、お互いが持つ資源を応用して無理なく活用することができました。身近な地域貢献を子どもにまで考えて下さっている尼崎信用金庫様だからこそ実現しました。
この他、KIOUETAIやサニクリーン近畿が提案する、本来廃棄する物を利活用する取り組みについては、提供して頂く物、量のイメージを十分共有することや、これまでの利活用の実績等を共有することが、成功に繋がると考えています。


共創実現するにあたって、必要なこと、大切なことは何でしょうか。
TEAM EXPO 2025」の理念に基づいて、私達と企業・団体とが同じ目的に向かって参画し続ける中で、お互いが相乗効果となる関係を築くことが大切であると考えています。その為には、企業・団体の大小ではなく、現時点での共創に繋がる取り組みをHP等で公表して、それぞれの理念や「TEAM EXPO 2025」への思いの共有と、我々が企業・団体の方々のことを知る必要があると思います。


最後にPRをお願いします。
現在、共創チャレンジのKIOUETAI様とも打ち合わせを行い、「世界中の皆様に樹木の苗木の植栽体験を!」についてどのように行うか模索しています。今後もSDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」を、企業・団体・地域の皆様と共に実践していきたいと考えています。我々は学校法人七松学園は、共創パートナーとしても登録させて頂いています。子どもを真ん中にして、「いのち輝く未来社会のデザイン」に繋がる新しい共創プログラムを、皆さんと共に積極的に模索していきたいと思います。
TEAM EXPO 2025 Meeting」等で、また皆様をお会いできることを楽しみにしています。

~共創チャレンジ~
広げよう!みんなの笑顔
認定こども園七松幼稚園
〉〉〉共創チャレンジページ

毎年、自分達で育てている作物を様々な遊びに発展させている為、来年度は自分達で収穫した作物を保護者や地域の方々に販売し、その収益を募金するボランティア活動へとつなげていきたいと思っている。他にも、地域の方との交流として、いただいたドングリや貝殻等の自然物を使って製作遊びをし、子ども達が作った作品を地域の方々に見ていただく機会を設ける過程の中で、世界の飢餓問題を知り、学ぶきっかけにしていきたい。この活動を通して様々なボランティア活動へと発展していきたいと思っている。また、昨年度うずらの羽化に成功し、子ども達が大切に育てている飼育を継続し、命の尊さを学ぶ機会も増やしていきたい。園が中心となり、このような場を作ることで、防災にもつながる安心安全な場づくりになるようにしていく。

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