未来への宣言
みせるばやおのプロジェクトから生まれた商品やワザを強みに、ものづくりの新たな未来を拓きます。そして、ものづくり技術の発信拠点として、企業と地域住民のクリエイティブな発想力と行動力を育成。働き手、地域住民の架け橋となり、社会貢献につながる活動を広げます。
きっかけ
八尾市内には、複数の異業種交流グループ等の団体があるものの、それらの構成メンバーは、近隣の企業者等により構成され、「みせるばやお」ができるまでは、域外との交流機会が少なかった。また、長年、下請け等、OEM構造にポジショニングし、高い技術力、提案力を保持するものの、その力が従来の取引環境以外のところに知れ渡らず、他を引き付けるブランディングが弱かったことから、イノベーティブな環境に出会う機会をつくり、新商品開発や新たな分野へのチャレンジを求める中小企業への支援が求められているため当該事業を展開しました。
創出・支援したい共創チャレンジ
新事業や新商品の開発を目指したブレスト会議を毎月開催しています。会議で提案されたアイデアや課題をまとめてプロジェクト化。実際に今年度は、スタジオラボの設置に至りました。今後は、みせるばやお内で生まれた商品や技術を紹介する動画を撮影し、ポストコロナ社会にも対応できる「魅せる活動」に挑戦したいと考えております。
また、「場」としての活用を意識し、オープンファクトリーの開催やオンラインでの共創イベントにも注力。これらすべての取組みから、新たなイノベーション創出のサポートができればと感じています。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
世界に誇るべきものづくり技術でも、その歴史や手捌きを知らなければ、軽視されてしまうことも多いのです。そんな悲しい状況をつくらないように、職人、働き手、地域住民、そして外部の人を結ぶ存在になるべく活動しています。
リアルな職人や働きの技術に触れ、感動を味わってもらい、ものづくり魂や技術を次世代に伝承。それらがイノベーションにつながり、未来社会をデザインしていきます。
みせるばやお
みせるばやおは、現在地域の中小企業を中心に、大企業、大学、金融機関等からなる、127社の共同体であり、多彩なワークショップを通じて「ものづくり」と「ものづくりを担う企業」両方の魅力を発信。ここでは、スペース、ヒト、リソース、データなどをシェアリングし、相互理解を深め、協働することでイノベーションがうまれ、新たに生まれたコラボレーション事業や商品が50を超えている。また、それらの商品販売、マーケティングの勉強会から起業家の支援まで幅広い事業を展開し、国から令和元年度ふるさとづくり表彰や令和2年度地域づくり表彰を受賞している。