一般社団法人セーフティグローバル推進機構

共創パートナー

2022.02.03

働く人の安全、健康、ウェルビーイングの向上を、技術、人、仕組み、マネジメントの視点から共創を推進。

IGSAPは、未来社会に向けて、働く人の安全、健康、ウェルビーイングの向上を図るためには、技術、人、仕組み、マネジメントの各要素からの取り組みが必要と考えています。そのため技術面では、「協調安全」を提唱し、人と機械が共存する環境での安全化を推進しています。また、人の面では、知識やスキルを持つ人財(材)の育成が重要であることから、安全マネジメントやロボット安全のための要員資格制度の創出を図っています。更に仕組みでは、「協調安全」や要員認証の国際標準化活動を推進し、企業におけるマネジメントとして日本のゼロ災運動が源流となっている「Vision Zero」などの世界の労働安全衛生に関する活動と連携し、その情報共有と普及促進を行っています。
※「協調安全」とは:ICT(Information and Communication Technology)を用いて、人・モノ(機械など)・環境が、情報を共有することで、全体として効果的、効率的に、協調して安全を構築する方策を言う。

未来への宣言

未来社会に向けて、世界の働く人の安全、健康、ウェルビーイングの向上を目指します。

きっかけ

IGSAPでは、2017年6月に「未来安全構想」を発表し、第四次産業革命が進む中での安全と人に焦点を当て、未来社会創生の道しるべとして、以下の8つの提言からなる「未来安全構想」を提案した。
①安全はトップダウンで推進
②安全はコストではなく投資
③安全人材に投資
④最新安全技術に投資
⑤社会が安全を正しく評価
⑥安全は、国、企業、個人の全体で構築
⑦安全は俯瞰的に、総合的に観る
⑧事故情報は、社会の共有財産
この提案が産業界、社会に受け入れられ、働く人の安全、更には、ウェルビーイングの向上につながることを目指して活動を続けている。

創出・支援したい共創チャレンジ

IGSAPは、業界・業種を超えた安全や健康そしてウェルビーイングに対する幅広いニーズに応える組織として、世界と手を結びながら、社会の繁栄と人類の幸福に貢献することを目指して活動しています。日本を始め世界の幅広い企業、団体と連携し、安全・健康そしてウェルビーイングの実現に寄与すると共に、課題解決への取組みを実践します。創出・支援したい共創チャレンジとして
1.「前向き先行指標による安全・健康・ウェルビーイングの向上」
前向き先行指標を活用し、賛同企業と共に、働く人の安全、健康、ウェルビーイングの向上を支援します。
2.「協調安全による安全技術イノベーションを推進」
賛同企業と共に、協調安全による安全技術イノベーションにより、働く人の安全を支援します。
3.「安全、健康、ウェルビーイングの向上を目指すVision Zeroの普及促進」
ゼロ災運動が源流となっているVision Zero活動を、労働災害防止団体と共に、労働災害防止、健康経営面から普及を促進します。
4.「VISION ZERO SUMMIT JAPAN 2022を主催し、いのち輝く未来社会への提案を強く発信します」
安全、健康、ウェルビーイングをテーマにしたVISION ZERO SUMMIT JAPAN 2022を日本の多くの団体、企業と共に開催し、いのち輝く未来社会への提案を発信します。

提供できるリソース

人材日本における安全の第一人者を始め、ロボット技術、国際連携、標準化など多くの専門家が所属しており、共創チャレンジを自ら、あるいは連携して推進できる。
技術・ノウハウIGSAPが提唱する新しい安全技術である「協調安全」は、下げ止まりとなっている労働災害水準をブレークスルーする大きな可能性を有しており、企業を始め、国際標準化に向け技術情報を提供している。
ネットワーク労働安全の国際機関であるILO、ISSA他、各国の多くの機関、企業の方々とネットワークがあり、情報の共有や連携を活発に行っている。
情報発信・PR2022年5月に、「ニューノーマルにおける安全・健康 そしてウェルビーイング」をテーマに、180名を超える多くの専門家が登壇し、VISION ZERO SUMMIT JAPAN 2022を開催し世界に向け発信する。

今後の展開

今後展開したい地域Safety Health Wellbeingを活動の主要なターゲットとする「Vision Zero」は、職場における事故と疾病を予防する革新的アプローチとして認識され、現在,世界各国で10,000社を超える企業・団体が参画しています。まだ、日本では知られていないこの「Vision Zero」を広く紹介、普及し、安全、健康、ウェルビーイングの向上に貢献します。また、新しい安全技術である協調安全を世界に向け発信し、国際標準に向け展開していきます。
共創を希望する方々安全、健康 、ウェルビーイングの向上を目指す企業や、「協調安全」を積極的に採用し、労働災害の削減にチャレンジする世界の企業、団体等の方々

大阪・関西万博のテーマとの関わり

万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の「いのち輝くは」、人々が、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされたウェルビーイングの状態であり、その前提条件である安全、健康を含め「Vision Zero」は、まさに未来社会に向けた活動である。また、未来社会には、技術の進歩は欠かせない。「協調安全」は、自動運転車にも共通する技術で、未来社会のデザインには不可欠である。

SDGsとの関わり

SDGs 3:全ての人に健康と福祉を充足するためには、働く人々が安全・健康そしてウェルビーイングが必要不可欠であり、「Vision Zero」活動を通じてこれに貢献する。
SDGs 4:質の高い教育をみんなに提供するためには、そのための制度設計が必要であり、IGSAPは、要員認証制度を通じて、これに貢献する。
SDGs 17:パートナーシップで目標を達成するためには、日本を始め世界の団体、企業、関連組織との連携強化が不可欠であり、多くのグローバルネットワークを通じた活動を行っていく。

一般社団法人セーフティグローバル推進機構

(一社)セーフティグローバル推進機構(以下IGSAP:イグサップ)は、業界・業種を超えた安全や健康に対する幅広いニーズに応える組織として、世界と手を結びながら、これらの新しいニーズに適応した新たな息吹を共有し、そして、その実現に向けた活動を通して、社会の繁栄と人類の幸福に貢献することを目指しています。

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支援している共創チャレンジ

  • サイボーグ時代におけるWell-beingの追求

    『サイボーグ』にどういったイメージをお持ちですか?SF・小説、身体能力を向上するもの、武器や危険なもの…。私たちは、サイボーグはWell-beingな未来を追求するための選択肢の一つであると信じています。しかし、私たちはサイボーグ"技術"という選択肢を提供することはできても、サイボーグ"社会"を形成することはできません。共創チャレンジでは、サイボーグ時代におけるWell-beingについて、大学、専門家、国・自治体や市民を巻き込みながら様々な観点から議論し、サイボーグ時代における法制度や社会規範・倫理、国際的枠組みについて、共に解決策を探求し、サイボーグ社会に向けて前進していきます。 「サイボーグ社会」とは何か ①サイボーグ化(人と機械の融合)を希望するすべての人に、その選択肢を提供できる社会 ②メガネやコンタクトレンズ、車やスマートフォンを使うことによって、できることが広がっていくようにその延長上にサイボーグがある。人をアップグレードするができる社会

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