株式会社高山堂

共創パートナー

2021.12.07

法人・団体の概要

私たち高山堂は明治20年(1887年)に大阪で創業し、現在は兵庫県西宮市で和菓子屋を営んでおります。和菓子・お菓子は嗜好品でありながらも、人々が笑顔で幸せに心豊かな日常を過ごすために必要なものであると信じていますし、世界的パンデミックはその信念を確信に変えました。 いつの時代も甘いお菓子を通じて幸せを継いでいきたい。それは私たちのヴィジョンであり、創業以来受け継いできた想いでもあります。 いのち輝く未来社会のデザインの一端を、日本の文化の一つでもある和菓子を通じて担いたく思っております。

法人・団体の所在地 国/地域

日本 兵庫

創出・支援したい共創チャレンジ

日本だけでなく世界で和菓子を楽しみたい人々に、もっとカジュアルに和菓子に触れて楽しんでいただける機会を創出、あるいはご支援したく思います。例えば、私たちの属する全国菓子工業組合連合会青年部がすでに主催している「全国和菓子甲子園」大会の支援です。この大会は大阪で発足し過去12回開催しており、毎年テーマに沿った和菓子作品を高校生たちが作り競います。近年はテーマに加えて、高校生たちが自らSDGsの概念を取り込み、和菓子の素材選びや地域との関わり、あるいは未来への継承なども盛り込んだ和菓子作品を生み出してくれています。さらに昨年来コロナ禍において全国から大阪に集まっての開催ができなくなったことを機に、全国各地と中継をつないでのリモート開催を確立することができました。このことにより、日本のみならず世界をつないで和菓子作りの大会やイベントが開催できるノウハウを手にしましたので、日本・世界の和菓子にまつわる様々な未来創出のチャレンジをご支援できるものと確信しております。
また、従来から実施している海外における和菓子作り教室の実施を通じて、海外の技術と和菓子とのコラボレーションの取組や、季節の和菓子を大切にする文化を絶やさないよう、和菓子屋どうしが強いネットワークを持ちながら互いに技術を教え合う取組、地元大学と連携し和菓子を通じた地域貢献に資する取組も進めており、このような取組を共創チャレンジとして創出、支援して参ります。

提供できるリソース

技術・ノウハウ和菓子・お菓子作りに関わる技術・ノウハウを幅広くご提供します。
人材和菓子職人の派遣や、和菓子・お菓子を楽しむための知見を持った人材を派遣します。
※派遣=リアルだけでなくオンラインも含む
ネットワーク業界全体を通じて、私たちの持ち得ないリソースはネットワークを通じて可能な限りご提供します。

支援したい地域

特にどの地域ということはなく、全世界に展開して参りたいです。

大阪・関西万博テーマとの関わり

和菓子・お菓子は主食ではありませんが、いのちが輝くために、そして笑顔と幸せを継いでいく平和な日常のために必要なものと信じています。いのちを救い、力を与え、つないでいく、まさにその象徴とも感じており、私たちはその和菓子・お菓子を一人でも多くの世界の方々に伝え届けることによって、いのち輝く未来社会のデザインを継続的に実現する一端を担えるものと信じております。

支援している共創チャレンジ

  • あたらしい大阪みやげ「大阪ええYOKAN(ようかん)」

    「大阪みやげとなるお菓子がない!」 そう言ったお客様のお声を和菓子屋の私は数十年にわたり幾度となく聞いてきました。 はじめは自らが大阪みやげを作ろうとし、いくつものお菓子を生み出してきました。同じように、他のお菓子屋さんもあたらしいお菓子を生み出し、競い合い、淘汰され、またあたらしいお菓子が生まれ競い合う・・・そういったことを繰り返してきて気づいたことがあります。 それはみんなで手を取り合って大阪みやげの「ジャンル」を作らなければお菓子が文化として根付かない、ということです。 それぞれがバラバラのお菓子を生み出すのではなく、みんなでひとつのジャンルのお菓子を生み出し、そのジャンルの中で切磋琢磨しなければ大阪みやげのお菓子が大阪の文化にはならないのです。 「競争」するのではなく「共創」する。 京都の生八ッ橋、広島のもみじ饅頭、岡山のきびだんごのように、大阪と言えば・・・と誰もが共通言語として思い浮かぶあたらしいお土産のジャンルを作ります! すでに大阪には「粟おこし」というお土産のジャンルが存在し、それは不動のものであり大切にすべきものではあります。ですので、粟おこし文化の復興も視野に入れつつ、1970年の大阪万博を機に各地で様々なお菓子がお土産として文化になったというレガシーに敬意を表し、私たちは2025年の大阪・関西万博に向けて「あたらしい大阪みやげ」を生み出すチャレンジに取り組みます!

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