IDEC株式会社

共創パートナー

2021.12.07

法人・団体の概要

IDEC株式会社は、FA分野における自動制御の総合メーカーとして、豊富な品揃えと、長年蓄積された製造ノウハウを持っており、「ものづくり」すなわち製品開発力、生産技術力に裏付けられた品質面で高くご評価いただいております。特に創業以来75年以上にわたる安全製品や安全ソリューションの提供、安全化コンサルティングは国際的にも評価されており、「人間性尊重経営」を前提とした経営基本方針に基づき、世界で一番安全、安心、そしてウェルビーイングを追究・実現する企業を目指しています。

法人・団体の所在地 国/地域

日本

創出・支援したい共創チャレンジ

IDECは、産業事故の撲滅と、働く人の安全・安心・ウェルビーイングの追究・実現に技術で応えてまいりました。さらに、昨今のICTイノベーションから生まれた新しい安全のコンセプトである協調安全/Safety2.0も提案の核に加え、職場での事故による身体的なケガの予防だけではなく、健康経営の実践と、就業面におけるウェルビーイングが、労使双方にとって重要であることを広く啓発し、疾病やメンタルヘルスまで考慮した働く人々のウェルビーイング向上のための以下に示すような共創チャレンジを創出・支援いたします。
1.働く人を労働災害から守り、リスクを減らし安心して働ける環境作りを共創チャレンジとして創出し、技術方策の提案や製品・システムの供給で支援します。
2.安全に関する規格や規制に精通したIDECセーフティエバンジェリスト(安全の伝道者)が、現場ごとのソリューションを指南する取組を拡大し、共創チャレンジ登録に誘導します。
3.技術的な側面以外に、経営マネジメント、人材育成、ルール形成の4つの次元で包括的にアプローチする安全衛生の新潮流について、セミナー・講演を開催します。
4.国内外の安全に関する企業や機関、専門家とのネットワークを通じて、様々な事例や学会、イベントなど最先端の安全に触れる場を設定します。
5.「ウェルビーイング向上」に関心を持たれた共創チャレンジの各チームの、取り組み内容に関する発表会や、具体的な事例導入現場の見学会を実施し、チーム間での相互啓発を企画します。

提供できるリソース

技術・ノウハウ事故やケガを防止するための安全関連製品は、70年以上の歴史を持ち、常に最新の安全で世界をリードしてきました。様々な製品やソリューションの提供で、現場の安全性向上に貢献します。
人材安全化対策の専門家が、職場のリスクアセスメントを支援し、実際の安全対策のお手伝いをいたします。
ネットワーク国内外の安全専門家との太いネットワークを有しており、様々な問題の解決や、情報共有の場を作ります。

支援したい地域

我々は自動制御機器の専業メーカであり、創業以来75年の間、変わることなく「人と機械の最適環境の創造」をテーマに産業設備の合理化と安全化に貢献する技術の研究にまい進してまいりました。日本国内ではセーフティエバンジェリストの肩書を持つ安全の専門家が、産業事故の撲滅を目指し活躍していますが、グローバル各地でもセーフティエバンジェリストを養成し、現地での活動活性化させ、働く人々の安全・安心・ウェルビーイングを追究・実現に取り組みます。

大阪・関西万博テーマとの関わり

大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、サブテーマも「いのち」に言及しています。ILO(国際労働機関)によると地球上で33億人の労働者がおり、毎日、どこかで労働災害が発生していますが、その悲しい出来事には必ず原因があり、あらかじめ対策することで未然に防止できるのです。かけがえのない「いのち」は、国を超えて技術で守ることができ、日本から発信する新しい安全技術を広め、国際貢献が行える場がこの大阪・関西万博であると考えています。

支援している共創チャレンジ

  • サイボーグ時代におけるWell-beingの追求

    『サイボーグ』にどういったイメージをお持ちですか?SF・小説、身体能力を向上するもの、武器や危険なもの…。私たちは、サイボーグはWell-beingな未来を追求するための選択肢の一つであると信じています。しかし、私たちはサイボーグ"技術"という選択肢を提供することはできても、サイボーグ"社会"を形成することはできません。共創チャレンジでは、サイボーグ時代におけるWell-beingについて、大学、専門家、国・自治体や市民を巻き込みながら様々な観点から議論し、サイボーグ時代における法制度や社会規範・倫理、国際的枠組みについて、共に解決策を探求し、サイボーグ社会に向けて前進していきます。 「サイボーグ社会」とは何か ①サイボーグ化(人と機械の融合)を希望するすべての人に、その選択肢を提供できる社会 ②メガネやコンタクトレンズ、車やスマートフォンを使うことによって、できることが広がっていくようにその延長上にサイボーグがある。人をアップグレードするができる社会

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  • 「安全コミュニケーション」でVISION ZERO活動

    VISION ZERO活動は働く人の「安全・健康・ウェルビーイング」を実現するために世界的に展開されているキャンペーン、実践的なアプローチです。このVISION ZEROの考え方に沿って、私たちのチームは、コミュニケーションを通じて安全衛生の向上を図り、安全文化の構築を目指します。 (1)誰でも気軽に報告できる「気付き報告」制度の推進  職場で気付いたこと、気になったことを誰でも気軽に簡単にメモ形式で報告できる制度。一般的な提案制度と異なり改善案は任意とし報告のハードルを下げます。報告メモを受け取った上司は、受付記録、対策計画、処置結果を逐次追記し、従業員全員が見える場所に掲示します。「気付き報告」は従業員と管理者のコミュニケーションツール。管理者では発見しにくい不安全箇所を抽出するとともに、安全活動は全員が参加するという風土を形成します。 (2)クロスファンクションによる「リスクアセスメント」の実施  異なる職場メンバーでチームを組んで、機械操作や組立作業に内在する不安全リスクを4段階で評価したのち、リスクを低減する取り組み。異なる視点で協議することによって、多面的なリスク低減策が期待出来るとともに、安全に関する参加メンバーの知見を深めることができます。 (3)安全衛生関連資料を多言語で掲示  安全関連の資料・掲示物は、外国技能実習生も含め、従業員が日常的に使用する言語で作成・掲示し、すべての働く人に安全情報が伝達できるようにします。安全衛生委員会の議事録、避難誘導サインボートなど、日本語、英語のほかベトナム語、クメール語で作成します。 (4)来訪者への安全カードの交付  来訪者には、手帳サイズの安全カードを配布し、構内で滞在する間は、当社の安全ルールを遵守していただくよう呼びかけるとともに、社外の人も巻き込んで安全文化の形成に努めます。

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