船舶と技術で紡ぐ持続可能な未来

共創チャレンジ

2024.12.23

6

法人

チーム名大王海運グループSDGs プロジェクト
共創メンバー
美須賀海運株式会社
現在の活動地域 国/地域日本
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

大王海運グループでは、船舶と自社の技術力を集結し社会課題解決やSDGs の達成に取り組んでいます。2024 年4 月1 日より、「働き方改革法」が物流業界にも適用、トラックドライバーの年間労働時間が規制され、トラック輸送できる総量が減少することになりました。少子高齢化も急速に進む中、トラックドライバーの担い手不足・人手不足が深刻な問題になっており「2024 年問題」として大きくメディアなどでも取り上げられています。
また、2050 年までに二酸化炭素排出量をゼロにするカーボンニュートラルへの取り組みも求められる中、物流企業である当グループは大きな課題に直面しています。
このような環境下で、大王海運グループでは、愛媛県四国中央市から全国にRORO 船事業を展開しています。RORO 船とは、乗用車や荷物を積んだトレーラー等の車両を運搬する貨物船のことで、トレーラーの荷台(シャーシ)部分のみを船内に切り離して輸送します。一度に大量の貨物(トレーラーシャーシ160 台、乗用車250 台積載可能)を輸送でき、海上輸送中はトラックドライバーを必要としない無人輸送となるため、ドライバー不足問題解決の一助として注目されています。また、船舶輸送における1 トンキロ(1 トンの貨物を1km 運ぶ)あたりのCO2 排出量は、トラックの約1/5 となっており、環境問題対策にも大きく貢献できる輸送手段となっています。島国である日本には、今後も海上輸送は欠かせないことから、よりモーダルシフト(貨物輸送をより環境負荷の小さい船舶に変えていく)への取り組みを全国に広めていきたいと考えています。
日本では、家庭や事業所から出る燃やせるごみのほとんどは焼却処分されており、大量のCO2 が排出されています。カーボンニュートラルに向け、排出されるCO2 削減を自社技術で何とかできないかと模索、自社と協力会社の技術力を集結しトンネルコンポスト方式のごみ処理施設を日本で初めて設計・施工しました。この方式は、バイオトンネルと呼ばれる発酵槽とバイオダッシュ (脱臭装置)を組み合わせた最新のごみ処理技術で、ごみを燃やすという工程がなくCO2 の発生を抑制できること、焼却した際に発生する灰もないことから最終処分場も不要です。
このように、もてる技術を駆使し、限りある地球の資源を守り持続可能な未来を作り出す取り組みを全国につなげていきたいと考えています。

■必要なリソース

情報発信・PR: SDGsの目標達成は、1社だけでは難しく様々な主体が関わりながら目指していくほかありません。
当社の取り組みをこの共創チャレンジを通して知ってもらい、活動を全国に広げていきたいと考えています。

■展開したい地域

船舶(物流)や技術を通して、持続可能な未来を創造したいと考えている地域

■共創を希望する方々

船舶(物流)や技術を通して、持続可能な未来を創造したいと考えている企業や自治体

■大阪・関西万博テーマとの関わり

私たちの取り組みは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するために、環境負荷を最小限に抑える技術を開発・導入することで、未来の世代にも豊かで持続可能な社会を残すことを目標としており、まさにSDGs の達成に向けたステップだと考えています。自社の取り組みにとどめることなく、社会全体に自分たちの取り組みを知ってもらい、様々な主体が連携することで取り組みをより推進させていきたいという思いを発信したいと考えています。

■連絡先

大王海運グループSDGs プロジェクト sdgs-project@misuga-kaiun.co.jp
大王海運グループHP: https://daio-kaiun.com/sdgs/

この共創チャレンジを支援する共創パートナー

  • 経済産業省 四国経済産業局

C10450
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