ストップ!フードロス。おいしさそのまま食卓へ!
共創チャレンジ
2024.07.23
法人
チーム名 | 株式会社四国総合研究所「iRフレッシュ®」開発チーム |
---|---|
共創メンバー | 株式会社四国総合研究所 |
現在の活動地域 国/地域 | 日本 |
活動テーマ | // |
私たちは、青果物に「近赤外光」をごく短時間照射するだけで、その後のカビや腐り、味落ち、目減りや萎れなどの品質の劣化を軽減して、フレッシュさを保つ技術「iRフレッシュ®」を世界で初めて開発しました。
全国の農業生産者の皆様は、安全でおいしい青果物を食卓に届けたいと、丹精込めて日々の農作業に勤しんでおられます。しかし、近年は、「物流の2024年問題」などもあり、生産地から消費地までの流通期間が延びています。このため消費地から遠い産地では、流通や保管時の品質劣化で本来の味やみずみずしさが消費者に届きにくく、市場評価も下がってしまい、農業経営上の問題となっています。また、鮮度や外観上の問題で廃棄されてしまう「フードロス」にも繋がっています。
この課題を解決するために「iRフレッシュ®」を開発しました。「iRフレッシュ®」は、化学薬剤やプラスチック資材を一切使わない、安全な光、「近赤外光」による鮮度保持技術です。
最新のDNA解析などバイオテクノロジー技術を駆使して、「iRフレッシュ®」のメカニズムを解析したところ、強い近赤外光を受けた青果物は、これを寒さや乾燥の「前兆」と感じ、それら環境変化に対応する準備の一環で、抵抗性遺伝子の発現や抗酸化活性の増加による腐敗抑制、呼吸や蒸散の抑制による外観や味、栄養分の保持等の鮮度保持作用を示していることが分かりました。
現在は、柑橘類やミニトマト、イチゴなどへの導入が進んでいます。特に、柑橘類ではブランドみかんの主要産地に多数導入され、市場評価やブランド価値を高めることにお役にたっています。今後は、共創チャレンジを通じ、興味を持っていただけるメンバーを増やし、さらに多様な農作物へ適用を拡大することで、持続的な農業の発展への貢献と、食品廃棄物の低減などSDGsに取組んでいきたいと考えています。
ネットワーク: 弊社は研究所であるため、製造部門や営業部門の能力が十分ではない。それらを補っていただき、共にチャレンジしてくれる仲間(ネットワーク)を必要としている。
日本国内の全ての地域
・青果物の鮮度保持に興味をお持ちの方
・ブランド農産物の生産団体
・農産物の輸出にご興味のある産地の方
・農産物の選別や流通、保管に係わる資機材を開発されている企業
活動を通じて、心身ともに健康にSDGs達成、実現にチャレンジしたい。
eigyo@ssken.co.jp