目指せ「地域熱循環システム」!ー未利用排熱の回収と地域内循環活用ー

共創チャレンジ

2024.07.12

0

法人

チーム名HKK企画開発
共創メンバー
東日本機電開発株式会社
現在の活動地域 国/地域日本/岩手
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

私たちが暮らす岩手県では毎年、冬の暖房に大量の灯油(平成18年度調査によると、一世帯当たり年間約1100リッター)を消費しています。一方、地域には工場等の施設で再利用されずに廃棄されている熱エネルギーが沢山あります。私たちは、その中でも再利用が特に難しく国内排熱の約70%を占めている200℃以下の低品位排熱を回収、再利用し、熱エネルギーを地域内で循環させる技術を確立すべく、日々研究に取り組んでいます。この「地域熱循環システム」の実現により、CO2の発生量を削減するとともに地域経済を活性化させ、持続可能な循環型社会の形成を目指しています。

■展開したい地域

岩手県内。岩手県内には廃棄物処理施設や温泉、地熱発電所などの排熱源が数多くあります。熱エネルギーを発生する施設とその周辺の熱需要家、とりわけ冬のハウス栽培において暖房に使う灯油の消費量に頭を悩ませている農家さん達にご協力いただき、私たちが考える「地域熱循環システム」の実証試験の実施計画を進めています。ひとまずは岩手県内における展開を目指しますが、将来的には、誰もが回収した排熱を利用できる仕組みを作り、日本のみならず、世界にも波及していきたいと考えています。

■共創を希望する方々

私たちが考える「地域熱循環システム」は、地域の中に分散している排熱施設と熱需要先を熱のオフライン搬送(配管によるオンライン搬送ではなく、蓄熱材に保存した熱を自動車等を使って搬送する方法)によって小規模エリアのネットワークを構築し、増やしていく取り組みです。しかし、大規模な設備を新設したり、輸送のためにCO2の発生量が増えたり、多大な費用が発生しては意味がありません。地域の特色を活かし、可能な限り今ある形を”ついでに”利用することで小規模な熱搬送ネットワークを展開していく試みです。私たちの目指す地方創生に共感いただける自治体や企業、団体との共創を希望しております。

■大阪・関西万博テーマとの関わり

私たちの身の回りには、”今そこにある”のに、これまで見向きもしなかったものにこそ利用価値のあるものが数多く眠っていると考えます。これらの潜在価値を見出し、その可能性を最大限に発揮して持続可能な社会を共創していく私たちの未利用排熱回収・再利用の取り組みは、「いのち輝く未来社会のデザイン」に通じるものと考えております。

■連絡先

https://www.kidenkaihatsu.com/index.html

この共創チャレンジを支援する共創パートナー

  • 経済産業省 東北経済産業局

C10133
i-MRKjA1tTtoVYn1q4ZkCrLOm1Uk41z9Ttzl2Exmi8ZWKD3Wv-DrtLFEUgB9Vdl_CDxWS2RJur7FS30XUSltIaxm7H_lwYCeEKdHMFBpeC0zDmgFJqEAMNLHUzlPIlAtLC3OHW8EBOCQ73olMeAhrQ