工芸の価値向上を目指す、ジャンルを超えた共創プロジェクト 『KOGEI Next』

共創チャレンジ

2021.05.10

法人

チーム名KOGEI Next
共創メンバー鐘ヶ江 英夫(古美術 鐘ヶ江)、前崎 信也(京都女子大学)、吉田 大作(京都芸術大学)、江口 哲平(株式会社クロステック・マネジメント)、山崎 充嵩(株式会社電通)
主な活動地域日本
活動テーマ文化・芸術(アート) / 工芸 / 生物多様性、自然環境、生物 /

私たちの共創チャレンジ

アスリートのように誰も真似できない技術を持った工芸作家が存在します。彼らの作品は、ピアノのそれになぞらえて「超絶技巧」と呼ばれています。
「KOGEI Next」は、これらの工芸作家とこれまで関わりの薄かった現代社会とをつなげることで生まれる作品や活動、自然環境や社会課題との関わりを通じて、モノとしてだけではない新たな価値を持った、工芸の次のすがたを実現させる運動です。

未来への宣言

新しいテクノロジーから生まれる道具や素材、酷使を続ける工芸家たちの肉体、地球環境と原材料、前世紀にはない概念創造、作品流通に至るまで、これまでの工芸の枠をはるかに超えた試みを行います。

高度に発展する社会的見地を交えることで、時代に合わせ進化してきたスポーツのように、工芸を一つ押し上げることができるのではないか。

100 年後の工芸の姿を、ここでつくりはじめたいと思います。

きっかけ

高度に成長し、競争を生む現代社会においても、未だアートは聖域の様に曖昧さの上に成立していますが、
そうではなく、私たちの生きる時代は環境を見直し、「工芸作家や職人たちの手仕事をデザインとテクノロジーで更に一つ上に押し上げた」そんな時代の方が良いと考えました。
100年、200年後にここが日本美術のターニングポイントだったと示せる様に、
彼らの制作の場にデザインと科学的進化を取り入れ、更なる人間業の高みを目指すために、
京都で美術商を営む古美術鐘ヶ江(Gallery:京都府京都市)と、IoT クリエ―ターの育成やスタートアップ事業を支援する株式会社クロステック・マネジメント(本社:京都府京都市)が、これまで関わりの少なかった工芸家達と現代社会をつなげることで工芸の新たな価値を生み出す運動「KOGEI Next」を立ち上げました。

取組の展開

今後展開したい地域・方法日本から世界へ発信していきたいです。
共創を希望する方々「KOGEI Next」のビジョンに共感いただける企業や団体等と、様々なコラボレーションを拡げていきたいです。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

工芸は古くから自然環境やその素材と向き合いながら発展してきました。このチャレンジでは、工芸作品や、ビジョンに共感した企業による展開を通じて、私たちが住む地球や社会課題への気づきを得て、価値観と行動の変容へとつながりると考えています。
2025 年の大阪・関西万博にて、工芸の新時代を世界に披露することを目指しています。

SDGsとの関わり

KOGEI Nextでは、あらためて現代社会と工芸をつなげなおすことで生まれる作品や活動、自然環境や社会課題との関わりを通じて、新しいSDGsに対する理解や文化の醸成ができると考えます。

■現在の活動

アートフェア東京2021(3月に開催済)への出展をはじめ、共創プロジェクト展覧会等で複数年展開していく予定です。
また、都市鉱山などのリサイクルマテリアルを活用した作品製作など、地球環境の変化と向き合い、様々な企業と共有し、問題の解決や新たな開発に取り組みます。さらに、工芸やその技術を支える若者の育成などにも取り組んでいきたいと考えています。

 

                

 

■お問い合わせ先

会社名:株式会社クロステック・マネジメント
担当者名:江口 哲平
メール:x-tech@dentsu.co.jp

※本チャレンジメンバーに参加希望の方は、まずは上記までお問い合わせください。