水素社会実現!ゼロカーボンチャレンジ

共創チャレンジ

2021.04.28

法人

チーム名チームOBAYASHI
共創メンバー門重学 (大林組)、武内邦文(大林組)、島潔(大林組)、飛山芳夫(大林組)、赤松伯英 (大林組)、梶木盛也(大林組)、
神野寛志(大林組)、川端裕司 (大林組)、安東政晃(大林組)、松江俊一郎(大林組)
主な活動地域日本
活動テーマ科学技術、バイオテクノロジー / コミュニティ・まちづくり、住まい / 環境、エネルギー / 循環型社会、サーキュラーエコノミー /

私たちの共創チャレンジ

「水素社会実現!ゼロカーボンチャレンジ」は、再生可能エネルギーによるCO2フリー水素のサプライチェーン構築を推進する活動です。
これまで取り組んできた水素コジェネレーションシステムの実証、地熱発電等の地域再生可能エネルギーによるCO2フリー水素製造の実証といった技術、ノウハウを活かし、地域の皆様やパートナーとともに国際水素サプライチェーンの構築を推進し、環境負荷の低減やエネルギー自給率の改善に向けたチャレンジを行っていきます。

未来への宣言

政府が宣言した2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、CO2フリー水素の利活用に向けた基盤の構築に貢献します。

きっかけ

大林グループはObayashi Sustainability Vision 2050を策定し、自らの成長と「地球・社会・人」のサステナビリティの実現を目指しています。このビジョンでは、脱炭素、価値ある空間・サービスの提供、サステナブル・サプライチェーンの共創を目標に掲げています。
そして、ビジョンで定義した2050年のあるべき姿からバックキャスティングし、2040年~2050年の目標の一つである脱炭素の実現に向けて、現時点でCO2フリー水素における主な取り組みとしては、以下の3つのプロジェクトを推進しています。
①神戸での水素コジェネレーションシステムの実証(コミュニティスケール)
②大分での地域再エネ活用(地熱)の促進に向けた水素活用の取り組み
③海外再エネ(ニュージーランド)を活用した国際水素サプライチェーン構築の取り組み

※①水素コジェネレーションシステムの実証については、「国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)助成事業」の助成を受けてメーカーの川崎重工業と共同で研究を行っています。

取組の展開

今後展開したい地域・方法水素社会の実証から実装に向けて、①安価で安定的な水素サプライチェーンの構築、②水素発電の商用化による水素需要の拡大が重要で、地産地消の再エネ資源を有する地域、再エネ由来の電力資源を事業として活用したい企業・組織等と協働し、国内外での水素をキャリアとしてビジネスベースとなるような促進プロジェクトを推進していきたい。
共創を希望する方々・地産地消でグリーン水素を普及したい自治体・社会起業家
・水素関連規制緩和を担当する役所等
・安価な水電解装置の開発製造メーカー

大阪・関西万博のテーマとの関わり

この共創チャレンジは、水素がエネルギーの根幹を担う機運を高め、水素社会の新しいあり方を発信する機会、新たなアイデアを創造・発信する場として、”-People’s Living Lab- 未来社会の実験場”を実現させるものと考えます。

SDGsとの関わり

すべての人々にクリーンで持続可能なエネルギーを供給するには、再エネをさらに積極的に活用するための具体的方策が不可欠となっている。その前提として、水素社会実現に向けたグローバルネットワークの構築とこのエネルギー供給がビジネスベースで俎上に乗ることが肝要である。このようなクリーンなエネルギー循環の実現に向けて、革新的な技術のイノベーションを推進・達成することにより、安全でレジリエントなまちづくりとともに気候変動課題の解決に貢献する。

ニュージーランド水素製造プラントの様子

 

〈問い合わせ先〉

(株)大林組大阪関西万博・IR室 (担当者:松江)

Tell  :06-6456-7180

Mail:matsue.shunichiro@obayashi.co.jp

このチャレンジの投稿

  • 日本初!!大分県にてグリーン水素の製造から供給までの実証を開始!!

    『水素社会実現!ゼロカーボンチャレンジ』では、大分県玖珠郡九重町において、地熱発電電力を活用したグリーン水素を、複数の需要先へ供給するまでの一連のプロセスを実証する日本初の試みを開始しました!   大分県の資源である地熱を活用して製造したグリーン水素を九州各地に搬送します。 また、トヨタ自動車株式会社が当該水素を水素エンジン車両の燃料として利用するなど、業界の枠を超えた供給先各社の協力のもと、グリーン水素の地産地消を通じて、地域住民をはじめとした多くの方々に再生可能エネルギーの利用や水素社会の到来を身近に体感いただくことをめざしていきます。   【主な供給先】 トヨタ自動車 グリーン水素を水素エンジン車両の燃料として利用 トヨタ自動車九州 同社が構内に導入している「水素ステーション」のFCフォークリフト用燃料として、また、同社PR館の電力供給に用いている定置燃料電池用の燃料として供給予定   ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 同社が、トヨタ自動車製MIRAI用燃料電池ユニットなどを組み合わせて開発している船舶用燃料電池システムを搭載した実証試験艇の燃料として供給予定   公益財団法人水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC) 同法人が実施する水素エネルギー関連製品の製品試験用ガスとして供給予定   福岡酸素株式会社 同社が運用する「水素ステーション久留米」のFCV用燃料として供給予定   大分EBL水素ステーション株式会社 江藤酸素株式会社と江藤産業株式会社が共同で運営する大分県唯一の水素ステーション「大分EBL水素ステーション」のFCV用燃料として供給予定     詳細はこちらをご覧ください。 「地熱発電およびグリーン水素製造の実証プラントが完成、地産地消に向けて出荷を開始」 https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20210718_1.html

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