公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2021.12.03
法人
私たちが想い描く 「未来のMICE」 ― 私たちは、MICEとは、世界中の人々が出会い、より良い未来の社会を作ることを目的に集まる場であると考えています。 世界中のだれもが、 「地理的条件(物理的な距離)による負担がない」 「時差・言語の障壁がない」 「リアルでの開催時に、人流コントロールや非接触製品・消毒などの感染症対策がなされている」 「オンラインでの開催時に、リアルのようなコミュニケーションがとれ、新たな出会いが生まれる」などの環境下でMICEに参加することで得られる知見やネットワークの拡がりにより、新たなビジネスやイノベーションが創出され、より良い未来社会の実現のためのアクションが加速するでしょう。それが、私たちが想い描く「未来のMICE」です。 このような「未来のMICE」の実現に向けた具体的な取組を、MICEに関連する事業者と異分野・異業種との共創や協業によって一緒に考え、実際に創り上げていくことを目指します。 未来のMICEの実現のために ― 共創や協業により生み出されたソリューションの実証実験を実施します。 そして、未来社会の実験場である大阪・関西万博の会場でそれらを実装し、「未来のMICE」の形を展示することを目指します。 「MICE」とは? 企業等の会議「Meeting」、企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)「Incentive Travel」、国際機関・団体、学会等が行う国際会議 「Convention」、展示会・見本市、イベント「Exhibition / Event」の頭文字を使った造語で、これらのビジネスイベントの総称です。
共創によるデジタルイノベーションで、世界中の誰もが、「いつでも・どこにいても」集い、出会い、コミュニケーションをとれるMICEの実現を目指します。
「MICE」と総称されるビジネスイベントは、オンラインでの開催が世界中で飛躍的に増え、DXが一気に浸透しました。 MICE開催の意義として、「ビジネス・イノベーション機会の創造」、「地域への経済効果」、「国・都市の競争力向上」が挙げられます。MICEで話し合われることは、未来の社会をより良くするためのものであり、現在の社会課題の解消につながることから、社会貢献につながります。 MICEは世界中から多くの人が参加するため、開催地に経済効果を生む半面、多くの資源が消費されることから、MICE主催者・関連事業者は、社会的責任のある企業・団体として、環境負荷を軽減する取り組みを実施するなど「サスティナブルな会議・イベント開催」を 推進することを求められ、重要なテーマになっていました。 コロナ禍により、人が集まることを基本としていたビジネスイベントであるMICEはオンライン開催、もしくはオンラインと現地での開催を合わせたハイブリッド開催を余儀なくされました。 皮肉にも、新たなMICEの開催方法は、二酸化炭素を多く排出する航空機による移動がなくなるうえ、会場のコンパクト化による消費電力の削減など、「サスティナブルな会議・イベント開催」につながりました。 一方で、WithコロナでのMICE開催は、オンラインイベントプラットフォームや三密回避の非接触ソリューションや人流コントロールシステム等のデジタル技術の導入が一気に進展、浸透しました。このDX化の潮流はPostコロナにおいても、確実に深化すると考えます。 再び、以前のようなリアルな開催が可能になっても、 ・「サスティナブルな会議・イベント開催」の推進 ・オンライン開催のさらなるDX化 という、2つの潮流はデジタルイノベーションなしには実現がなしえないと考えますが、これらは、MICE関連事業者だけでは、解決できません。 技術・システム開発力や知見、ノウハウを持つ異業種・異分野のプレーヤーとの共創によって、新しいMICEの形を実現することが必要不可欠な状況におかれています。
MICEの開催は性別・年齢・宗教を越えた多様な人々がビジネスや学術振興、社会課題解決の目的で集まる機会となることから、人と人の直接のコミュニケーションやネットワーキング、ナレッジの共有等を通じて、新たなビジネス機会やイノベーションを創出する機能を持ちます。 これはつまり、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会をデザイン」と密接に関わっています。 未来のMICEを創ることで、世界の人々と未来を共創する挑戦に貢献します。
MICEを通じた国際交流により、国際社会の共通課題の改善とパートナーシップを強力に推進できると考えています。
公益財団法人大阪観光局 /
▼問い合わせについて
団体名(部署名):株式会社コングレ
担当者名:西川 つぼみ・石崎 迅人
メール:teamexpo-02@congre.co.jp
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