土佐打刃物を地域から世界へ!

共創チャレンジ

2024.04.26

法人

チーム名高知県土佐刃物連合協同組合
共創メンバー(有)土佐刃物流通センター、(有)西山商会、穂岐山刃物(株)、(有)佐藤刃物、四国鍛造、(有)山慎商会、SOMATAKA、(有)忠義鍛造、(有)三木刃物製作所、三木忠治鍛工場、富士源刃物製作所、ふいご鍛造、(有)山﨑刃物製作所、SABRYU鍛造、西岡精利鍛工所、前田鍛工所、畑山鍛造、西岡鍛造所、梶原刃物製作所、明神刃物製作所、中越刃物製作所、(株)迫田刃物、明神利器、笹岡鋏製作所、宗石刃物製作所、小松鍛工場、松本刃物製作所、上村鍛造所、尾田鍛造所、(有)トヨクニ、松岡鍛工場、(有)原福鋸工業所、レッドオルカ、黒鳥鍛造工場、秀常鍛工場、恭平鍛造、西内鋼材(株)、(株)川﨑産業、山本良介、邑田武男、岡田俊章、橋本貴広
主な活動地域日本
活動テーマ農業、林業、水産業 / 工芸 / ものづくり、サービス / 生活用品、ファッション /

私たちの共創チャレンジ

【高知県土佐刃物連合協同組合(以下「組合」という)として】
組合の運営する「鍛冶屋創生塾」の大きな目標は『世界に誇れる日本の伝統技術および匠の技と精神の保存と継承』であるが、そのための草の根運動的な部分として、現在『学生等に対する伝統的工芸品教育事業』を行っている。
これは、小学生から大学生まで、見学や体験を希望する学校(学級)に対し、「高知県の伝統的工芸品への取組みについて『土佐打刃物』を通して理解」していただくために(鍛冶屋創生塾および隣接する土佐刃物流通センターにおいて、)身近な刃物(包丁・鎌)の使用方法の講習や実際に刃物を研ぐ体験を実施し「作り手の確保」だけでなく「使い手の裾野を拡げる」試みであるが、これを一般の方々にも拡げていきたい。

【参加事業所/組合員(以下「組合員」という)として】
「ファクトリーショップ」や「ワークショップ」の体験を通して、より多くの方に土佐打刃物の魅力を享受してもらい、ファンの獲得に繋げたい。

【土佐刃物流通センター/青年部・ZAKURI含む(以下「流通センター」という)として】
各家庭で使用中の刃物の「刃物研ぎ」をオープンに実施することにより、熟練の技を感じてもらうとともに、「土佐刃物流通センター」での刃物の販売や展示物の観覧を可能にして、刃物の変遷や使途に応じた刃物の種類を体感してもらう。

以上のように、普段なら交流することの無い「作り手と使い手のコミュニケーションが図れる場」を設け、広く一般の方に来場していただけることを目標とする。

未来への宣言

「高知県土佐刃物連合協同組合(組合員企業含む)」および「協同組合土佐刃物流通センター(青年部/ZAKURI含む)、加えて行政機関との連携によるオープンファクトリーを展開し、
① 若年層の後継者育成と技術の伝承の実現のために、若者を広く募集しIターン・Uターンによる移住の機会を作る。
② 身近な刃物(包丁・鎌)の使用方法の講習や実際に刃物を研ぐ体験、条件が整えば手打ちによる簡単な鍛造体験を実施し、「作り手の確保」だけでなく「使い手のすそ野を拡げる」ことに繋げる。
以上により、人材育成の場および土佐打刃物の情報発信の拠点として、更には観光資源としての集団形成をも視野に入れていきたい。

きっかけ

森林率が84%を占める高知県の林業を支えてきた土佐打刃物は間伐・伐採・運搬機械の発達により、その活躍の場が減少した。一方では包需要に供給が追い付かないほど、国内外において包丁の人気は高まっている。また、土佐打刃物の製造を担う鍛冶職人も後継者不足に悩んでおり、その打開策の一つとして、令和元年11月に「鍛冶屋創生塾」が設立された。
 このような状況のなか、更に広く一般に「高知県の伝統的工芸品への取組みについて『土佐打刃物』を通して理解してもらうため、また鍛冶職人を目指したい方に夢と道を開き、若い人材の輩出や地域の方々との交流やコラボレーション等を通して新しい潮流を生み出し、伝統を継承するだけでなく、土佐打刃物にしか出来ない自由鍛造の技術を活かした可能性を求めるために「オープンファクトリー」に取り組む。

取組の展開

今後展開したい地域・方法鍛冶職人は高知県全域に点在しているため、まずは組合が運営する「鍛冶屋創生塾」「参加希望の組合員」および流通センター関連の「青年部」「ZAKRI」で活動を展開、場所は鍛冶屋創生塾研修棟並びに隣接する流通センター(展示・販売)部分と駐車場敷地にて『刃物まつり形式』で展開できればと考えている。
共創を希望する方々・本チャレンジをご支援いただける行政機関

大阪・関西万博のテーマとの関わり

伝統を継承するだけでなく、土佐打刃物にしか出来ない自由鍛造の技術を活かした可能性を求めることができれば、「作り手の確保」だけでなく「使い手のすそ野を拡げる」ことに繋がり、それが持続可能な地域活性化にも波及していくと考える。

SDGsとの関わり

8.鍛冶職人を目指したい方に夢と道を開く(後継者育成)、鍛冶職人のモチベーション向上につながる。
9.参加者との交流によりユーザーニーズを把握でき、土佐打刃物にしかできない自由鍛造の技術を活かした新商品開発につながる。また、新たな取引先の獲得につながる。
12.依然として多発する「刃物による犯罪」により刃物に対する風当たりが強くなり、何故か刃物が悪
者になっているが、決して刃物が悪いわけではない。「つくる責任」を再認識し、尚且つ「つかう責
任」についても周知することにより「11.住み続けられるまちづくりを」にもつながる。

電話番号:0887-53-9530

address:tosahamono@sage.ocn.ne.jp

HP:http://tosahamono.com

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