私たちの共創チャレンジ
私たちは、徳島県の藍染、阿波指物、社寺建築など、地域に根ざした伝統工芸の魅力を広めるために、様々な取り組みを計画しています。これにはワークショップの開催や製品の紹介が含まれ、参加者には直接体験し、触れることでこれらの魅力を深く理解していただきます。
具体的には、藍染に関するワークショップでは、藍の色の変化やスクモの作成過程を学び、実際に染色体験をしていただきます。これにより、徳島の藍の深い魅力を感じていただけるでしょう。阿波指物や社寺建築では、木の質感や香り、種類を実際に体感していただき、日常で使われる箸や箸置き、皿などの製作を体験できるワークショップを提供します。
さらに、映像やグラフィック、ウェブデザインを駆使して、徳島県の地域性や伝統工芸の独自性を分かりやすく伝え、より身近に感じてもらう内容を企画しています。
私たちは、職人と参加者の直接的な交流を通じて、地域の伝統産業の素晴らしさを伝え、新しい支持者を獲得することを目指しています。2025年の大阪・関西万博を契機と捉え、世界中から訪れる多くのゲストをお迎えし、この目標を実現したいと考えています。
未来への宣言
伝統工芸のブランド力の向上、新規顧客開拓を実現させ、徳島県の伝統工芸が生き生きと輝く未来を目指します。2025年の大阪・関西万博が、世界中から訪れるゲストに対し、この地域の文化と技術のショーケースとなる舞台です。藍染の深い青が国境を越えて人々を魅了し、阿波指物や社寺建築の繊細な技術が新たな支持者を引き寄せます。各ワークショップでは、来場者が自ら藍染めのプロセスに触れ、木の温もりや香りを感じながら伝統的な工芸品を作り出す体験をします。
映像、グラフィック、ウェブデザインを通じて伝統工芸のストーリーが世界に発信され、徳島の文化がデジタルメディアを介して新しい命を吹き込まれます。職人と参加者の交流が深まり、徳島の工芸品は新しい市場へと広がり、地域の経済と文化の両方に新しい息吹をもたらします。
この未来では、徳島県の伝統がただ受け継がれるだけでなく、新しい形で世界中の人々に愛され、評価されるようになるでしょう。万博を契機に、徳島の伝統工芸は新たな世代によって再発見され、国際的な注目を集める文化財となります。
きっかけ
屋雲万次郎有限責任事業組合は、多彩な専門家グループにより組成されており、藍染師、指物師、大工、宮大工、修繕士、一級建築士、グラフィックデザイナー、ビデオグラファー、木材調達管理者などが所属しています。私たちは、これらの職人の技術と知識を全世界に広めることを使命としています。国内だけでなく、ドイツ、台湾、アメリカ、フランスなど国際的な舞台で展示会やワークショップを開催し、日本の伝統工芸の素晴らしさを伝えています。これらの活動を通じて、魅力あふれる文化を広め、地域の持続可能な成長を目指しています。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
私たちは、ものづくりを通じて、伝統工芸の重要な価値、技術、知識を次世代に伝承することにより、その素晴らしさと魅力を広めることを目的としています。この活動は、産業の発展を促し、新たな雇用機会を創出することに繋がります。そして、子どもたちの未来をより明るくすることに貢献し、持続可能な地域社会の発展を目指しています。