公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2023.10.13
法人
バイオマス由来で環境にやさしく、多様な機能性を実現する次世代素材「CNF(セルロースナノファイバー)」の開発が進み、近年、「高強度で軽量」「分散安定性」「高保水性」等の特徴を活かし、CNFの利活用に向けた取組みが始まっております。 我々「四国CNFプラットフォーム」は、CNFの原料となる紙産業が集積している四国を拠点に、CNFに関する「セミナー」や「展示会」、「CNF利活用製品に取り組む企業の製品開発支援」等、取組企業の状況に応じて総合的に支援します。
CNFの利活用を広げ、社会実装を進めるとともに、CNF関連産業の創出を目指します。 我が国に大量に存在する森林資源から生み出されるCNFの利活用を広げることによって、2050年までにCO2排出量実質ゼロを目標とするカーボンニュートラル宣言の実現に貢献します。
「四国CNFプラットフォーム」は、CNFの社会実装を目指すため、平成28年、四国経済産業局の呼びかけのもと設立しました。 以来、四国でCNF利活用に取り組む企業群を、セミナー等による「学びの場」、実習等による「体験の場」、個別製品開発支援をする「実施の場」と3つのステージで、参加者がスパイラルアップできるよう多面的に支援しております。 現在重点を置いている取組みは、製品化事例を増やすことにより、CNF利活用製品が増えることでCNFが社会に認知され、量産効果で価格が下がり、さらに社会実装が進むことを目指しています。 近年いくつかのCNF利活用製品が販売される等、CNF社会実装の芽が出始めたところです。 2025大阪・関西万博に向けて、CNFに関心のある方を増やすとともに、製品開発支援等でCNF利活用の事例を増やし、CNFの社会実装の進展ひいてはCNF関連産業の創出に向けて取り組んでいけたらと考えております。
本チャレンジ対象のCNF素材は、バイオマス由来の高機能材料です。この素材を化石燃料由来素材等から置換え、低炭素社会・循環型社会を構築していくことは、SDGsの取組みとも合致しており、まさに万博テーマの「いのち輝く未来社会のデザイン」に繋がります。
目標9. CNFの社会実装を進めるためには、更なる技術開発と用途開発が必要です。技術開発やイノベーションを起こすことでCNFを基幹とする新しい産業を興せる可能性があるため、この目標を選択し推進します。 目標13. CNFは石油由来製品の代替となるだけでなく、植物として育つ過程でCO2も吸収しています。CNFや天然植物由来素材の普及は、気候変動対策の観点からも大変重要な取り組みであります。人々やコミュニティー、生活に影響を与えることのないように、植物由来の素材を活用して気候変動が縮小する取組みを推進する必要があるため、この目標を選択し推進します。
経済産業省 四国経済産業局 /
■ この共創チャレンジへの参加及び問合せ先 ■ 事務局: 一般財団法人 四国産業・技術振興センター 産業振興部 HP: https://www.tri-step.or.jp/cnf/ 電話番号: 087-851-7081 メールアドレス: cnf@tri-step.or.jp
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