私たちの共創チャレンジ
高齢化や人口減少により生じる地域課題などを解決するため、全国初の少年院在院者で構成する地域ボランティア団体である「泉南学寮グリーンサポーター」の取組成果や、少年たちの立ち直りを応援する地域住民とのつながりを、大阪・関西万博関連のイベント等で全国・世界に発信することで社会貢献活動の輪を広げます。
未来への宣言
「共に生き、支えあう社会」の実現に向けたモデルケースとして、大阪・関西万博関連のイベント等で全国・世界に発信し、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現につなげます。
きっかけ
「ケイムション」において選出されたアイデア「役立ちたい」の理念を実現したモデルケースとして、大阪府阪南市に位置する少年院「泉南学寮」において、在院生と職員により結成された地域ボランティア団体「泉南学寮グリーンサポーター」が地域住民からの依頼を受けて、地域が抱える困りごとや課題を解決する取組を行っています。
本活動を大阪・関西万博関連のイベント等を通じて全国・世界に発信することは、社会貢献活動の輪が広がるとともに、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現につながるものと考えます。
【泉南学寮グリーンサポーターの強み】
①ボランティア団体として社会福祉協議会に登録
少年院としては全国で初めて、大阪府阪南市の社会福祉協議会にボランティア団体としての認定・登録を受けています。
②社会福祉協議会との強固な連携
社会福祉協議会が地域における困りごとを的確に把握した上で、必要なボランティアを泉南学寮に提案・依頼するなど、社会福祉協議会によるコーディネートを受けています。
③在院生が主体的に学び、考え、動けるシステム作り
在院生が自分たちに何ができるか等をグループワークで話し合ったり、活動を通じ依頼者の方から感謝される体験をしたりすることで、社会に貢献している実感や自己肯定感を得ることが出来ます。
【これまでの主な活動内容】
○高齢化が進み、人手不足であるとのことから、漁業組合の地域活性化に向けた取組の一環である牡蠣の仕分け作業をお手伝いしています。
○高齢により家の片付け等が出来ずにお困りになっている方からの依頼を受け、ご自宅の片付けや清掃作業を行っています。
○人口減少などにより居住者が減少している府営団地の敷地に生えている雑草を刈り取るなど、団地自治会と協力して住環境整備をお手伝いしています。
○グループワークの中で出た意見がきっかけで、近隣の団地において、移動販売車の購入者の荷物運びをお手伝いしています。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
少年たちの立ち直りを応援しつつ、地域課題の解決する本活動を大阪・関西万博関連のイベント等を通じて全国・世界に発信することは、社会貢献活動の輪が広がるとともに、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現につながるものと考えます。
また、この活動を通じて周囲の人々とのつながりの大切さなどを再認識することで、出院後のスムーズな社会復帰へきっかけにもなり、国が進める再犯防止の取組にも合致していると考えます。