アップサイクルXイノベーションで世界一のサーキュラードレスを共創するファイバーアートプロジェクト

共創チャレンジ

2024.05.01

0

個人

チーム名OVERSEWN
共創メンバー
コバヤシ_トシヒコ
裕子
メル
ふみよ
あい
現在の活動地域 国/地域日本 /東京、神奈川、広島、高知、鹿児島、福岡
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

私たち、チーム:OVERSEWNは、世界で年間500万トンもの量が未使用のまま廃棄されているとされる資源のアップサイクルと、オーバーロックミシンを使った特許技術で、世界一のサーキュラードレスを共創する取り組みを行います。
「天衣無縫」という言葉の元になった天女の羽衣のように、縫い目がないのに立体的なかたちをしている特許構造(特許第 3932459号)の、夢のドレスです。

ドレスの材料はハギレと呼ばれる、日本人一人あたり毎年1.6kgの量を、未使用のまま廃棄している繊維素材(ファイバー)です。
世界一の巨大なサーキュラー(円環状の)ドレスの共創に挑戦するファイバーアートプロジェクトであるとともに、従来の衣類の生産プロセスで発生する廃棄物を活用するアップサイクルを、そもそも廃棄物が発生しない生産プロセスのイノベーションによって実現させることで、いのち輝く未来社会のサステナブルファッションの開発に挑戦するものです。

いままで未使用のまま廃棄されて救われずにいた資源といういのちを救い、それらの資源の形と風合いを残したまま活用することでそのいのちに力を与え、作品づくりを通じてそれらの資源を縫いつなぐことで、そのいのちに輝きをもたらします。

それによってSDGs17項目のうち『9.産業と技術革新の基盤をつくろう』『12.つくる責任 つかう責任』『17.パートナーシップで目標を達成しよう』の達成に貢献します。

■展開したい地域

・ドレスの完成度に応じて世界中のいろんな人やものに着せて撮影会を行い、大量廃棄の問題を目に見えるかたちで顕在化させて人々の環境意識の向上につなげたい。
(例えば名古屋駅のナナちゃん人形や、ニューヨークの自由の女神などに着せる)

・来場者参加型で公開の場で、作品に使用する未利用資源(ハギレ)の素材化工程と製作体験ワークショップ(オープンファクトリー)を、各地域で会場を借りて展開したい。素材化工程には
1.ハギレを5〜7mmの幅にカットする工程
2.カットしたハギレの端どうしをつなげて長い1本のテープ状にする工程
の2つがあります。
製作体験ワークショップでは、テープ状にしたハギレをオーバーロックミシンを使ってドレスへ縫い込んでいく製造工程に、複数人で同時に参加することができます。裁ちばさみなどの布を切る道具とオーバーロックミシンが使える国や地域であれば、大資本でなくても世界中どこでも展開可能です。

■共創を希望する方々

アパレルメーカー、生地メーカー、繊維商社、縫製工場、ミシンや裁断機などの製造機器メーカー、ミシン糸メーカー、裁断師、縫製師その他繊維産業に携わる全ての企業、団体、団体。
作品製作のために、具体的には
・ハギレを5〜7mm幅のテープ状にカットしてくださる方
・テープ状にカットしたハギレの端同士を繋げて長いテープの状態にしてくださる方
・オーバーロックミシンを使って直接作品製作を行ってくださる方
・作品づくりに使用するオーバーロックミシンやミシン糸を提供してくださる方
・作品づくりを行う場や作品の材料などを保管する場所を提供してくださる方
・商業化への道筋をつけるための技術や人材面でサポートしてくださる方
・その他活動全般について資金提供で活動を支援してくださる方
であれば企業、団体、個人その所属を問わずどなたでも歓迎いたします。

■大阪・関西万博テーマとの関わり

私たちの共創チャレンジは、衣類の生産プロセスにおける「裁断」という、パターン(型紙)通りに布を切る工程で発生する、ハギレと呼ばれる廃棄対象の繊維素材(ファイバー)を使って作品作りを行うものです。ハギレはいのちの宿った未使用資源ですが、現状ではハギレは切り捨てられることでそのいのちは失われています。その量は世界全体で年間500万トンとも言われています。

・ハギレを捨てないことで、そのいのちを救い→いのちを救う
・作品の素材にできるよう加工し、そのいのちをミシンで縫いつなぎ→いのちをつなぐ
・ドレスに仕立て上げることで着るという用途を付加して、その→いのちに力を与える

このように、全てのサブテーマと関連しています。
つくられる作品はシームレスで縫い目という明確な境界がなく、多様性を認めて分断を克服し、全てのいのちが輝くボーダーレスな未来社会のあり方をも表現しています。

■連絡先

代表者公式サイト https://www.orvmodestudio.com/
お問い合わせはこちら→ kobayashi@orvmodestudio.com

■備考欄

この共創チャレンジによるサーキュラードレスの製作プロセスは、ドレスの端にミシン縫いを行っていくことでドレスそのものが半時計回りに回転しながら大きくなっていき、ドレスが大きくなればなるほどミシンで直接ドレス製作に加われる人数が増え、参加人数が増えればそれに伴ってドレスが大きくなるペースも上昇するという相乗効果のあるものです。作品そのものはもちろん、作品づくりのプロセスを万博来場者に見てもらいたい、できれば作品づくりに万博来場者に参加してもらいたい。会場スペースの制限がなければ、そんな来場者参加型のオープンファクトリーを行うことが可能なチャレンジです。

チームOVERSEWN代表者プロフィール:コバヤシ_トシヒコ
パターンメイキング工房【オーヴ・モードスタジオ】代表のフリーランスモデリスト/メンズウェアクリエイターにして、オーバーロックミシンだけで仕立て上げることで特許を取得した独自構造のシームレスウェア「#OVERSEWN」の発明者。
大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジへの登録を機に、ファイバーアーティストとしての活動をスタート。
ソーイングライバーコバニャンとして毎日21時から、アップサイクルXイノベーションで世界一のサーキュラードレスをつくる模様をお送りする「夢で縫えたら」をinstagramと17LIVEでライブ配信中。「低価格で環境に優しく、全ての人が自由にデザインできる衣服の自動生産システムを2050年までに完成させる」をミッションに活動しています。

代表者メッセージ:私は衣服の生産に関わる仕事をしています。
このチャレンジを終えた2025年以降は、新しい服の生産プロセスの実用化(商業化)に本格的に向き合っていきたいと思っています。
具体的には、その生産プロセスに最適化した生産設備や糸の開発、生産とデザインプロセスの自動化などに取り組んでいきたいと考えています。そのためにいまは仕事をしながら、社会人向けの大学で社会と産業について学んでいます。
そしてこれはもちろん、私個人だけではとても叶いませんので多くの方との共創が必要です。
環境問題、資源の問題、雇用の問題といった社会課題を解決し、繊維産業と地域経済の活性化をはかるために。

お問い合わせはこちら→ kobayashi@orvmodestudio.com

このチャレンジの投稿

  • ファイバーアートプロジェクト【#OVERSEWN】公開作品製作会 in 京都と、トークショー登壇のお知らせ

    ■イベント概要 大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジに登録しておりますチーム:OVERSEWN(オーバーソーン)は、当チームの共創チャレンジであるアップサイクルXイノベーションによるサーキュラードレスの製作を公開で行うオープンファクトリーイベントを京都文化博物館にて開催します。 本ワークショップは、(一社)日本繊維機械学会・繊維リサイクル技術研究会 “私たちの SDGs” 実行委員会主催のイベント「私たちのSDGs 2024~繊維製品の循環をめざして~」内のオープンファクトリーの取り組みとして、大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジ登録 ファイバーアートプロジェクト『OVERSEWN』の作品製作を公開の場で行うものです。 https://www.bunpaku.or.jp/gallery_hall/20240912-0913/ 15:00からの、学生とのトークショーにも登壇いたします。 ▼私たち、チーム:OVERSEWNは、世界で年間500万トンもの量が未使用のまま廃棄されているとされる資源のアップサイクルと、オーバーロックミシンを使った特許技術で、世界一のサーキュラードレスを共創する取り組みを行っています。作品づくりのプロセスそのものが効果的なパートナーシップによる共創を実現するSDGsアート活動です。 プロジェクトの詳細についてはこちらから https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/1107 前回オープンファクトリーイベントの様子はこちら https://team.expo2025.or.jp/ja/post/100062 <開催日時> 2024年9月13日(金) 10:30~11:50 (10:00開場) <内容> 廃棄対象の繊維を素材としたアップサイクルと、オーバーロックミシンを使った特許技術によるイノベーションで、サーキュラードレスをつくります。 ご希望の方は、会場に用意された裁ちばさみを使用して布を切ることで、作品製作への参加が可能です。 (廃棄対象の繊維素材を5~7mm幅のテープ状にカットしていただきます。) <対象> 大阪・関西万博やSDGsに関心のある方であればどなたでも <開催場所> 京都文化博物館別館 〒604-8183 京都市中京区三条高倉 <参加費> 無料(事前申し込みは不要です、直接会場にお越しください) <イベント主催者> (一社)日本繊維機械学会・繊維リサイクル技術研究会 “私たちの SDGs” 実行委員会 <ワークショップ主催者> OVERSEWN(オーバーソーン) ■お問い合わせ チームOVERSEWN(オーバーソーン) 代表 小林 TEL:090-1832-8769 E-mail:kobayashi@orvmodestudio.com

    続きをみる

  • 「TEAM EXPO MEETING」in Tokyo に登壇します!

    共創チャレンジ「アップサイクルXイノベーションで世界一のサーキュラードレスを共創するファイバーアートプロジェクト」   https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/1107   に取り組んでおります、チーム:OVERSEWN 代表のコバヤシ_トシヒコです。   私たちチーム:OVERSEWNは、7月30日(火)に東京で初開催となります「TEAM EXPO 2025 MEETING」in Tokyoにて、ピッチ登壇とブース展示を行うことをお知らせします。   当日は共創チャレンジで製作しているドレスの一部などに加えて、現在「TEAM EXPO ENGINE」を通じて、Makuakeで応援購入が可能なシュシュの実物もブース展示します。 https://www.makuake.com/project/orvmodestudio/   上記URLでは、共創チャレンジで製作しているドレスでも使用されている特許技術を使った、10倍速でのシュシュの製作動画も公開しています。   展示ブースでは、この共創チャレンジに関する動画をタブレットで流しておく予定です。 ご来場される方は、ぜひ当ブースまでお越しください!   当チームでは引き続き、この共創チャレンジにご参加(共創)いただける方々を募集しています。 ご応募、お問い合わせは下記のメールアドレス、小林までお願いいたします。   kobayashi@orvmodestudio.com

    続きをみる

  • 【イベントレポート】参加者みんなでつくる!ファイバーアートプロジェクト「#OVERSEWN」公開作品製作会 Vol.02【オープンファクトリー】

    共創チャレンジ「アップサイクルXイノベーションで世界一のサーキュラードレスを共創するファイバーアートプロジェクト」   https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/1107   に取り組んでおります、チーム:OVERSEWN 代表のコバヤシ_トシヒコです。   2024年6月8日の土曜日、当チームの共創チャレンジであるサーキュラードレスの製作を公開で行うオープンファクトリーイベントの第二回を、東京都江戸川区にあるコミュニティプラザ一之江にて開催しました!     前回のイベントレポートはこちら   https://team.expo2025.or.jp/ja/post/2001   当日は、前回のイベントへの参加をきっかけに当チームOVERSEWNのメンバーに加わってもらった2名に加えて、前回同様SDGsアプリの「eito」からもボランティア活動への呼びかけを行った結果2名からの応募があり、今回のイベントに参加してくださいました。   eitoから応募して参加くださったF様とK様   さらに今回は、共創パートナー企業としてご登録されている「Peatix Japan株式会社」様にもイベントの告知をお願いし、そこから1名の方にイベントへ参加いただくことができました。本当にありがとうございます。   Peatixをきっかけに参加してくださったF様   イベント告知の内容通り、参加者のみなさまには裁ちばさみなどの布を切る道具を持参いただき、ドレスの材料となるハギレをテープ状にカットしてアップサイクル可能な状態にしていただくワークショップ形式となりました。   すでにチームメンバーとして活躍していただいている方は、今回のイベントではロータリーカッターを使ったりなど、自分に合ったやり方で創意工夫されているのがみて取れたことも嬉しかったです。   左手首にオリジナルのシュシュをつけたチームメンバーのあむさん   また、作品作りに使用している特許技術を使って色々なものを試作している中で、赤×青×白のミャクミャクカラーでオリジナルのシュシュをチームメンバーの証として作ったのですが、メンバーがそれぞれに魅力的な形で身につけていただいていました! こちらのイノベーティブなアイテムは「TEAM EXPO ENGINE」を通じて、応援購入サービスMakuakeで応援購入が可能となるよう、いま準備を進めているところです。   髪にオリジナルのシュシュをつけたチームメンバーのあいさん   ワークショップで切るために持って行ったハギレは決して少なくなかったはずなのですが、みなさん非常に集中して作業していただいて、切るハギレがなくなりそうなハイペースで進行していきました。   アップサイクル可能な状態に加工されたハギレ   作業の特性上、どうしても集中して黙々と没頭しているような状態になってしまいがちなのですが、今回は万博のテーマ曲であるコブクロの「この地球の続きを」を会場のBGMとして流し続けていたので、終始穏やかな雰囲気でイベントを進行することができました。   今回のイベント参加者の5名さま   イベントのダイジェスト動画(速報版)はこちら 今回のイベント時点で、作品の大きさは直径1.2mほどになりました。 「万博まで1年を切っていて、世界一を目指しているドレスの大きさがそれで間に合うの?」と思った方がいらっしゃるかもしれません。 ところがこのドレス、その製作方法の特徴から、ドレスが大きくなればなるほど、大きくなるペースも加速的に上昇していくのです。    加工されたハギレをドレスに縫いこんでいる様子   初めはもちろん、1台のミシンを使って1人でテープ状に切ったハギレを縫い合わせることで小さくドレスの製作をスタートさせました。 ところがここまでドレスが大きくなってくると、複数のミシンで同時にドレスの製作が可能になるのです。   2台のミシンを使って2人で同時に1着のドレスを製作しているイメージ   もともと1台のミシンを使って1人でやっていたことを、2台のミシンを使って2人で同時にやるようになれば、当然ドレスが大きくなるペースは2倍になります。 2倍のペースでドレスが大きくなれば、ドレスの製作にさらにミシンを加えることができます。そうなるとさらにドレスが大きくなるペースは上昇し、ドレスが大きくなればさらにミシンを加えることができて・・・とこのように、このドレスの製作プロセスは相乗効果のあるものなのです。   ドレスが回転しながら大きくなっていくイメージ(実際にはドレスをマネキンに着せて回転する台の上に載せます)   そんな風に、多くの人が製作に携わり、ドレスは反時計回りに回転しながら大きくなっていく。 万博会場で、そんなオープンファクトリーの取り組みをやったら、絶対に面白いと思いませんか?    製作中のドレスを着たミャクミャク   というわけで、もしこのドレスの共創に参加したいという方はぜひご連絡ください。 オーバーロックミシンを持っている方はもちろん大歓迎! 未経験でもやる気があれば、できるようになるまで丁寧にコツをお伝えします。   当チームでは引き続き、この共創チャレンジにご参加(共創)いただける方々を募集しています。 ご応募、お問い合わせは下記のメールアドレス、小林までお願いいたします。   kobayashi@orvmodestudio.com

    続きをみる

1107
mVAlGJk2Y-9TfZmGn7R5WRkkxpa4_d_dMZl5apUss3xbUXdzoeyoW3S9bK-JK6ud2bv_oTzHlk7KCFMmatnvwdbekrFK-6Ew6iB_K0RvrybBztaRy19Y4--o2VAYFW4nAQO58bIEt-cKl_WWoWYsuw