【定期連載】共創までのストーリー 万博開催まで445日前~共創チャレンジ「コスモポリタンキャンパス(キッザニア SDGs プロジェクト)」~
レポート
投稿者 | TEAM EXPO2025 事務局 Pelusa |
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最終公開日時 | 2024.01.24 |
共創までのストーリー
大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025」プログラムから生まれた共創を実体験からお伝えする「共創までのストーリー」。
今回は、コスモポリタンキャンパス(キッザニアSDGs プロジェクト) において、実現した共創についてお聞きしました。
ご登録いただいた共創チャレンジでは、どのような活動をされていますか?
2023年2月にKCJ GROUPはTEAM EXPO 2025共創パートナーに参画し、“こどもの未来“をテーマにさまざまな企業・団体と共創活動を行うために同4月に産官学連携プロジェクトを発足しました。そして、本プロジェクトにおける共創チャレンジの一環として、関西初となるコスモポリタンキャンパス2023 with EXPOを開催する運びとなりました。コスモポリタンキャンパスは、2018年より実施しているワークショップで、対象は中学生が中心となっています。4Cスキル(※)を育み、激変の時代を生き抜く力を身につけることを目指し、毎年、多彩なチームで講師陣と受講生を構成しております。今回の共創チャレンジでは、企業・大阪府・大阪大学・万博協会の様々なサポートを受けながら、社会課題とその解決策をより広く世界に発信するパビリオンを企画・提案する「未来社会をデザインしよう!―大阪・関西万博へミライパビリオンを提案―」というプログラムを今年度の8月に実施しております。参加した中学生たちは、解決を願う社会課題について、他者に伝わる形で発信するために、大人と協働でパビリオンの構想・制作に取り組みました。また万博の過去事例なども学び、あらためて大阪・関西万博の意義を知る時間も設けました。今後も大阪・関西万博を一つのチャンスととらえ、こどもと大人がこれからの未来を共に考えて、一歩踏み出すための活動を進めてまいります。なお、今回の活動につきましては、キッザニア公式のYouTubeやX(旧Twitter)でその一部をご覧いただけます。 (外部サイト)https://www.kidzania.jp/sdgs/report/013/
※アメリカで定義された「21世紀スキル」の中で提唱されているスキル。 創造(Creativity)、論理的思考(Critical Thinking)、対話(Communication)、協働(Collaboration)
どなたと共創しましたか?
大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ(以下 大阪大学SSI)が共催、2025年日本国際博覧会協会がご後援くださいました。 ご登壇者としては、基調講演を建築家であり、大阪・関西万博会場デザインプロデューサーを務める藤本壮介氏、各日程の講師はTEAM EXPO 2025の株式会社三井住友銀行様やロート製薬株式会社様、大日本印刷株式会社様他の方々にご協力いただきした。
その共創によって、何が生まれましたか?
次世代を担うこどもを主役としたプログラムとして、大阪大学SSIと弊社チームを中心とした次世代の育成へ向けたアクションを起こす人・組織のネットワークが構築されました。また、今回のワークショップでは、成果物として、こども達の社会課題への関心と解決策をミライパビリオンシートに表現しました。そのシートを制作するプロセスで、こども達は「科学と自然の調和」など、より良い未来へ向けた新たな価値創造に挑戦しています。さらに、この成果をパブリックな場で展示して、ご覧になった方が「良い」と思ったパビリオンにご投票いただく取り組みも予定しています。この取り組みにより、ワークショップ参加者以外の人たちを、より良い未来の実現へ向けた取り組みに巻き込むなど、活動のより一層の広がりを希求しています。
共創先は、どのように探しましたか?また、一番最初は、どのようにコンタクトを取りましたか?
まずは、KCJ GROUPが企画・運営する「キッザニア」のパートナー企業を中心に「TEAM EXPO 2025」へご登録されている企業や団体へお声かけをしました。4月に産官学連携プロジェクトを発足した際、「自分達の意見を発信し行動を起こせる場所をもっと作ってほしい」という7万人のこどもの声をお伝えした上で、万博に向けた今回の企画を説明しましたが、その必要性に深く賛同いただき、活動の輪が自然と広まっていきました。
共創実現までのプロセスを教えてください。
企画立案からワークショップ実施までは、5か月ほどの期間となりました。多彩なご登壇者の皆様が、こども達へ熱い思いをお持ちの方ばかりでしたので、各日程の内容をどのように成果物制作へと収束させられるのか、贅沢な悩みながら試行錯誤しました。しかしながら、そのプロセスで各ご登壇者とのチームワークも強くなり、最終的には皆様のサポートでこども達のアイデアが詰まったミライパビリオンシートに結実しました。また、最終日の発表会で、テーマを決めた議論ではなく、世代の異なるこどもと大人が自由かつゆるやかな対話をすることで、お互いの関係構築につながる様子を見受けられたことが、共創の一つの意義でもあると感じられました。
共創実現するにあたって、必要なこと、大切なことは何でしょうか。
産官学連携ということで、異なる立ち位置で意見が交わされる場面が多くありました。その差異を乗り越えるためには、共創に参加する個人や企業・団体などそれぞれが、同じ目標に向かうことが大切だと感じられます。今回は、異なる意見を大切にしてそこから互いに学ぶこと、また、常に「いのち輝く未来社会」を担うのはこども達、という共通認識へ立ち返ることで、意見の集約を行ってまいりました。
最後にPRをお願いします。
今回の共創チャレンジをスタートラインとして、こども達の未来に向けた声をより広くより多くの人へ届けるチャレンジを続けてまいります。そして、万博会場でこども達が世界に向けて自分達が考える輝く未来について発信し、それを実現していくためのサポートをKCJ GROUPは全力で行っていきたいと考えております。
~共創チャレンジ~
コスモポリタンキャンパス(キッザニア SDGs プロジェクト)
「こどもが主役」のSDGs啓発活動に取り組む「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」「キッザニア福岡」の企画・運営行うKCJ GROUPは、2018年から中学生を対象に、4Cスキル(※)を育み、激変の時代を生き抜く力を身に付けることを目標にしたワークショップ
「コスモポリタンキャンパス」を実施し、テーマに「他者との共生」や「働くことの未来」など、その時代を象徴する社会課題を掲げてきました。例えば、今回、TEAM EXPO 2025のメンバーと共に中学生を対象とした、ミライ×クリエイティブ・ワークショップを実施するなど、こども達の未来探索を大人がアシストし、描きたい未来を発信する場を共に創り上げます。
※アメリカで定義された「21世紀スキル」の中で提唱されているスキル。
創造(Creativity)、論理的思考(Critical Thinking)、対話(Communication)、協働(Collaboration)
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大阪・関西万博まで445日前
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