みんなの投稿

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みんなの投稿一覧

「TEAM EXPO 2025」プログラムに参加されているみなさんからの投稿です。

  • 越前和紙の材料開発。 パルプ化を目指し、農地を観察。

    ※情報公開が可能になりましたので、過去にさかのぼり活動の報告をしていきます。     ■パルプの開発   国産原料の生産減少に伴い、その希少性から価格が上がり、国外産の原料が増えています。   プロジェクトメンバー内で協議し、持続可能な原料となるような、材料を探すことにしました。   そこで、地場産業から材料になり得るものを探すことで、将来にわたり原料化できると考えました。   越前は、大麦の産地であることから、麦藁をパルプ化し原料になるかを研究、開発することにしました。   当社だけでは、研究・試作が持続的にできないため、地元農家さんや製紙会社さん、大学の研究室と共創し、和紙づくりの伝統技術に、現代の技術を掛け合わせ、いのちつなぐ持続可能なものづくり社会を目指していきます。     ■農地の現場観察   福井県の越前市の農地にプロジェクトメンバーが訪問し、遊休農地を観察。 来期のパルプ化の検討に、この農地での栽培を検討していく。   この日は、良い天気に恵まれ、北陸地方ということで着込んできたが、少し汗ばむ陽気でした。   広い空の元、研究開発にこもる我々にとっては、心も開放的に・・・   大麦の栽培農家の方々と協議し、麦パルプ化開発を共創していくことになった。          

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  • 和紙の原料になる、 『トロロアオイ』を収穫してきました!

    ■『トロロアオイ』栽培地へ訪問   今年の夏に、芽掻きで訪問した「トロロアオイ」栽培農地へ伺いました。     今年の夏は良い天気が続き、例年より大きいものが多かったと農家の方も喜んでおられました。   これが「トロロアオイ」。土の中から立派な「根」が出てきた。 根の太さは、平均で直径約50mm。 大きいもので直径70mm以上もありました。 材料としては、上から約150mmと太い部分が使用される。   「芽掻きをしたもの」「芽掻きをしていないもの」を栽培し、成長の差を確認をしました。   この「根」をつぶして出てくる粘液を「ネリ」と呼び、 薄くて丈夫で保存性に富んだ和紙の重要な役割を担う。   芽掻きを十分に行い、栄養をしっかり蓄えさせることで、商品としての「根」を作り出す ことが実証できた。   2024年も、「トロロアオイ」の栽培に携わり、和紙文化の継承と展開に役立ちたいと思います。

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  • 『混抄和紙』で、熟成15年の 日本酒のラベルを作成!

    ■混抄和紙で製品ラベルを作成! 熟成酒ブランドの『八継』ブランドの「刻15 実楽」(製造元:沢の鶴)で、お酒の醸造工程で発生した米糠を和紙の抄造に混ぜて漉き上げ、製品の「ラベル」にした。 タンパク質成分が抜けるなど技術的な課題はあったが、和紙の製紙会社であるアワガミファクトリー社との共創で解決策を示し、ラベルへの抄造を行った。   ▶意匠紹介:https;://hakkei.site   ■「米糠」を混抄   日本酒の醸造する生産工程で生じる「米糠」を、和紙に抄造することで熟成酒のストーリーを奏で、製品価値を向上させる包材になった。     和紙の紙料に「米糠」を混ぜ、材料を削減する。また、「米糠」の艶やかさが、表面を滑らかにし、より一層 華やかなものにした。   ■製品の資材に使用。   熟成酒『八継』ブランドのラベルに使用されることで、和紙の魅力を広げる活動につながった。   製品サイトでは、その抄造など映像で公開している。 製品の包材に採用いただくことで、「伝統文化」を次世代に継承していくキッカケにしていきたい。            

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  • 手漉き和紙の原料「ネリ」を生む、 『トロロアオイ』の産地に行ってきました!

    ■トロロアオイとは・・・   紙漉きの材料の中でも重要な「ネリ」を生む『トロロアオイ』。 楮や雁皮の繊維と一緒に、水に混ぜ「紙料」を作ります。この時に、粘りを出し、トロトロにする「ネリ」をつくるのが、『トロロアオイ』の役目です。 この「ネリ」は、紙漉き簾の中で、繊維を均一に分散させ、へばりつかせる働きがあります。 「ネリ」が効いていないと、漉きにくくムラになり、紙干しする際に紙同士がくっつきます。   楮や雁皮、水と混ぜ、紙料にする。     ■産地を視察   見たことのない大きな葉。 今回、訪問した畑で、年間2-3tの収穫量に及ぶ。   この「土」が良いとのこと。 さらさらで、小石がない。     ■「芽かき」を体験   不要な新芽、わき芽を取り除き、頂芽に栄養を集中させる。 今年も良質な 『トロロアオイ』 になりますように!   この下に、ネリを生む本体が埋まっている・・・。   草姿が低いため、常に中腰の作業でした。 作業時間は短かったが、手先に力を入れ、集中力もいるため大変な仕事だと実感。     ▶次回は、『トロロアオイ』の収穫時期に再訪し、土の中の本体を拝みたい。                          

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  • 大学との研究開発。 パルプ化研究の課題解決を進める。

    ■大学との共同研究   和紙の紙料としてのパルプ化を、大学の研究室と産学連携を進めています。   今回は、の研究対象物の現物確認のため、大学に訪問しまし研究チームと面談してきました。

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  • 和紙の原料視察。 楮の刈り取りを体験。

    ■和紙の原料である「楮」の刈り取り体験   国産「楮」の刈り取りを体験。また、三椏の発育を視察。 刈り取った「楮」の皮を剥ぐ。   「楮」の皮を少し干し形状を整える。     大型の蒸し器で、「楮」の皮を蒸し上げる。   蒸した「楮」の皮を、乾燥させ原料に。   「三椏」の発育を観察。                              

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  • 越前和紙の手漉きを体感。 伝統産業支援で、サステナビリティに貢献!

    ■越前に訪問   福井県の越前市に、「紙の神様」を祭る『大瀧神社』をプロジェクトメンバーが参拝。 1500年前、紙祖神「川上御前」様が、この里に紙漉きの生業を伝えました。1984年には、国の重要文化財に指定されました。 ■手漉き和紙を体験   越前では手漉き和紙の紙料として、楮、三椏、雁皮に清水を加え、トロロアオイでネリを混ぜて抄造します。   海外原料が多いですが、今回は国産の雁皮を使用し抄造します。 紙漉きも重要ですが、原料の汚れを洗い、ゴミを取り除き、奇麗な紙料にすることが抄造の重要なポイントです。 自然の恵から生み出される「越前和紙」。漉き始めは早く、最後はゆっくりと揺らすのが特徴です。   1500年前から、変わらぬモノづくりに励み、古いものをそのまま使うのではなく、 時代に合った価値を加えて進化しながら、未来につなぐ伝統工芸文化へと、大切に受け継がれています。                              

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