みんなの投稿
みんなの投稿一覧
「TEAM EXPO 2025」プログラムに参加されているみなさんからの投稿です。
公開:2023.05.17
ドローンの信号測定
産業用ドローンでは主に2.4GHz帯の周波数が使用されているとされています。この2.4GHz帯の電波を利用して、ドローンのコントローラーでドローンを操縦したり、ドローンに搭載されたカメラから送信される映像を受信することができます。 実験では、ドローンに搭載されたカメラから送信される電波をNICTのシールドルームで測定しました。 シールドルームは、外部からの電波を遮断し、同時に内部からの電波が外部に漏れないようにするために作られた特殊な部屋です。 ドローンから送信された2.4GHz帯の電波は、受信器と接続された測定器を通じて電波の挙動を観察することができます。その観察結果をYoutubeにアップロードしました。 以下のリンクから動画をご覧いただけます。ご確認ください。 https://www.youtube.com/watch?v=w-xFzEXLfqI
公開:2023.04.13
建築材料の電波特性調査 その1
東工大DLab challengeの実験の様子を紹介します。 実験に用いた建築材料 初めに実験した建築材料です。写真のようなさまざまな建築材料について、電波特性の実験を行いました。 壁は木造を想定しています。壁の外側から、金属サイディング、胴縁、防水シート、構造用合板、機密シート、断熱材、機密シート、石膏ボード、壁紙まで、さまざまな建築材料について測定を行いました。 電波は現在wifiで使われている2.4GHz帯と、これから5Gで活躍する24GHz帯で測定しました。詳しい測定方法については、こちらを参照してください。 例えば、針葉樹構造用合板(t=12.5mm)の場合、2.4GHz帯では35%程度の電波の減衰が、 24GHz帯では60%程度の減衰がみられました。 電波の周波数が高くなればなるほど、遮蔽物による減衰率が高くなることがわかります。 他の材料についても、これからどんどんアップデートしていきます。