ダイバース・ユニバースプロジェクトにご協力いただいている香港チームと共に、香港にあるHo Koon Nature Education cum Astronomical Centreで星空イベントの共創が実現しました。
「天文科學之夜-星空無界限(天文科学の夜-ダイバース・ユニバース)」と題された、日本と香港をつなぐ星空文化交流イベントに50名近くのお客様が来場されました。
香港チームのご尽力のもと、星空に興味を持つ沢山の方々にお集まりいただき、ダイバース・ユニバースプロジェクト主旨を現地の皆さまに知っていただく大変良い機会となり、チーム一同プロジェクトの手ごたえを少しずつ感じることができたと実感しています。
ダイバース・ユニバースの総監修であるJAXAの矢野創先生のオンライン講演では、来場者の方々に内容をじっくりと理解いただくため香港チームにご協力いただき、丁寧に日本語の文節を区切りながら広東語で逐次通訳を行いました。
古今東西の星座が時代と共にどのようにして変化していったのか、そしてどのようにして文化と文化の懸け橋を渡っていったのかをダイバース・ユニバースの主旨と重ね合わせながら一つひとつ紐解く講演を通じ、食い入るようにスライドを見ていた来場者の方々の脳内で点と線がつながる「アハ体験」が会場中に次々に沸き起こっていました。
質疑応答のコーナーでは、最初は緊張していたシャイな皆さまも一人二人と順番に挙手する中で次々に疑問を投げかけ合う場面も見られ、大盛況の内に幕を閉じることができました。
イベントの後半の「星座ビンゴ」大会では、先着順に万博グッズをプレゼントするというルールを説明した途端、会場中の雰囲気が一変。中央の台に並べた「ミャクミャク」ぬいぐるみをはじめとした景品に視線がグッと集まりました。
香港チームが企画してくれた「星座ビンゴ」は予想以上の大盛り上がりで、このフィジカルな星空ゲームが文化や国境を越え、老若男女問わず「星好き」であれば誰もが楽しめるということを証明してくれた瞬間でもありました。
スクリーンに映し出された星座が変わるごとに歓喜と落胆の入り混じった声があちこちから聞こえ、星座にまつわるエピソードを各々様々な表情で聞き入っていたのも印象的でした。
最初に「ビンゴ!」の声を高らかに上げた強運なお客様は、会場中が狙っていた「ミャクミャク」ぬいぐるみをゲットし、満面の笑みを浮かべていました。
そこからは次々に「ビンゴ!」の声と共に手があがり、プレゼントを並べた台には楽しそうな長蛇の列ができていました。
今回のイベント企画もそうですが、香港チームのメンバー皆さまにはダイバース・ユニバースプロジェクトへの深い理解と積極的な協力姿勢を見せていただき、どんどんとアイディアが形になってゆく達成感を実感しています。
上の画像はダイバース・ユニバースのイメージイラストを使用したクリアファイルですが、下の画像のHo Koon Nature Education cum Astronomical Centreが撮影した星空写真と裏表のデザインで自主的に作成していただくなど、国や文化を越えた共創が沢山の方々のご尽力により実現しています。
香港チームとオンラインでの打ち合わせを重ね実現した今回の国際イベントでしたが、実際に対面するオフラインでのつながりを交えることで、さらに体温を伴った可能性の広がりを感じることができました。
ご同行いただいたAstro Ninja Projects代表の山内銘宮子さま、香港チームの皆さま、ご来場いただいた皆さま、この度は誠にありがとうございました。
次回記事では、今後のダイバース・ユニバースの様々なプロダクト開発のアイディアにつながった、香港・マカオ視察のレポートをお届けします。