■越前に訪問
福井県の越前市に、「紙の神様」を祭る『大瀧神社』をプロジェクトメンバーが参拝。
1500年前、紙祖神「川上御前」様が、この里に紙漉きの生業を伝えました。1984年には、国の重要文化財に指定されました。
■手漉き和紙を体験
越前では手漉き和紙の紙料として、楮、三椏、雁皮に清水を加え、トロロアオイでネリを混ぜて抄造します。
海外原料が多いですが、今回は国産の雁皮を使用し抄造します。
紙漉きも重要ですが、原料の汚れを洗い、ゴミを取り除き、奇麗な紙料にすることが抄造の重要なポイントです。
自然の恵から生み出される「越前和紙」。漉き始めは早く、最後はゆっくりと揺らすのが特徴です。
1500年前から、変わらぬモノづくりに励み、古いものをそのまま使うのではなく、
時代に合った価値を加えて進化しながら、未来につなぐ伝統工芸文化へと、大切に受け継がれています。