パソナグループは、UNITAR(United Nations Institute for Training and Research:国連訓練調査研究所)と、女性・若手のデジタルスキル向上及び就業支援に関する覚書(MOU:Memorandum of Understanding)を、6月28日(水)に締結いたしました。
UNITARは、1965年に設立された国際連合内の自治機関で、とくに後発開発途上国や小島しょ開発途上国、その他の脆弱なグループや共同体など、主に開発途上国を対象に訓練や能力の開発を実施しています。
この度パソナグループがUNITARと締結するMOUでは、自国の情勢不安で避難を余儀なくされたウクライナ人女性や、就業が困難なサハラ砂漠以南のアフリカに住む若者や女性に対し、デジタルスキル向上に向けた研修などを実施し、一人ひとりの自立を後押しする就業支援を行ってまいります。
これを受けて10月16日に行われた『デジタルリスキリング研修プログラム』は、UNITARが主体となり、日本をはじめ、各国や組織の協力を得て、ウクライナから避難して現在ポーランドに在住し、デジタル分野でのリスキリングを希望する女性約500人を対象に実施しました。2024年3月まで3段階の研修を行い、第1段階ではウェブデザインやサイバーセキュリティなどを学び、修了者の中から選抜された優秀者の50名が第2段階へと進みます。第2段階ではインストラクターの指導のもと、ビジネスアイデアの創出を実施します。第3(最終)段階では、最終10名が2024年2月にポーランド・ワルシャワにて開催される「デジタルチャンピオン」カンファレンスへの参加に向け、ビジネスアイデアのブラッシュアップを実施。投資家や、起業の専門家などに向けたプレゼンテーションの機会が提供されます。
パソナグループとUNITARは、本MOU締結を通じて、今後も海外の女性活躍を推進していくと共に、開発途上国の発展と経済促進を支援してまいります。
<日時>
2023年6月28日(水)
<場所>
PASONA SQUARE