私たち、株式会社ケーエスケーは、社員に「キャラバン・メイト」の資格講座を推奨し、有資格者が近畿2府4県の医療・介護関連従事者のみならず地域住民も対象とした「認知症サポーター養成講座」を実施しています。
2024年1月19日に、大阪市中央区社会福祉協議会のかたと協働で、“御堂筋本町ちどり保育園”で、「認知症キッズサポーター養成講座」を開催しました。講座には、当園に通う4歳5歳の子どもたち27名が参加してくれました。
“じゃんけん遊び”や、“おじいちゃん、おばあちゃんになったら”のお話、寸劇“ももちゃん一家のお話”などを交えて、楽しく学んでもらう講座です。
寸劇では、身近で起こるかもしれない、認知症の方によくある3つの症状で実施しました。
①財布が無い!どこに置いたか忘れてしまった
②帰れない!道に迷って困っている
③ご飯まだ!さっきご飯を食べたことを忘れてしまっている
子どもたちに、接し方の良い例、悪い例を考えてもらいました。
「こんなこと言わないであげてね!」
「こう言ってあげたら良いんだよ~」
と具体的に例をあげて、子どもたちがわかりやすいように、楽しく行いました。
園長先生からは、実際はご飯を食べたのに「まだ食べてない」という時、「さっき食べたじゃない!」と怒るのではなく、気をそらすために、「テレビでも見て、お茶を飲んで待っててくださいね」と対応すれば良いんですねと、とても勉強になりましたと感想をいただきました。
最後に、子ども達からは、元気いっぱいの「来てくれてありがとう!」という言葉をもらい、子ども達の成長を感じ、本取組みへの励みとなりました。
本講座によって、子どもたちが今まで知らなかった認知症のことを理解し、認知症のかたやその家族が困っていたら優しく声をかけたり、温かい目で見守ることで、認知症の人や家族に優しく全ての人が笑顔で元気に日常生活を送れる街づくりのきっかけになると良いですね。
【問い合わせ先】
株式会社ケーエスケー 地域包括ケア推進部
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