■トロロアオイとは・・・
紙漉きの材料の中でも重要な「ネリ」を生む『トロロアオイ』。
楮や雁皮の繊維と一緒に、水に混ぜ「紙料」を作ります。この時に、粘りを出し、トロトロにする「ネリ」をつくるのが、『トロロアオイ』の役目です。
この「ネリ」は、紙漉き簾の中で、繊維を均一に分散させ、へばりつかせる働きがあります。
「ネリ」が効いていないと、漉きにくくムラになり、紙干しする際に紙同士がくっつきます。
楮や雁皮、水と混ぜ、紙料にする。
■産地を視察
見たことのない大きな葉。
今回、訪問した畑で、年間2-3tの収穫量に及ぶ。
この「土」が良いとのこと。
さらさらで、小石がない。
■「芽かき」を体験
不要な新芽、わき芽を取り除き、頂芽に栄養を集中させる。
今年も良質な 『トロロアオイ』 になりますように!
この下に、ネリを生む本体が埋まっている・・・。
草姿が低いため、常に中腰の作業でした。
作業時間は短かったが、手先に力を入れ、集中力もいるため大変な仕事だと実感。
▶次回は、『トロロアオイ』の収穫時期に再訪し、土の中の本体を拝みたい。