
夕焼けはなぜ赤い 理科実験教室 雲雀丘学園小学校 2023.7.11
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投稿者 | 認定特定非営利活動法人コアネット |
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最終公開日時 | 2023.08.05 |

【実施日】 2023年7月11日
【場 所】 雲雀丘学園小学校
【テーマ】 夕焼けはなぜ赤い
【実施概要】
「やってみなはれ塾」2023年度前期3回目のプログラムとして「夕焼けはなぜ赤い」を実施しました。実験に先立ち、「空の色」にはどんな色が有るのか?どうしていろんな色が出来るのかを考えました。そして起こった疑問について答えるように説明を行いました。
・太陽の光が地球の空気や空気中のちりの粒にぶつかって散らばり、空の色を作り出しています。
・太陽の光は無色に見えるが虹色=7つの色が混じっていて、それぞれの色の光は波長が異なります。
・波長が短い青い光は、強く散らばりますが、その分届く距離が短くなります。波長が長い赤や橙の光は、散らばり方は弱いのですが、反面届く距離が長くなる性質があります。
・この光の性質が空の色を変えています。昼の太陽の位置は真上で光が空気中を進む距離が短いから青く見え、逆に、太陽の位置が水平線の下にあると光が空気中を進む距離が長くなります。青い光は進む間に散らばって見えにくくなり、長い距離でも散らばりにくい赤色が多く見えます。このために、夕方の空は橙色から赤色の夕焼けが見えます。
本当にこんなことが起こるのか?こんな変化が起きるのか?を実験で確かめました。
・太陽の光は「LEDライト」で代替、天空の空気の厚い層の代替はペットボトルに充填した「液体床ワックス液の水希釈液」を使用しました。
・LEDライトでペットボトルを照らして、ボトルの中の水の色を観察しました。
・昼と夕方の太陽の位置を意識して、LEDライトの光をペットボトルに当てる位置を変化させ、ペットボトルの中の水の色がどのように変わるのかを観察しました。
・先の説明にあった「夕焼けが赤くなる仕組み」即ち、ペットボトルの水の色は、LEDライトの近くでは青白く、LEDライトから離れるにしたがって橙色っぽく変化し、夕焼けが再現できることが確認できました。
・児童の自主実験では、自分たちで考えた方法として、ペットボトルを立てたり、何本か並べたり、複数のLEDライトで照らしたり等、いろいろ状況を変えて実験を行い、色の変化を楽しんでいました。
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