子どもらの編集力や発信力の向上を目指した〝ノート代わり〟の新聞形式ワークシート「新プリ」をめぐり、大阪市鶴見区の市立鶴見南小学校さまが7月27日、教員の皆さまを対象にした研修会を校内で開いてくださいました。新プリを共同開発したプラススターHR代表と教諭が登壇し、新プリの使い方や効果を説明。今後の導入に意欲を示す教員の方もいらっしゃって新バージョンも誕生し、連携拡大に向けて弾みがつきました。
◆任意参加でも盛況、他校から参加も
研修会は、校内向けのキャリア教育研修の一環として企画してくださいました。任意参加にもかかわらず、16人の先生方が出席。このうちお一人は、朝日新聞での掲載で新プリの活動に関心を持ってくださった交野市の小学校からのご参加でした。
研修会では、プラススターHR代表が、新聞作成の技術の習得は、どのような力になり、どんな場面で役立つのかを最初に説明。その仕組みをどう新プリに落とし込んでいるかをご紹介し、各単元用からグループ活動用まで計4種類の使用方法をお示ししました。
◆子どもの将来に役立つ仕掛け説明
新プリは、新聞の形式以外にも、問題解決に使われる「フレームワーク(思考の枠組み)」を活用しており、編集力と発信力はもちろん、キャリア教育で育成が求められる「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題対応能力」「キャリアプランニング(将来設計)能力」−の四つを育成するのに役立つ点もお伝えしました。
また、新プリを共同開発した教諭は、現場での使い方のポイントを明示。使い慣れると授業をより効果的に進められたり、児童の学習状況を把握しやすくなったりする利点を示す一方、さらに学習成果につながるよう試行錯誤を続けている現状を紹介しました。
◆絵図描き込み用を追加
先生方は真剣な表情で臨んでくださった上、「理科や道徳といった教科で導入してみます」との前向きなお声もいただきました。
新プリは、子どもたちや教員の皆さまのご指摘を踏まえて内容の改善を続けているのが特徴。今回も、いただいたご意見を踏まえ、絵図描き込み用の新しいバージョンの作成につながりました。
今後も現場の声に合わせて「より使いやすく、より分かりやすい」新プリを模索し続け、子どもたちの育成に貢献していきます!
◆お問い合わせは、プラススターHRホームページの問い合わせフォームからお願いいたします。