東京都羽村市「認定こども園あすなろ」様にて子ども向け金融教育プログラム「おみせやさんごっこ」を開催しました。
プログラムの詳細はコチラ
【DAY①~お金のことを知る~ 1月15日(水曜日)】
子どもたちは、キラキラと目を輝かせながら、実際のお金を触っている様子でした。世界のお金や、1円玉×千枚分の硬貨にかなり興味を持っていた印象でした。
お金博士からの「もしもお金がなかったら?」という質問に対して、子どもたちからは「ご飯が食べられない」など意見が出ました。それに対して「お魚は釣ってくれば良い」という意見や、「釣竿は買わないといけないからやっぱりお金が必要」「網はどうする?」「やはりお金を出して買わないといけない」といった具合に、連鎖的に色々な意見が出てきました。
最後には「やはりお金は必要」との着地となり、子どもたちながらにお金は大切だと思い至った所がとても印象的でした。
【DAY②では、オリジナル紙幣を作ったりチャレンジでお金を得たりなど、”お金をつくる・稼ぐ”プログラムを実施し、お金について考える期間を設けました。(~2週間程度)】
【DAY③~おみせやさんごっこ~ 1月29日(水曜日)】
最初緊張していた様子の子どももいましたが、徐々に心を開いてくれました。大事なところはしっかりとお話を聞いてくれて、前半後半ともに、楽しそうにおみせやさんごっこを開催してくれました。
自分たちでものを売る楽しさ、自分の頑張ったお金でほしいものを買える喜びがあふれていた様子でした。おみせやさん担当の子どもで、事前に教えていないのに「またおこしくださいませ」と言葉を付け加えていたり、「なににいたしますか?こんな面白いのありますよ!」などと、商品が売れるように積極的に声をかけている姿も見られました。また、お金が一枚足りなくて困っているときに、「もっと考えて使わなきゃ」と、声を掛け合っている姿など、とても印象に残りました。
先生方からは、子どもたちがすごく楽しそうに、おみせやさんをすることができて良かった、本当にありがとうございました、とお喜びの声をいただきました。また、欲しいものがあるのにお金が足りないことや、どうしたらもっと売れるんだろう?と考えることが、子どもたちにとってとても大きな学びの機会になったと思いますと仰っていただきました。
【DAY④~まとめ・振り返り~ 1月30日(木曜日)】
子どもたちはしっかりお話を聞いてくれました。
「おうちの人へのありがとう」の場面では、おうちの人がお仕事を頑張っているお話などしてくれた子どももいて、とても心に刺さってくれたのではないかと感じました。
全体を通しての感想を聞いたときに「好きなものが買えてうれしかった」「おもちゃで遊べてたのしかった」など、主に欲しいものを手に入れたことへの満足感をお話してくれました。次回は自分がたくさんお手伝いをしたからたくさん買えた等のお手伝いとお金の繋がりを意識した感想も聞けるようにしたいと思いました。
先生方からは、子どもたちにとても大切なことを教えてくださって本当にありがとうございました。お金がどんなものなのか、お仕事をして手に入れることや、困っている人に寄付をすること、おうちの人への感謝なども、しっかり伝わっていると思います、とのお声をいただきました。