■片山酒造さんとの共創
「千年未来工藝祭」の出展で、展示する商品の企画を行った。
越前のお酒に、越前の麦をパルプ化し、越前で抄造した和紙ラベルと合わせ「オール越前」として
地域の魅力を届ける形を考えました。
越前市余田町の片山酒造株式会社さん(https://www.sake-kansai.com)と共創の機会が得られました。
片山酒造さんと協議し、純米吟醸の「かたかた」という、越前市白山地区の 「コウノトリ呼び戻す農法米」でできた、酒米「五百万石」を使用した商品に決定した。
この自然農法でコウノトリの生活環境を整備し、毎年の巣立ちを支援している。
対象品も決まり、たくさんの方々と出逢い、完成した大麦パルプ和紙を、【ラベル】の形に仕上げていきます。
私たちの強みは、手漉き和紙のもつ、植物繊維のランダムな広がり、全体の凹凸感といった、一枚ずつ違った美しい風合いに対し、高精細な印刷加工を安定して行い量産化すること。
1986年から、約40年に渡って改善・改良を重ねてきた、『伝統的な和紙に対し、機械で量産化できる技術』で、私たちは、【ラベル】の形で、越前和紙の魅力を 世界に届けます。
出来上がった麦和紙ラベルを、片山酒造さんで一枚一枚丁寧に貼り付けていきます。
大麦パルプでできた和紙の魅力を、商品の魅力とともに【ラベル】の形で、届けていきます。
ラベルにあしらわれたコウノトリをはじめ、 地域環境を持続可能な形で守り、生き物を育みながら、この開発した麦和紙が、より多くの方々の未来を彩ることを願っています。