SDGs子ども大学運動実行委員会

共創パートナー

2023.06.08

「SDGs子ども大学」を全国に広めたい!

私たち「SDGs子ども大学運動実行委員会」は、「SDGsをカリキュラムの基軸にすえた子ども大学」設立を全国各地でサポートしています。2022年度までに、子ども大学だざいふ・ふくおか(2020年)、子ども大学もじこうきょうしつ(2021年)、子ども大学くしろ(2022年)などが開校しています(詳細は「創出・支援したい共創チャレンジ」に記します)。授業の基本形は、【1コマ90分・1日2コマ、週末土日のどちらかに年に数回または定期開催】といったものですが、各子ども大学は地域の状況に応じて実施。共通するのは、「子どもたちの『なぜ?』に正面から・真剣に答え、なにができるかを子どもと一緒に考えることで、SDGsの目標達成につながる『草の根の底力』になる」という考えです。子ども大学での子どもの学びが、じわじわとその地域全体の力となりうるのです。そんなSDGs子ども大学が全国各地に広まることで、SDGsの目標達成に向けた「底力」が日本全体でつちかわれる! こう考えて、「SDGs子ども大学運動」に繋がる活動を支援します。

未来への宣言

2022年3月現在、「SDGs子ども大学」立ち上げに向けて準備を進めている地域がいくつもあります。設立に興味があるので話を聞きたい、という問い合わせも複数いただいています。2030年のSDGs達成の目標年まで、ラストスパートあと5年となる2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、全国各地での多くの子ども大学設立、SDGsの理解拡大に寄与したいと考えています。子ども大学は、子どもから家庭へ、家庭から学校へ、そして地域へとSDGs達成のための「底力」を広げることを目標としています。

きっかけ

わたしたち「SDGs子ども大学運動実行委員会」は、SDGsの理解を広めるためには、SDGsをカリキュラムの軸に据えた「子ども大学」の活動を広めていく必要性を実感。そこで同委員会・委員長の稲葉の人脈を活用して全国各地へお声掛けし、まずは子ども大学だざいふ・ふくおか、子ども大学もじこうきょうしつが開校しました(詳しくは「創出・支援したい共創チャレンジ」ご参照)。さらに、各地で開校した子ども大学の関係者から周りの方々へと話が伝わり、あるいは、新聞、テレビなどで子ども大学開校のニュースを見た方々から問い合わせを受けるようになってきています。
そこで、子どもたちの学びの機会を創出したり、SDGsの目標達成に寄与するために、各地でがんばっていらっしゃる方々に、「子ども大学」という活動を知ってもらい、自分たちの活動との接点に気づいていただき、「SDGs子ども大学」設立に興味を持ってもらいたいと考えて、「共創パートナー」に登録しました。

創出・支援したい共創チャレンジ

子ども大学は、地域に根ざし、地域の大学他の会場と地域の有志の方々の力を借りて、地域の子どもたちに学びと気づきの場を無償で提供しようという取り組みです(講師は地域問わず)。全国各地での子ども大学設立を通じて、SDGsへの理解を草の根で広め、子どもの「気づき」を広める活動を支援します。

これまで開校した子ども大学は以下のとおり。
★ SDGs子ども大学大学運動
開校例1校目は、子ども大学だざいふ・ふくおか(CUDf)。福岡県太宰府市を拠点にする日本画家・絵本挿絵画家の吉澤みかさんを中心に2020年プレ開校。https://cu-dazaifufukuoka.jp/
開校2校目:子ども大学もじこうきょうしつは、SDGs子ども大学運動実行委員会の委員長・稲葉が編集者として関係を深めてきた世界的アーティスト・黒田征太郎さんに提案し、2021年11月プレ開校。
開校3校目:子ども大学くしろは、北海道教育大学釧路校に2022年開校。10月30日の初授業は、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」をテーマに実施された。
その他、大分市、鹿児島市、金沢市など各地で開校準備がすすめられています。

提供できるリソース

技術・ノウハウ子ども大学くにたちの立ち上げ時には、現理事長の稲葉茂勝やスタッフが、先行するいくつもの子ども大学を訪問し、各方面に様々な角度からヒアリングをおこないました。その経験や、運営をしていく上で日々得ている情報などをリソースとして、新たなSDGs子ども大学の立ち上げ・運営に必要な技術・ノウハウをお伝えすることができます。
ネットワークNPO法人子ども大学くにたちの理事長であり、SDGs子ども大学運動の実行委員長をつとめる稲葉茂勝は、長年児童書編集者として各分野の専門家、大学教授、画家、作家などの先生方と直接やりとりをし、ネットワークを培ってきました。そのネットワークを提供することで新たなSDGs子ども大学を設立の際の講師探しも支援いたします。
その他「SDGs子ども大学」を設立する際に役立つさまざまな情報を提供いたします。たとえば、SDGsの理解を深める教材の提供(当NPO理事長・稲葉が執筆したSDGs関連書籍などから情報提供が可能)/子ども向けSDGsワークショップのノウハウや材料提供/地元の方々へ協力を求める際の説明資料提供/講師のご提案・紹介/プレスリリースやパブリシティ協力(子ども大学くにたちとして発信する他、出版活動を本業とする当NPO理事企業の協力など)など。

今後の展開

今後展開したい地域「SDGs子ども大学」が全国各地で展開されることを願っています
共創を希望する方々「SDGs子ども大学○○」をひらきたい!という熱意をおもちの方、「SDGs子ども大学運動」の趣旨に賛同してお手伝いいただける方や、「SDGs子ども大学」の講師になってくださる方などからのご連絡をお待ちしています。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

私たちは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」は、子どもたちにこそ、自ら考え、自ら描いてほしいと考えています。子ども大学くにたちの4本柱の活動(上記参照)は、いずれも、子どもたちが主体的に学び、発信する力、すなわち「未来社会」を「デザインする力」を培うことに寄与すると考えています。

SDGsとの関わり

SDGsをカリキュラムの機軸とする私たちの活動は、SDGsの全ての目標に関係すると考えますが、敢えて絞るなら、子どもたちを中心に据えた取り組みであることから、4の「質の高い教育をみんなに」を、また、みんなで広めていくという観点から、17の「パートナーシップで目標を達成しよう」の2つを選びました。

SDGs子ども大学運動実行委員会

「SDGs子ども大学運動」は、「SDGs子ども大学」を全国に設立することを目的にした実行委員会形式の運動体です。そもそも「子ども大学」とは、小学4・5・6年生の児童を学生と呼び、大学などの教室で、各界の専門家が大学レベルの授業をおこなうドイツ発祥のプログラムのこと。日本では2008年、埼玉県川越市に第1校目がつくられ、同県内には10年余りで60校以上が開校。2019年6月に、初の「SDGsをカリキュラムの基軸にすえた子ども大学」として、東京都国立市に「子ども大学くにたち(CUKu)」が誕生。CUKuは、(1)「子ども大学くにたち」学生への授業実施・他学年へのSDGsワークショップ・出前授業の実施/(2)SDGsの理解を広める教材開発/(3)「SDGs全国子どもポスターコンクール」の実施/(4)1〜3をすすめる子ども大学を全国各地に広める という4つを活動の柱に位置付け。とくに4は、SDGs子ども大学運動実行委員会として推し進めています。

SDGs子ども大学運動実行委員会(NPO法人子ども大学くにたち内)
kodomodaigaku.kunitachi@gmail.com
担当:稲葉・中嶋