旭川市

共創パートナー

2023.06.08

自然と都市機能が調和した旭川発。「デザインの力」で連携と課題に取り組むプロジェクト

自然と都市が隣接し、歴史と共に育んできた産業と文化があるまち旭川をデザインの力(ちから)で、更に発展させることができる機会を2025年に向けて創出する。 旭川すべての市民が参加可能で、すべての市民がデザインによる変化を感じられる機会を創る。2025年以降も万博を加速装置として活用し、地域の課題解決はもちろん、日本の大きな課題解決の最良のケースとして同じ課題に取り組んでいる地域の先駆者となるような試みを積極的に支援する。

未来への宣言

北北海道の中核都市である旭川において、日本の大きな課題解決の最良のケースとして同じ課題に取り組んでいる地域の先駆者になることを目指す。

きっかけ

旭川市は、1976年の旭川デザインシンポジウム開催を発端に、海外からデザイナーを招聘し国際デザインフォーラム旭川を実施するなど、先進的な海外のデザイン思想を地域に取り入れるための活動を続けてきた。1990年からは3年に1度の、国際家具デザインフェア旭川(IFDA)を継続開催し、デザイナーとの国際交流や新しい家具デザインの発掘を通して、技術力、デザイン力に磨きをかけながらブランド力向上を図るとともに、2015年からは、市民にデザインを啓発する取組として旭川デザインウィークを毎年開催している。また、2017年6月には、当市のこれまでのデザインに対する取組などが評価され、国際インテリアアーキテクト/デザイナー団体連合(IFI)と「IFI インテリア宣言」を行い、さらには、2019年10月にユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野に加盟認定し,デザインによる持続可能なまちづくりに取り組んでいる。

創出・支援したい共創チャレンジ

以下3点を中心に支援を行う。
1 日本の林業と地域産業の関係の問題解決に取り組む活動(家具産業で使用する地域の木材を、可能な限り100%に近づける試み、など)
2 デザインをキーワードに様々な地域をつなぐ活動(地域の課題解決や地域の文化・歴史の保全・再生、地域経済の活性化など、地域のまちづくりをデザイン視点で取り組む活動、など)
3 デザインでつなぐ海外地域との連携(既に国際的に認知されているIFDAやデザイナーネットワークを体系化し、他の国・地域との試みをつなげ、イベント・展示・人材交流などを行う活動)

提供できるリソース

フィールド日本全国で課題となっている、地域での林業と地域産業とのエコシステム(森林を持続可能に管理するシステム。林業における生産性、生態系の健全性、社会的利益、経済的持続可能性を最適化することを目的とする。)の実装に取り組むことで、プロセスやノウハウ・データ、産業のエコシステムの先進事例の共有とともに、実装フィールドの提供が可能。また林業だけではなく里山の整備においてもフィールド提供が可能。
情報発信・PRユネスコ・デザイン都市への情報発信や、あさひかわ創造都市推進協議会のHP、SNSでの情報発信が可能。
ネットワークデザイン、ものづくり産業と林業の連携施策など、共創の試みを行政(試験研究機関含む)・民間・団体が連動して行っており、また、豊富な森林資源を背景に、木材加工業、家具・建具、建築関連産業に加え、研究機関、担い手養成機関が集積する林業・木材産業の拠点となっており、そのネットワークの提供が可能。
技術・ノウハウ豊富な森林資源を背景に、木材加工業、家具・建具、建築関連産業に加え、研究機関、担い手養成機関が集積する林業・木材産業の拠点で培ってきたノウハウの提供が可能。

今後の展開

今後展開したい地域「森と木とデザイン」などの地域課題解決に向けて活動したい国内外の地域。
共創を希望する方々「森と木とデザイン」に関わる産業界や各種団体,市民,自治体等にとどまらず,多様な主体と連携して取り組むことができる人。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

ユネスコデザイン活動を産学官金で推進している「あさひかわ創造都市推進協議会」活動テーマ「デザインの森」と大阪・関西万博テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」、万博事業コンセプト「未来社会の実験場」との親和性が高い。

SDGsとの関わり

あさひかわ創造都市推進協議会の理念「自然・人・文化で育む「デザインの森」を創出する」及び3つのビジョン「.デザインを活かした創造都市旭川の普及啓発活動,ユネスコ創造都市ネットワークの一員としての活動,北の森と共に生きる創造都市の実現に向けた活動』に合致しているため。

旭川市

北海道のほぼ中央、雄大な大雪山連峰の麓に位置する旭川市は、秋にはサケが遡上する忠別川をはじめ多くの川が流れ、明瞭な四季が織りなす豊かな自然に恵まれている。また、人口約33万人の北海道の中核都市として、商工業のほか、医療、福祉、教育など充実した都市機能が整っている。

お問い合わせ先

電 話 0166-65-7047

メール sangyousinkou@city.asahikawa.lg.jp