日向市

共創パートナー

2023.06.08

海・山・人がつながり 笑顔で暮らせる 元気なまち 共創で目指す「リラックスタウン日向」

 日向市は、重要港湾「細島港」や神武天皇お舟出の地として知られる「美々津港」など、古くから海上交通の拠点として栄えてきました。また、日向入郷圏域は、全国に誇れる豊かな山林資源を有しており、山林資源が集まる圏域の玄関口、交通拠点としての役割も果たしています。
 こうした地理的特性や豊かな自然環境を生かしながら、日向市が推進する共創型ワーケーションなどの施策を通じて、日向市を訪れる人や新たに住む人が増え、活力に満ちたにぎわいのある元気なまちの中で、市民がそれぞれに支え合いながら、笑顔があふれ元気に暮らしているまち「リラックスタウン日向」の実現を目指し、共創によるまちづくりを推進します。

未来への宣言

 今回の大阪・関西万博を契機に、これまで日向市が推進してきた共創型ワーケーションをはじめとした地方創生に係るさまざまな施策を通じて、日本のみならず、世界中の多様な人々が日向市を知り、日向市に触れ、日向市の未来を創造することができる社会の実現を目指します。

きっかけ

 日向市では、将来的な関係人口の創出や地域課題解決を目標に掲げ、2019年からワーケーション事業の導入検討を開始し、翌2020年より「リラックスタウン日向」をコンセプトとしたワーケーション事業に取り組んできました。以来、観光庁のワーケーション推進事業モデル地域選定や、ワーケーション自治体協議会・総務省主催「ワーケーション・コレクティブインパクト2022」の全国6地域の開催地のひとつに基礎自治体(市町村)として唯一選ばれるなど、3年間で延べ1,100名を超えるワーケーターが訪れる全国でも有数のワーケーション先進地域へと成長してきたところです。
 一方で、日向市も他の地方都市と同様、人口減少や少子高齢化、あらゆる分野での人材不足など、多くの課題を抱えています。
 今後は、日向市の誇る海、山、そして人という「かけがえのない財産」を次世代へとつないでいけるよう、共創型ワーケーションやさまざまな施策を通して、関係人口の創出や関わる方々のウェルビーイングの向上、地域課題の解決へとつないでいけるよう、多くの関係者との連携を強化し、積極的に取り組んでいくこととしています。
 これらの取り組みは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」と共感する部分が多く、合わせてSDGsの達成にもつながるものと考え、共創パートナーへの登録し、「TEAM EXPO2025」プログラムに参画します。

創出・支援したい共創チャレンジ

 日向市では、共創型ワーケーションを通じて、市民と県内外の方々が交流しながら地域課題について話し合う地域課題解決型アイデアソンやさまざまな実証実験を行っています。
 多様な人材がワーケーションをきっかけに日向市を訪れ、市民を含めたさまざまな人々と交わることで新たな価値観が創造されたり、新しい文化が形成される未来の実現に向け、幅広い分野における共創チャレンジを創出・支援するとともに、それらをモデルケースとして、全国の共創パートナーやその他の地域へと波及させていく取り組みを推進していきます。

提供できるリソース

人材 ワーケーションの受け入れに携わる市民をはじめ、これまでにワーケーションを通じて日向市との関わりを持った延べ1,100名を超える個人や団体・企業に所属する人材と連携した取り組みを調整します。
ネットワーク 官民で組織する「日向市ワーケーション推進会議」、ワーケーションの受け入れに携わる市内の施設や団体が登録する「日向市ワーケーション協力施設・団体」、「ワーケーション共創に向けた包括連携協定」締結企業、「ワーケーションパートナーシップ協定」締結企業など、さまざまな連携先とのネットワークを構築しています。
フィールド 市が所有する公共施設等はもちろんですが、336.95キロ平方メートルの広大な市域面積に対し日向市駅を中心とする半径3kmの範囲に人口のおよそ8割が居住する機能的なコンパクトなまち並みや、海・山・川の距離が近く短時間で移動が可能な地理的好条件を活かした利便性の高いフィールドを「実証実験の場」として提供できます。
情報発信・PR 日向市広報誌「広報ひゅうが」、市公式ホームページ・SNSページ、市ワーケーション特設サイト等、市が運営する媒体を積極的に活用した、幅広い階層への情報発信が可能です。

今後の展開

今後展開したい地域 日向市の共創型ワーケーションをはじめとした共創の取り組みが市内全域へと広がるとともに、大阪・関西万博への参画を通じて、国内の賛同してもらえる地域、そして世界へとそれらの取り組みを発信し、連携できればと思います。
共創を希望する方々 大阪・関西万博並びに日向市の共創に向けた取り組みの趣旨に賛同し、日向市だけでは解決できない地域課題等に対し、各々が持つソリューションを活用して、一緒に解決に向けて取り組んでいただける企業や団体、自治体、個人の方々。

大阪・関西万博のテーマとの関わり

 日向市は、総合計画の重点戦略を「若者と女性に選ばれるまち”日向”未来づくり戦略」と定めるとともに、横断的な目標に「Society5.0の推進」、「地方創生SDGsの実現」を掲げ、まちづくりを進めています。これらは、大阪・関西万博が掲げるテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」とも共通する取り組みであり、大阪・関西万博への参画により日向市の目標の実現に大きく寄与することが期待されます。また、共創型ワーケーションを通じたさまざまな実証実験を推進する日向市にとって、大阪・関西万博のコンセプトである「People's Living Lab(未来社会の実験場)」は親和性も高く、参画を通じた国内・世界への情報発信などを含め、多くの相乗効果が期待できます。

SDGsとの関わり

 総合計画の中の横断的な目標に「地方創生SDGsの実現」を掲げる日向市では、2030年のゴールに向けて、17の達成目標すべてに寄与することを目指しています。なかでも、共創型ワーケーションを推進する自治体として、多様な人材が日向市において交流し、新たな価値を創造していく取り組みを強く推進するとともに【17】、ワーケーションという新しい働き方(生活様式)を通したディーセント・ワークの実現に寄与します【8】。
 また、古くは海上交通の要所として、近年は国内有数のサーフィンの聖地として、「海」とともに歩んできた日向市は、持続可能な海洋資源の保全にも力を入れています。【14】

日向市

 日向市は宮崎県の北東部に位置する港湾工業都市です。海岸部は、日豊海岸国定公園の南端に位置し、リアス式海岸と白砂青松の砂浜が織りなす海岸線は、自然の創り出した芸術とも言える景観の連続となっています。
 気候は温暖で、年間平均気温は約17度と、降雪をみることはほとんどありません。年間平均湿度は70%前後で、年間降水量は2,000ミリメートルを超えていますが、一方、日照時間も2,000時間を超えるなど、晴天に恵まれた地域です。
 市域面積は、336.95平方キロメートル、人口は58,246人(令和5年1月1日の現住人口)で、県内では4番目の人口規模となっています。

【お問い合わせ先】

日向市 商工観光部 商工港湾課

電話:0982−66−1025

メールアドレス:syoukou@hyugacity.jp