創出・支援したい共創チャレンジ
大阪府木材連合会は、その設立以来、大阪府下の木材業者や様々な立場の建築関係者や企業などを繋いできました。近年では大学や研究機関との産学連携などにも取り組んでおり、「21世紀にふさわしい木材の利活用」に関する模索を続けています。今後は、大阪・関西万博のテーマの実現に向けて、「木」をキーワードとした様々な課題解決(例えば木材が健康や環境に及ぼす影響の実証、抗ウイルス性、木材の防腐、防火、耐久性の解決や これらの機能を備えた高付加価値型の木材製品生産等)を共創パートナーとして提案・支援するだけでなく、SDGsという世界共通の目標について、1992年のリオ宣言以来、目標が立てられているものの達成できていない「持続可能な森林経営」の実現を目指した共創チャレンジも支援したいと考えています。
また、万博に必要とされる木材調達は、開催国である日本の全ての地域から行うため、適切な調達コストやルートの実現、使用された木材の幅広いリユースなどの共創チャレンジの実現にも貢献したいと考えています。
支援したい地域
大阪府木材連合会事務局をハブとして、「森林資源の活用」をキーワードとした多様な活動を支援します。さらに、関係団体や共創パートナー(大阪大学、大阪大学産業科学研究所)との連携を通じて、個別の共創チャレンジの創出やその活動を支援します。
大阪・関西万博テーマとの関わり
木材は、持続的な生産が可能な自然資源であり、社会における利活用を促進することは、未来社会を担う世代に適切な森林資源を継承することに貢献するとともに、温室効果ガスの排出抑制や建築物などにおける炭素固定を通じたSDGsの諸目標達成にも貢献する。また、木材を活用することで人々に健康で快適な空間を提供し、都市化の進展により世界の諸都市が抱えている様々な問題解決にも貢献することが期待されている。大阪府木連では、このような社会課題解決に「木材」をキーワードとして貢献をする試みを重ねていきたいと考えている。