共創チャレンジ
共創チャレンジ一覧
自分たちが描くワクワクする未来の実現のためのアクション
2021.07.01
isee! 運動 ナビタグで未来を変えるプロジェクト
社会に数多く存在するバリア(障害、困難)。階段や段差、柱などの構造物だけでなく、わかりいくい表記の看板や社会の理解不足もバリアになり得ます。逆に安全のために設置されたはずの点字ブロックや段差解消装置、信号機があったとしてもその存在に気づかなければ活用することができませんし、誰かにとって必要なものが他の誰かにとってはバリアになっているかもしれません。必要とする人に届かなければ、便利だと考えて設置するだけでは必要十分とは言えないのです。また、これまでバリアと考えられていたものであっても、必要な情報と共に提供されることでバリアではなくなり、便利なものになる可能性があります。 私たちが普及を考えているナビタグ(Navilens(スペイン)、コード化点字ブロック(日本)、shikAI(日本)など)は情報が埋め込まれた「タグ」とそれを読み取るアプリから構成されています。「タグ」は施設の壁、柱や床、屋外では道路に敷設された点字ブロックや信号機等に設置します。アプリを起動してスマホをかざすと「タグ」に埋め込まれた情報をキャッチし、音声や画面表示、振動で必要な情報を知らせます。「タグ」には現在位置の状況や周辺情報など、管理者が必要と考える情報をあらかじめ設定することができるので危険な場所を知らせたり、道案内が可能なだけでなく、観光案内情報や本日のおすすめメニューといった企業や商店が発信したい情報をユーザーに伝えることができます。 これらのナビタグは車いすユーザーや視覚に障害のある人だけでなく、高齢者や子供などすべての人の活動を支援し、さまざまな情報を提供することで安全で安心なまちづくりに寄与します。また、誰もが簡単に使えるようにするために、現在はそれぞれに必要となるアプリをどんな「タグ」でも読み取れる統一アプリの開発を目指すなど、情報がないことで起こりうる障害や困難をなくし、情報障害者を減らすことを目指します。
2021.07.01
福岡市科学館×九州大学 共同研究プログラム
サイエンス&クリエイティブをコンセプトとして活動する福岡市科学館と、組織対応型連携契約を結び包括的連携を行っている九州大学とは、開館当初から共同研究を行っています。2020年度からは、サイエンスジュニア養成講座「ダーウィンコース」を開講しました。フィールドに出て観察や実験を通して五感を働かせ「科学する力」を養うこと(サイエンス)と、身につけたことを個性を活かして「表現する力」を養うこと(クリエイティブ)を目的として、子供たちの探求心や自制心、創造する力を養っています。 また、2021年度からは新たに「ニュートンコース」を開講し、万有引力を発見したニュートンの様に、目には見えないものを見るために物理・化学・情報といった科学の視点で子供たちの「科学する力」を養います。
2021.06.04
クラフト温泉で世界のヘルスケアにパラダイムシフトを起こそう
"温泉湯治は平安時代から続く日本の伝統的な自然療法で、日本人は豊かな自然との共生を通じて今日まで優れた文化を形成してきました。 温泉は「地産地消」で「源泉掛け流し」というのが魅力である一方で、それゆえにライフスタイルにはなり得ず資源価値を持たないローカルカルチャーにとどまっていました。 クラフト温泉はこの課題を解決し、温泉のライフスタイル化を実現することで、温泉の資源価値を高め積極的にヘルスケアに貢献しようというコンセプトで開発されました。 天然温泉に数億年前の古代植物の堆積層やマグマが折り重なった地層の鉱石を投入し「ドリップ」することで温泉のエスプレッソを作り出します。そうすることで約1万倍に希釈して用いることが可能になり、温泉に「移動手段」がもたらされました。また。成分表が一定水準で安定化するため、資源価値を決める際のベンチマークが生まれました。 日本の温泉はヘルスケアにおいて非常に有望な「天然資源」です。世界の源泉の99%以上が日本に集中しているという奇跡的な状況に日本人である私たちが一番気づいていない。代謝や免疫活動に不可欠なミネラルが太古の昔よりほぼ手付かずで大量に含まれる温泉を資源として捉え、石油精製の手法で超高濃度温泉「クラフト温泉」を開発、全国の温泉のクラフト温泉化を推進しています。温泉の資源化に不可欠な「移動手段」と「成分の標準化」を軸に輸出製品としてクラフト温泉を育てたいと思っています。このチャレンジを通じて温泉の資源価値を高め、世界中の多くの方に温泉の効能を知っていただき、クラフト温泉が世界中の皆様の健康に役立ってもらうことがゴールです。"