家庭養蚕チャレンジ
共創チャレンジ
2024.12.11
法人
チーム名 | 家庭養蚕研究会 |
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共創メンバー | 家庭養蚕研究会 |
現在の活動地域 国/地域 | 京都府亀岡市 栃木県真岡市 |
活動テーマ | ////////// |
かつては日本の主要産業であった国産繭からの絹糸の生産が今では極少量になってしまい最盛期の0.012%程に減少(繭の生産量:昭和5年は40万トン・令和4年は51トン)絹は日本の着物をはじめとする衣服や伝統芸術、医療分野や食品など長年の技術や研究で様々な製品になってきました。また、蚕を育てる養蚕は日本の農業の中にあり、繭や蚕のエサになる桑の木の品種改良と種維持の育成も多くの人の努力と技術で繋がれてきました。家庭養蚕研究会では、この大切な技術や伝統を絶やさず子供達に伝えて行くために各家庭で蚕を育てる事や、桑畑の必要性、繭からの物創りを体験する事などの活動をしています。蚕を育てるための環境は、無農薬の桑の葉が必須です。現在の農業の在り方も考えるきっかけになって欲しいと思っています。大規模な養蚕ではなく、各家庭で少量の養蚕を多くの方が実践して欲しい。それと同時に、桑の葉が無いと蚕は育てられないので無農薬の環境での桑畑作りが広がって欲しいです。
情報発信・PR: 家庭養蚕研究会では、蚕飼育キット(20頭のカイコを育てる)をお勧めしています。(販売)また、養蚕体験や、繭から絹糸や真綿を作るワークショップなどを開催し自分で作れるように成って、自分で使う事を提案しています。
京都府亀岡を中心に、日本各地で展開したいと思います。
子供達、出来れば小学校4年生の総合学習などに取り入れて頂けると良いと思います。また、その親御さんの世代の方達にも知って頂きたいです。
子供たちに蚕を育ててもらうと、卵から産まれて約25日で幼虫から繭になり、繭から成虫が羽化して死ぬまで25日の50日ほどの命を見届ける体験をします。絹糸は繭に成った時点で命を滅して製糸をしますので、シルクは命を頂いているという事を実感します。繭をそのまま観察して美しい蚕蛾に成るけれどそれもやがて死んでしまうので命に限りがあることを自然と受け入れ学びになります。蚕蛾が交尾をして卵を産むのも観察して、次の世代に繋がっていく事も学びます。桑の葉を与える作業の中で、食の安全や質についてや環境にも知識が広がる事になります。それを自分たち人間に置き換えて気付くことでより良い未来になってくれたらと願っています。
ori@shiono-ya.co.jp
家庭養蚕研究会の事務局は有限会社織道楽塩野屋内にあり、服部ゆかりが担当者です。