人々の「健やかな心身」を育み、「幸福感」を充たす
共創チャレンジ
2024.07.12
個人
チーム名 | TEAM A.UEDA & FUKUi&Yama |
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共創メンバー | dill-vy |
現在の活動地域 国/地域 | 日本国 |
活動テーマ | ////// |
『いのち輝く未来社会のデザイン』=健康✖︎感染症✖︎教育:ウェルビーイングな社会を持続可能的に実現
4年前、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、世の中は、一変しました。外出時はマスク着用が原則となり、多くの働く大人たちはリモートで仕事をするようになりました。子どもたちは突然の休校、黙食、オンライン授業など、これまで経験したことのない学校生活が始まり、また、多くのことが理由もよく分からないなかで禁止・制限され、子どもたちは大いに戸惑いました。教育の現場も、前例のない出来事ゆえ、子どもたちが理解できるような説明もできず、対処や向き合い方が困難でした。そこで、私たちおとなが、子どもたちにしてあげられることはないかと思案したところ、「コロナにまつわる用語や事象を分かりやすく伝えることで、少しでも子どもたちの不安やストレスを取り除くことができればーそれにより、混乱する教育現場の方々のお役に立ちたい」。それが最初の制作目的でした。その後、新型コロナを取り巻く状況や事態が目まぐるしく変化し、最新情報をどんどん盛り込んでいくうち、筆を置くタイミングが難しくなり、冊子の役割をずっと考え続けました。最終的なねらいは、「このパンデミックを経験した教訓を活かし、世界中いつ、どこでも発生しうる新たな感染症も含め、天災や大規模災害などにも備える1冊として、子どもたちのそばに置いてほしい」というものです。「人が健康に生きていく」という普遍的で、持続可能な課題と、その時々に解決すべき事柄を、この年代の子どもたち(5歳〜少学校3年生くらい)なりに考えてほしいとの願いを込め、この冊子を制作しました。
その他(内容を詳細に記入): 人々の「健康な心身」を支える「医療・福祉」のリソースー「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」ためにー
新型コロナウイルス感染症においては、医療の進歩や新薬の開発などで、患者の症状に適した治療が行われるようになり、多くの感染者の命が救われるようになりました。しかし、他の疾病や感染症同様、発展途上国や貧困層においては、医師不足や戦争や内紛などにより、診察が受けられず、物理的に薬が届けられず、未だに救えるはずの多くの命が救えない状況にあります。「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」のサブテーマには、健全な心身と、それを育む全方位型の「医療・福祉のサポート」が不可欠です。あらゆる人種、多様な立場の人、社会的マイノリティーとされる人々をはじめ、途上国や紛争地域で教育を受けられず、親の収入が不安定な子どもたちにおいても「医療・福祉」の支援活動が必要です。世界中のどんな地域や環境で育った子どもたちにも、健やかな身体と生活の保証が与えられ、幸福感や充実度が持続可能的に満たされることが求められます。世界中の子どもたちがこれらの課題について考える機会を得てほしいと考え、この冊子制作に取り組みました。
国民の「自粛」と「心がけ」に委ねられた感染対策
展開したい地域は、新型コロナウイルス感染症が一定の時期に大流行した主な国々ー英語圏(イギリス・アメリカ・オーストラリアなど)、ドイツ、フランス、カナダ、中国、韓国など。
新型コロナウイルス感染症における流行初期、欧米では数ヶ月で感染者が激増しましたが、当時、日本での流行はまだ抑えられていました。理由としては、冬場にマスクをする習慣があり、アレルギーや歯痛での着用など、マスク文化が根付いていること、また、国の感染対策が人々の意思と個人の心がけに委ねられましたが、大多数が国の要請に従った結果によるものだと考えます。多数派の人の言動に従う傾向や、とりあえず、決められたルールを守ろうとする国民気質が新型コロナウイルス感染症の流行を阻むことに大きく影響(貢献)したのだと感じています。その事実を世界の人々に知ってもらい、その国の問題解決などの参考にできるところは、国の特性や課題の内容に合わせて対処してもらいたいと考えました。現時点では、冊子が日本語表記のため、日本のみでの展開となり、読者対象は、就学前後から3年生くらいの子どもたちですが、英語圏およびドイツ語、フランス語、中国語、韓国語などで翻訳されることが目標です。
健康・感染症(対策)・ライフサイエンス・ヘルスケア・ウェルビーイングな社会の実現・健康寿命・災害・防災・安全対策・パンデミック対策などに関心を持ち、できれば、これらに関する子どもへの教育にも興味を持ち、研究や活動をしている専門家がいる団体や組織
「いのち輝く未来社会のデザイン」:現在も、国内外で多くの人が新型コロナウイルスに感染しています。基本的に、一般の医療機関で受診でき、濃厚接触者の定義や外出自粛の制限も個人に委ねられ、診療費用、ウイルス検査、ワクチン接種などは自己負担になり、インフルエンザのような通年型の感染症に分類されました。しかし、今後も、新たな変異株による新型コロナあるいは、全く別の感染症が出現するかも知れません。子どもたちが新型コロナウイルス感染症について、これまでの経緯などを含め、正しく理解することで、新たな大流行の波や、いつ発生するかもしれない自然災害や未曾有の出来事なども冷静に受け止め、起こってしまった問題の課題解決について考える力を身につけてほしいと願っています。子どもたちは1人ひとり無限の可能性にあふれ、自分が望む生き方に向かい、教育を受け、仕事を選び、夢を実現する権利があります。将来を担う子どもたちが目指す目標の先には、輝かしい未来がなければならないのです。「コロナって、なに…?」が未知のパンデミックなどに備える1冊として貢献することをめざします。
iloha.star@icloud.com
400字詰めの原稿用紙がライターとしての原点です。紙媒体での応募は、間違いなく少数派(ゼロかもしれない)だと確信しております。決して紙媒体が一番と考えているわけではなく、媒体については、コンテンツや見せ方に適した方法・手段(Web・紙媒体、その他)で表現すべきと捉えています。例に挙げると、新聞は、広げながら読むスタイルであるための最適なサイズとページで構成され、コンテンツが同じでも、媒体は、内容に相応しいもので展開するべきだと考えています。
「紙の本の良さを伝え、広め、決してなくさない」という趣旨の運動を展開するドイツ人
イラストレーター、レニ・ホフマン氏に賛同し、来日の際、Goethe- Institutのイベントで同じ思いを共有し、共に活動したいと考えています。
『コロナって、なに..?』の冊子につきましては、暗く、深刻になりがちな内容を、明るい雰囲気に仕上げ、軽妙なイラスト重視の描写で絵本風に表現するため、紙の媒体を選び、子どもの手に収まりやすいB6サイズとしました。