「大阪のおばちゃんことば」は魔法のあめちゃん

共創チャレンジ

2024.07.12

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法人

チーム名魔法のあめちゃんLab. (京都芸術大学大学院 芸術環境研究科 学際デザイン研究領域)
共創メンバー
京都芸術大学大学院 芸術環境研究科 学際デザイン研究領域
現在の活動地域 国/地域日本/東京・大阪
活動テーマ
■共創チャレンジの内容

社会において、誰かを助ける援助行動は、ボランティア活動や寄付など仕組みや制度が整っているものから、日常生活の中でほぼ無意識の内に行っている些細な行動としての「小さな親切行動」まで、様々なかたちがあります。日常の小さな援助行動が増えていくことは、助ける側も助けられる側も、より豊かであたたかい暮らしに寄与します。
しかしながら、大人になって、街中で困っている人を見かけても、断られたらどうしよう、余計なお世話かも、となかなか声をかけづらく、手を差し伸べづらくなってしまった気がしませんか?
そんな「ややこしい」時代でも困った人がいれば、即座に声をかけている「大阪のおばちゃん」という存在に着目し、特徴点を学際的に紐解き、京都芸術大学大学院での修士研究の一環として日常の小さな援助行動のきっかけとして、「大阪のおばちゃんことば」を活用するワークショップを開発しました。
このワークショップでは、大阪のおばちゃんの、困っている人を見たら声をかけずにはいられない、あったかくてちょっとお節介なパワーを借りることで、困っている人を見つけるセンサーと声がけの力が、自然と身につけられます。
「大阪のおばちゃんことば」で日常の小さな援助行動が増えていくことは、助ける側も助けられる側も、より豊かであたたかい暮らしに寄与し、地域やコミュニティにおける人々のWell -beingや平和に貢献します。


◾️ワークショップ概要
本ワークショップは、2時間の集合ワークショップと、LINEでコミュニケーションをとりながら進める1週間のチャレンジワークショップの二部構成から成ります。本ワークショップでは、「大阪のおばちゃんことば」を体験・体感し、自分なりの「大阪のおばちゃんことば」を見つけることで、日常の援助行動が促進されることを目指します。

◾️ワークショップ対象者
・万博や関連イベントにて、主催者やボランティアとして参加される方々・団体(企業)様
 来場者の方と大阪・関西万博らしい、暖かくて楽しいコミュニケーションを促進するきっかけとなればと考えております。

・関西地域にてボランティア活動を主催されている団体の方
 ボランティア活動が初めての方やグループやチームでの活動を行う方々が、このワークショップを通じて、声がけがしやすくなったり、チームビルディングに寄与します。

・関西地域の自治体のみなさま
 地域コミュニティの活性化や、地域内での声がけを通じたより暮らしやすい街づくりに、当該ワークショップは貢献できると考えております。

・関西万博をきっかけに大阪の文化を知りたい方
 大阪の文化が表出している一つのかたちが方言です。大阪の文化、歴史的土壌をことばの観点から知りたい方、知って欲しい方に楽しんでいただけるワークショップとなっております。

◾️開催場所
オンライン・対面(対面の場合、開催場所は要相談)

◾️開催方法
ワークショップのコンポーネントはアレンジが可能
 ー集合ワークショップ:最大2時間
 ーチャレンジワークショップ(LINEでのコミュニケーション):1週間〜

■必要なリソース

フィールド: ワークショップを開催する場、ワークショップを必要としている団体やコミュニティ

■展開したい地域

日本全国

■共創を希望する方々

万博イベント主催者の方、ボランティア組織の方、自治体の方

■大阪・関西万博テーマとの関わり

大阪が培ってきた文化、歴史的土壌が表出しているかたちの一つが、方言であり、大阪のおばちゃんことばです。大阪の地で開催される万博において、方言を活用したコミュニケーションも多様性を体感し、相互理解に繋がっていきます。また、ワークショップを通じた、小さな援助行動のきっかけが促進されていくことは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の中でも「いのちを響き合わせる」ことに寄与します。

■連絡先

◾️facebookページ:https://www.facebook.com/profile.php?id=61559440407276

◾️当該ワークショップ開催にご興味のある方は、下記までご連絡ください。
京都芸術大学大学院 芸術環境研究科 学際デザイン研究領域 青山・長谷川
hayac2022@gmail.com 

■備考欄

◾️これまでの経緯

京都芸術大学大学院 芸術環境研究科 学際デザイン研究領域 22年度修士研究の一環として、「日常の小さな援助行動があふれる社会をつくりたい」という思いから、「助ける」という行為に焦点をあて、小さな援助行動を促す「何か」を探求するための研究を行いました。
大阪の文化・歴史的土壌(商人文化)の上にある、大阪の (協調的・並列的) 笑いと表現方法としての (開放的・共同性) 方言が、大阪のおばちゃんの言語行動の特徴に寄与していることが、先行研究でも明らかになっています。
これを踏まえ、「大阪のおばちゃんことば」を抽出し、ワークショップを開発しました。ワークショップはこれまで60名以上に参加いただき、7割以上の方が継続して声がけができると回答するなどの検証結果が得られました。さらに、大阪のおばちゃんがどのような行動を取るかを参加者が認識したり、大阪のおばちゃんマインドを獲得する片鱗も見られました。

https://graduate.air-u.kyoto-art.ac.jp/art/ids/study/760/
https://graduate.air-u.kyoto-art.ac.jp/art/ids/study/15072/

C10120
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