地産地消の循環型再生紙プロジェクト 都会の森林ペーパー
共創チャレンジ
2024.06.24
法人
チーム名 | 都会の森林ペーパープロジェクト |
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共創メンバー | 丸楽紙業株式会社 |
現在の活動地域 国/地域 | 日本 |
活動テーマ | /// |
「都会の中にこそ森林がある」
これまで都会の中で発生し、処理に困りゴミとして扱われていた余剰紙を、森林資源として考え、再生可能な資源として活用するプロジェクト、それが「都会の森林ペーパー」です。
2017年、私たちはこの革新的なプロジェクトを実現するための第一歩を踏み出しました。
阪神間の紙需要家の元への納品と同時に、帰り便で資源を回収する循環型配送回収システムを導入しました。その結果、2022年には年間500トン、2023年には700トンもの資源を回収することが出来ました。
この循環型配送回収システムは紙需要家への環境学習への推進、地域社会の活性化、生産現場の5S活動への寄与、そして地域社会のサーキュラーエコノミーへの貢献といった、さまざまな効果をもたらしています。
2020年から2021年にかけては、紙製造の可能性を探る実験を行いました。そして2022年には、実験の成果を生かし、回収した資源を用いて実際に紙を製造し、「紙のモールド」を作成しました。
このモールドは当社の紙見本帳の表紙に使用されています。
そして2023年、ついに阪神地域の製紙メーカーと協力し、循環型再生紙「都会の森林ペーパー」の生産を開始しました。
この地産地消の再生紙「都会の森林ペーパー」は、サーキュラーエコノミーのさらなる推進を目指しています。
この取り組みにより、地域のリソースの有効活用と環境負荷の軽減を実現し、基礎自治体のゴミ処理に伴う税の支出抑制にも寄与しています。
私たちは、このプロジェクトが阪神間から全国へと広がり、資源の排出の無駄を減らし、森林資源の保護にも繋がることを願っています。
地域のリソースを大切にし、地元のパートナー企業と共に、持続可能な地域社会の構築に貢献していきます。
特になし: 特になし
まずは阪神間から近畿圏、さらには日本全国へ
各地域の紙流通業者の方々とともに、それぞれの地域に根ざした取り組みとなるようさらに展開していきたいです。
地産地消の再生紙プロジェクトの推進に向けて、日常的に紙を使用されている紙需要家、地方自治体、教育機関、地元企業や団体などの皆様との連携を深めたいと考えています。
このプロジェクトは、環境保護と地域の活性化を目指しています。
地域で収集された古紙を再利用し、資源を有効に活用することが私たちの目標です。
この取り組みの成功には、紙製品を多く使用される皆様の協力なしでは成し遂げられません。
収集した資源を「都会の森林ペーパー」として再生・循環させることで、
環境への負荷を減らし、持続可能な社会づくりに貢献できると考えています。
さらにこの「都会の森林ペーパー」の利用促進を地域産業として推し進めることで、
地域に根ざしたサーキュラーエコノミーへプラスの影響をもたらすことができると考えています。
「都会の森林ペーパー」プロジェクトは、大阪関西万博テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」と深いつながりを持っています。
地産地消を基盤とした再生紙の活用により、廃材を再び価値ある資源へと変えることで、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会への道を切り拓きます。
さらに、このプロジェクトは、日々の生活の中で環境に優しい選択をすることの大切さを伝え、より良い未来に向けての意識改革を促進します。
このように、「都会の森林ペーパー」プロジェクトは、都市部における資源の有効的な活用という形で、「いのち輝く未来社会のデザイン」に向けた具体的な一歩を踏み出しています。
持続可能な資源の利用を通じて、生命と自然環境への尊重を促し、未来社会の構築に貢献していきます。
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