自分たちが住む小布施町を舞台に、SDGs活動を少しずつ広めていき、誰も困らない世界にしていきたいと思っています。

ネットワーク: 中学生の活動であるため、やれることが限られます。悩んだら、身近な地元の方や専門家を頼ることを意識しているので、小布施町に関係したネットワークを最も必要なリソースだと考えました。

私たちは、小布施町の現状と世界の現状を調査し、SDGsについて探究してきたことを多くの人に伝えるために活動しています。昨年は他学年の生徒や保護者に向けて発表しましたが、まだ伝えられている方の人数が限られています。そのため、今年はより多くの人にSDGsの重要性を知ってもらうことを目標としています。
今年は、小学校や地域の行事、イベントに参加して、町民や観光客の方々と共に活動を進める予定です。これにより、関心のない方やあまりSDGsについて知らない方にも広く情報を届けることができると考えています。
私たちは、小学校での講演や、地域の行事やイベントでの発表を通じて、SDGsについての理解を深める活動を行います。具体的には、プレゼンテーションやワークショップを開催し、SDGsの達成に向けた具体的なアクションプランを提案する予定です。また、参加者とのディスカッションを通じて、新しいアイデアや取り組みを共創し、未来に向けた持続可能な社会の実現を目指します。
私たちの活動を展開したい地域は、小布施町全体とその周辺地域です。地元の小学校や地域イベント、観光客が集まる場などで広く情報を発信し、地域全体でSDGsの理解と実践を深めていきたいと考えています。これにより、地域全体が一丸となって持続可能な未来を目指すことができると確信しています。

中学生の力だけではなく、SDGsに興味のある人を増やして多くの人とアクションをしていきたいと思っています。日本だけではなく海外の方とも機会があれば交流していきたいです。また、すでに興味のある人やSDGs関係の活動をしている専門的な人、町の方々の力が必要だと思っています。

中学校では普段あまり関わりのない人たちとも協力しSDGsの活動を進めています。去年は国内だけではなく海外の方とも交流を広げました。これは様々な「いのち」たちが互いに互いを高め合い尊重していくものです。そして楽しみや喜びを繋げていき、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に繋がっていくものだと思います。

長野県小布施町立小布施中学校　teacher07@obuse-jh.ed.jp

去年はジェンダー、環境、地域福祉、町づくりの4つの部会に分かれて活動を行ってきました。今年は4つの活動に加えて情報発信の観点から広報部会も加わり、活動の幅を広めてスタートしています。ジェンダー部会では、日本国内のジェンダーや身の回りのあまり意識していないことにもジェンダーが関係していることを伝えたり、服装と持ち物への偏見を無くす、男女比較と偏見区別や家庭内の仕事担当の男女比率について5つのチームに分かれて調査を行ったりしています。環境部会では、各家庭の電気の使用量とその割合を調べたりするグループ、海洋汚染についての問題とプラごみの循環についてまとめたりするグループ、栗や農業が盛んな小布施町から出る廃棄物の栗イガや剪定枝を炭に加工している方と連携して活動しているグループがあります。地域福祉部会では、町内のトイレを回って障がい者目線で考えたり、交流会に参加をし高齢者の方々と関わったり、保育園や幼稚園に行って男性保育士の現状を調査したりしています。町づくり部会では、小布施町をより過ごしやすくするための視点をもち、空き家問題を考えたり、小布施に来た観光客が迷わないようにわかりやすい小径のマップを作ったり、環境部会と連動しながらポイ捨て0を目指す取り組みを考えたりと、様々な実践をしています。これらの活動を中学生だけでなく地域の方や専門家、また町と繋がりのあるフィンランドやニュージーランドの方々との関わりを持ちながら、共創をし、小布施町から世界へ発信していきたいと思っています。