公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2022.12.06
法人
パラコレ大阪とは、「着物で世界を包み込め!着物はファッション界のミックスジュースや!」をコンセプトに、障がい者、高齢者、外国人、その他様々な個性を持つ人たちに着物を着てもらい、着物の素晴らしさを体験してもらうためのプロジェクトです。 着物は日本が世界に誇る民族衣装です。着物を着たいと思うすべての方に「着物をあきらめないで」と伝えたい!なぜなら着物にはみんなを勇気付け笑顔にする力があるから。着物には、障がい、年齢、性別、その他様々な個性をすっぽりと優しく包み込む包容力と、ワクワクドキドキを提供する力があります。 日本が誇る伝統文化を、みんなが楽しめるエンターテインメントととして楽しんでいただきあらゆる個性を持つすべての方に着物が持つ力を感じていただきたい! これが私たちの「パラコレ大阪」へのチャレンジです。
パラコレ大阪を、このプロジェクトに関わる全ての方にとっての「チャレンジ」のきっかけにしていただきたいです。「パラコレモデルとしてランウェイに立つ」「着付け師としてパラコレモデルを着せ付ける」「ショーの台本や演出、事務仕事、設営、等々の裏方の役割を担う」「クラウドファンディングを通して応援団となる」等々、関わり方は人それぞれです。それでいいのです。「遠くから見守る」という形での参加も大歓迎。 「パラコレ大阪」に関わることを、どうか皆さんなりの挑戦にしていただきたい。 「マイチャレンジ」のストーリーを、私は聞きたいです。 そして 着物とは、「つなぐもの」「つながっていくもの」 おばあちゃんのお見立てで作ったお母さんの振袖を娘が着る。 夫が子供の時に着た着物を息子が着て、その様子を目を細めて見つめる義母の姿がある。 過去から未来へ、時を経ても色あせない伝統文化である着物を、 親子の愛情物語で包みながら、次世代へと繋げていく、まさにその当事者に なっていただきたいと思います。 そして、パラコレ大阪では、多様な個性を包み込む包容力と技術力を兼ね備えた 「心華ユニバーサル着付け(商標登録済)」の手法を使うことにより 全ての皆様を「伝統文化を次世代へ継承する担い手」になっていただくことができます。 「着物をあきらめないで!」のメッセージとともに。
7~8年前の出来事です。私は着付け師としてあるスタジオに勤務していました。 その日は七五三前の週末でスタジオは混雑しており、多くのお客様をご案内するためサービスは流れ作業でした。私が着付け室にいると、ある男の子が場の雰囲気にパニックを起こしてしまいました。 お母さんは抱きしめながら「息子は障がいがあってこういった場所は苦手なんです。わかっていたのですがどうしても写真を撮りたくて来てしまいました。ご迷惑をかけてしまい申し訳ございません。」と涙ながらに謝られました。 「どのようなお客様でもサービスさせていただくのが私たちの仕事です。」とお伝えし精一杯お着付けさせていただきましたが、私の心には切なく複雑な気持ちが残りました。 障がいがあるだけで、こんなに肩身の狭い思いをしながら子育てをしなければいけないというのが現実です。七五三に着物を着て記念写真を撮るという「普通のこと」なのに。 私の末娘にも生まれた時から障がいがあります。そして、彼女にも同じ様な出来事がありました。 3歳、まだしっかり自立できない時に着物を着せ、写真を撮ろうと写真館に行きました。そこでカメラマンに撮影を断られたのです。ただ、その理由は娘へ寄り添ったものでした。 「体が成長していないのに無理やり着物を着せて写真を撮っても、この子らしい写真が撮れるとは思わない。自分の足でしっかり立ち、自分から着物を着たいと思ったときに着せてあげたらいい。その時が来たら私は喜んで写真を撮ってあげる」 後から知ったのですが、その方はブライダル撮影の草分け的女性カメラマンでした。 二年後(5歳)、娘自ら「着物が着たい」と言い、3歳児よりひと回りふた回りも体の大きい娘が、自分の足で立って着物を着て撮った写真は家族の宝物です。 そしてこれが、㈱心華が提供する心華ユニバーサル着付け®の原点となりました。現在、娘は着物を着るのが大好きです。 「着物を着られないのは着物のせいではなく、ましてや特性のせいでは絶対に無い。着付け師の技術と経験、寄り添う力の問題である」という信念があります。 障がい者だけでなく、高齢者、LGBTQ、外国人。着物を着たいすべての方に「着物をあきらめないで!」のメッセージを込め着物を体験していただき、無限の可能を感じていただきたいと願っています。
「いのち輝く未来社会のデザイン」 着物は理にかなった被服です。 暑い夏には涼しく、寒い冬には暖かく、その織り方や仕立て方によって四季のある日本の季節を享受することができます。 また、「お端折る」ことでサイズ調整ができますので多少のサイズ調整が可能です。つまり長年にわたり着用可能ですし「おゆずり」「おさがり」することも出来ます。(リユース) 着物は約12メートルの細長い「反物」を、立体ではなく直線裁ちして縫い合わせるため、ほどくと鋏を入れた状態に戻すことができサイズ直しをして新しく生まれ変わることもできます。また、着物からバックや洋服に作り替えることもできます。(リサイクル) そして、そもそも「着物一枚に帯3本」「帯は末代まで」といわれるように、数多く持たなくても上手く工夫して着まわすことでフアッションとして十分楽しめるのが着物の良さです。(リデュース)
着物は何世代も前のものでもメンテナンスしながら着用可能で それを未来の世代へ引き継ぐことが出来ます。 リユース、リデュース、リサイクルを行いながらその物の歴史や愛を繋いでいく事がSDGsと関わっていく中で重要なのではないかと考えています。
株式会社 心華ここはな
代表取締役 常盤尚子
連絡先:07023198944
メール:kimonokiyouyo@gmail.com
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