私たちの共創チャレンジ
アメリカンフットボールをベースに開発された「車いすアメリカンフットボール(以下:車いすアメフト)」を使った活動です。それぞれの競技は、プレイすることで多様性(ダイバシティ)を頭と体で実感することができます。
アメリカンフットボールは、選手の役割が高度に細分化されています。個人の特性に合わせて役割があります。多様な人材が集まり、それぞれが自分の得意を発揮することで成果を上げることができます。ひとりのヒーローよりもチームワークが大切なスポーツです。
車いすアメフトはスポーツ車いすを使うことで老若男女、障がいの有無に関係なく誰もが一緒に試合に参加することができます。
未来への宣言
少子高齢化によって人口が減少する日本が成長するためには、多様性という概念が最も重要となります。誰もが小さな力を発揮することで、社会と経済を成長させなければなりません。
私たちが目指している社会は、障がいがあっても共に活躍できる社会です。
障がいを持つ人達がコミュニティ、社会、世界を作りに参加すれば、優しい持続可能な世界になります。そのために、体験すれば一瞬で多様性の本質を理解できるスポーツの普及を目指します。
きっかけ
2007年、代表の糸賀亨弥が母校天理大学のアメリカンフットボール部の監督時代に、教え子が試合中の事故で体の自由を失い車いすでの生活を余儀なくしました。その教え子にもう一度アメリカンフットボールをさせてやりたいとの思いから、2009年に独自に開発したスポーツです。2011年アトランタ大学訪問。日本各地の学校(小中高大)での授業、スポーツイベントで車いすアメフトの実演を行い普及に努めてきた。2019年アメリカンフットボールの学生日本一決定戦「甲子園ボウル」において、その功績に対して功労賞を与えられた。現在も学校、地域で普及活動を続けている。
大阪・関西万博のテーマとの関わり
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」
どんな命も輝いています。戦後日本の福祉の巨人糸賀一雄が「この子らを世の光に」という有名な言葉を残しています。障がいを持つ子ども達が、私たちの住むこの世の中を照らす光であることを訴えています。
障がいのある人もない人もこの活動を通じて輝くことで、いのち輝く未来社会の実現に向けて一歩踏み出すことになればと考えています。