公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2021.04.27
法人
産業廃棄物として処理されている使用済みポリエステル(テトロン)製漁網の再生利用のため「効率的な回収・トレーサビリティ管理による由来の明確化・付着物の洗浄・樹脂への再生・商品化まで」の一貫した取り組みを当初5社でスタートしましたが現在20の企業・団体・自治体が一つのチームとして再生プロセスの得意分野を分担している。商品化の第一弾として日本の伝統的な漆塗り風の飲食店向け配膳トレーなどの商品化を進めている。
漁網の回収の仕組みを確立することで効率的な回収及び再生を行い、飲食用容器のみならず、糸への再生による布製品の幅広い展開を行う。この仕組みをグローバルに横展開することで世界中の海から漁網由来の海洋プラスチックを撲滅するだけでなく、地産地消型のエネルギーロスの少ない効率的なサーキュラーエコノミーを実現する。
ナイロン製の漁網は、リサイクルのし易さや再生樹脂の市場が大きいことからリサイクルの仕組みがすでに確立されている。それに対してポリエステル製漁網はリサイクル技術の難易度が高くコスト高となる。また再生樹脂を活用する市場が小さいために世界中でリサイクルシステムが構築されていない。そのためポリエステル製漁網は産業廃棄物処理が主流であり大きな社会問題である。また、各種異物の混入する漁網では、効果的な異物除去の方法が確立されていないこともリサイクルが進まない大きな障壁となっている。Teamリズムでは、効果的な異物除去方法、ポリエステルのリサイクル樹脂の製造方法及びその再生樹脂を利用した一般消費者向けの商品の開発を行ってきた。
ブルーオーシャンビジョンを宣言した大阪は、海洋プラスチック撲滅のリーダーシップをとっていく責務がある。世界の漁網由来の海洋プラスチックを削減することで海洋汚染を防止し、きれいな海や海洋生物の生態系の保全を図り、後世に海洋資源を繋いでいく事が可能となる。またグローバルな地産地消モデルを確立することによって、世界の所得格差の是正に貢献する。
従来廃棄処分されていたポリエステル製漁網の再生技術を構築し出口戦略まで見据えることで、世界の海洋ごみの削減に貢献し、海の生態系を守っていく事につなげていきたい。将来は、発展途上国への漁網再生技術移転により海外の海の汚染の防止に貢献し、企業として社会的責務を果たしていきたい。また1企業ではなしえない仕組みつくりをチーム各社の協力によって実現し、社会インフラとして整備していきたい。
本件問合せ先
帝人株式会社 コーポレート新事業本部
環境ソリューション部門 アライアンスマネジメント部
森貞 k.morisada@teijin.co.jp 迄
株式会社ダイワコーポレーション様が新しくチームリズムに参加されました。
株式会社ダイワコーポレーション様が新しくチームリズムに参加されました。 繊維屑の海洋流出防止に向け一緒にプロジェクトを進めて行きます。 https://www.daiwa-corp.com/company/
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一部漁網を使った断熱材が採用されました。
株式会社アサヒハウジング(愛知県)様本社床面に漁網を一部使った断熱材(商品名:マリーンウール)が採用されました。使用されるRe:ism綿はエコマーク商品です。 本件問合せ先:k.morisada@teijin.co.jp 帝人株式会社マネージメントアライアンス部 森貞
平戸市(長崎県)様が新しくチームリズムに参加されました。
平戸市は、九州本土の西北端、平戸瀬戸を隔てて南北に細長く横たわっている平戸島と、その周辺に点在する大小およそ40の島々から構成されています。美しい自然景観や歴史など豊富な観光資源があり、長崎県内でも有数の観光地の一つとなっています。 https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kanko/index.html
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