公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
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共創チャレンジ
2022.11.16
法人
2021年より協業事業に取り組んでいる㈱革靴をはいた猫と㈱大丸松坂屋百貨店 大丸京都店は、地元京都の街で循環型社会の実現、地域活性化、次世代育成につながるプロジェクトを進めていくための新たなパートナーとして㈱エコリングとも協業し、たちあげました。 革靴をはいた猫が実施している、もう履かないけど、まだ履ける靴を寄付していただく「手放す貢献プロジェクト」を大丸京都店を起点に拡大していきます。 寄付していただいた靴は、メンテナンス・磨き直しを行い生まれ変わることで、新しい持ち主を見つけて旅立っていきます。 生まれ変わる過程で若手靴磨き職人のスキルアップにも活用されています。 今回は手放す貢献プロジェクトを大丸京都店で実施するだけでなく、 寄付していただいた靴を確実に新しい持ち主に届けるために「㈱エコリング」もチームに加わり、ものの循環の流れを大きくしていきます! 私たちは、こうした「眠っている物」を循環させて、その収益を「眠っている人財」の教育に活用するプロジェクトに取り組みます。 社会には多くの眠っている人財がいます。障害者、ひきこもり、心や体の不調による求職者や離職者は年々増加しています。彼ら、彼女らは社会的弱者と見られがちですが、実は可能性を眠らせているだけです。 だから、私たちは、靴磨きのスキルを磨き職人として社会にでていくまでのプロセスを提供しています。 また靴磨きだけでなく、目標達成に向けたマインドセットの講座や社会人の先輩を招いた講演会など考え方も磨いていける機会を提供しています。 手放す貢献プロジェクトで循環の輪を拡大させることで生み出される利益は 若者の社会参画をより活性化させる土壌作り、より大きな基盤形成に繋がげていきます。 「もの」の循環を促進するだけでなく 地元の若者の意欲を最大化、地域コミュニティの活性化といった連鎖反応を起こしながら 京都の街をさらに盛り上げ、この取り組みを通して、誰もが自らの「存在」と「いのち」を輝かせるための『未来社会のソーシャル教育プラットフォーム』を社会に示す挑戦を通じて、 万博の機運醸成にも努めてまいります。
地球環境危機は社会の一員である私たちが皆で乗り越えなければならない課題です。 サスティナブルな循環型社会を実現しなければなりません。 しかし、自然環境や資源が持続可能であるだけで「いのち輝く未来社会」は実現できるのでしょうか。 私たちは、社会の構成員たる「人の循環」も重大なテーマだと捉えています。 生きられるはずの命をもった人が孤独や絶望に苦しんでしまう社会であるなら誰が社会の担い手になってくれるのでしょうか。 既にこのプロジェクトを通じて、いのちを輝かせて自分の未来を切り拓いた若者が現れ始めています。 共創チャレンジを通じて多くのパートナーを巻き込み、環境と人が同時に活性化する未来社会のデザインを探求・実践します。 サスティナブルな循環型まちづくり 「手放す貢献プロジェクト」を起点としながら、循環型まちづくりに貢献します。 未来の担い手を街全体で育てる担い手支援 若者と社会の接点を増やし、街の活性化に繋げていきます。
革靴をはいた猫と大丸京都店のチャレンジは2021年1月からスタートしています。 大丸のお客様に向けて「手放す貢献プロジェクト」の呼びかけ、靴の回収を行いました。 するとどうでしょう・・・、たった1週間の期間で、なんと256人の方から822足の寄付が集まったのでした。 お客様からも「こういう取組をまっていた!」「革猫も大丸も応援したい!!」とのお声をたくさん頂戴いたしました。 イベント終了後も寄付は途絶えることなく続き、今では累計2000足を超える靴が集まっています。 想像以上の反響に、ひとりひとりが持っている利他の心の輝きを感じました。 現在は寄付回収のアイテムを革靴に限定して、靴磨き・靴修理職人の育成といった切り口でプロジェクトを進めており、「靴磨きは心みがき」を合言葉に広く眠っている人財を活性化する取り組みとしています。 また、2022年からは新たなパートナーとして㈱エコリングを迎えて、靴に留まらないアイテムの循環に挑戦しようと考えています。 「眠っている物」と「眠っている人財」を活性化するチャレンジをより大きく広く社会に展開するために共創チャレンジに申請しました。 同じ思いをもった方がもっともっといらっしゃるはず・・・ 「地元京都の皆様の思いを具現化することは使命である」と感じ、 革靴をはいた猫、大丸京都店はエコリングという新しいパートナーと共に 更にチャレンジを深めていくことを決意いたしました。
「もの」の循環を促進するだけでなく 地元の若者の意欲を最大化、地域コミュニティの活性化といった連鎖反応を起こしながら この取り組みを通して、誰もが自らの「存在」と「いのち」を輝かせるための『未来社会のソーシャル教育プラットフォーム』を社会に示す挑戦は今回の万博のテーマの実現の一助になる取り組みだと考えています。
履かなくなった靴が循環することによって若者が挑戦する機会を創出するプロジェクトです。 三社を含む企業が中心となり、様々な団体とパートナーシップをつくることで、与える喜びを実感できる働き方を実践し社会に貢献したいと思ったからです。
【問い合わせ先】
大丸京都店 営業2部 和田 由佳子
メールアドレス:yukako.wada@jfr.co.jp
電話番号:(代表)075-211-8111
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